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昨日から、上海の40-50代の俗言う富裕層客が訪日しました。
関空→京都へ直行です。 今月はこれで4組目です。 このブログからのメールの質問でよくあるのが 「どうやって誘致してるのでしょうか?」 という質問が多い。 方法は決して1つではありません。 色々試し続けている…というのが本当のところです。 また、個人的に「得意な層の客」がいることも事実です。 私の場合は、40-50代の中国人客を日本に誘致するのが得意です。 一般手には「アニメやJ-POP、J-ファッション」など 日本のカルチャーが広く浸透していて、 そのファンたちが日本好きになって訪日すると思われています。 もちろんそういう層の客もいます。 ただし、富裕層は違います。 特に40-50代で複数のビジネスを所有しているような 「時間も自由になる人たち」の場合は、 別にアニメ好きでも日本のファッションに興味がある人たちばかりではありません。 いても少数でしょう。 私はそうした人々と知り合うと、10代の学生時代の話をします。 同年代なので、向こうも興味津々になり真剣に聞いてくれます。 多くの中国人が戦後の日本の現代史を知りません。 60年代生まれの私がどんな学生生活を過ごしていたのか? を知ることで日本に興味を持つようになるのです。 実は、現代において日本と中国の生活が最も違うのが 60-70年代で、その中身も知りたいのです。 ちなみに最も驚くのは 高校時代は、仲間とバイクで走り、バンドをやっていたことです。 「このバイクはどうしたんだ?」 「バイトして買ったんだよ」 「ええ!高校生でもバイトしてこんなバイクが買えたのか?」 「この仲間は?」 「高校の仲間で1年2年3年生一緒に…ね」 「先輩後輩が一緒に?」 「そう」 「これはどこに行ったんだ?」 「富士山の5合目まで」 「富士山にバイクで?」 「女の子と二人乗りかよ?」 「もちろんそうだよ」 「なんと!それは羨ましいな」 「バンドは学校にバレなかったのか?」 「いや、学校の部活だよ」 「ええ!?部活?学校でOKなのか?」 「そうだよ」 「どんな音楽を演奏したの?」 「この時は、ジャズ・フュージョンが好きだった」 「高校生でジャズ?音楽学校だったの?」 「普通の都立高校だよ」 「公立学校?:汗」 ちなみに私の高校は当時から制服はなく「私服」だったので、 例えば修学旅行の写真を見ると、またまた驚きます。 「だから日本はファッションが進んでるんだな」 「そりゃそうだ。当時の中国の高校では考えられないな」 「オレの高校なんてひどい制服だったなぁ」 そんな会話の中から日本の現代文化に興味を持つわけです。 「本当に随分違うんだな」と。 近年は中国でアパレルメーカーに呼ばれて「カリスマ店員」の教育と称して 研修を依頼させることが多いです。 すると、そこの集まった若いスタッフたちの両親はほぼ私と同年代です。 自己紹介をする際にはこちらからはあまり話さないようにして スタッフたちから質問してもらいます。 すると若い時はどんなだったのか?など、 大体似たような話になって 「うちのお父さんとは全く違う…:汗」と、驚くわけです。 その後、そうした学生時代を過ごした人たちが働いて作った日本社会を 見てみたい…と興味が大きくなって訪日に至ることが多いです。 もちろん、これが全てではありませんが、 こんなアプローチもあります、と言う一例です。 それにしても、 学生時代の遊びの昔の写真がインバウンドビジネスに役立つとは…(笑)。 面白い時代です。 ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/05/31 06:09:20 PM
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