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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2014/07/30
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カテゴリ:教育・研修
中国に通って研修をするようになって、
15年目に突入しました。

セミナーなどで「よく続きますね」とか言われます。
中でも同業者からは
「よく講師としてのモチベーションが続きますね」
「本当にタフなんですね」と褒められ?ます(笑)。

研修の内容が販売員や店長を対象としたものが多く、
どんなカリキュラムであれほとんどに共通するのは
「サービスマインド」という項目が入ります。

だから、常にこちらのモチベーションが大事になるわけです。
とは言っても私も普通のおじさん。
特別タフガイでもありません。

自分自身の体調や精神状態も上下することがあるし、
時には、日中両国の政治問題が勃発したりで、
正直言えば、ベストコンディションでベストな環境の中で研修ができる、、、
という方が圧倒的に少ないのが実態です。

日系企業の現地駐在員の方々と決定的に違うのは、
私の場合は誰の命令も受けてないわけで、
自分で選んで好き好んで通っていますから、
何があっても他人にブーブー言えません。

だからあれこれ工夫します。
中でも14年間続けて来たのは、これです!

初恋の来た道

あのチャン・ツィーの初のデビュー、主演映画です。

2000年に初めて北京で研修することになった時、
ちょうど渋谷で上映されていたので、観に行きました。

その頃は中国に対して特別興味もなかったので、
何しろ自分に良い興味を植え付けたいと思った次第です。

それに十分に応えてくれる映画でした。
シンプルでセリフも少なくて、
チャンツィーも可愛い(笑)。

何より、シンプルで美しいサウンドトラックが気に入りました。
その場で買いました。

それ以来14年間、中国に出張して研修をやる前日は必ずホテルで聞いています。
たまには反日デモ期間に研修しなければならない時もあります。
デモの映像を見れば誰でも凹みます。

そんな時もネガティブなまま研修はできないので、
このサントラを聞いて精神を落着けてます。

少なくとも数日間は良いイメージを持って研修できるからです。
(まぁ催眠術みたいなものかもしれませんが…:笑)

かつて、出張の際にCDを忘れてテンションが下がりっ放しだったことがあります。
以来、mp3に変換して、
スマホ、パソコンに入れて、どれでも聞けるようにして、
さらにPSPには映画を入れてます。

=====

たまに他の国から声をかけられる時があります。
するとたいていは親日的で、研修しやすいことが多いです。
(中国に比べて)

それでも中国に通うのは、何だかんだ言っても「鍛えられるから」。

サッカーで言えば、
Jリーグで活躍するのもいいけど、たまには国際試合が必要、、、
大げさに言えばそんな感じです。

「アウェー」な場所でやると、、、
いやー本当に鍛えられますよ、、、と。

中国人は研修の内容に納得しない、できないがハッキリと出るし、
時には抗議?してくる人もいるほど。

日本だとそういうことはほぼ「0」です。
年も重ねてキャリアもそれなにりある。
それに私自身、ディズニーランド関連の本なんか書いてたりするから、
それなりに気を使ってもらうことが多くて、持ち上げられてしまうわけです。

極端な話、ダメ出ししてくれる人がどんどんいなくなります。

その点、中国は良いもダメも評価がハッキリ出ます。
分かりやすいのはリピートが来るか?どうか?です。
それが続けば、「あいつやるなぁ」と評価が広がって行きます。
(ダメなら市場から退場するしかないです)

それにいつも日本のように整った環境があるわけではありません。
以前、北京で研修会場に行くと、参加者らしき人たちが立ってました。
「なぜ外で待っているのだろう?」と思っていると、
担当者が来て、

「先生、会場の予約、、、忘れちゃった。どうしよう?」と言われ、
結局、屋外で一日研修をしたこともあります(汗)。

尖閣問題勃発時に研修があって、
会場の外で大規模な反日デモが始まったので、
研修を中断して、参加者の人たちに
「今から2時間中断するから、行きたい人はデモに行ってきて下さい」
と対応したこともあります。

もちろん全員がキョトンとしてました(笑)。

デモ参加後に皆が戻って来て研修を再開しようとしたら、
全員が起立して、
「先生、どうもありがとう!」と言われました。

またある時は、
参加者は30名と聞いて準備して会場に行くと、
150名に増えていた、、、とか(笑)。
30名用に準備した実習は全て没(;O;)。

昼休憩に近所のスーパーに行って、
150名でできる実習を考えて道具を買って、、、午後に実習!

実習をやろうと思ったら、
漢民族と少数民族に分かれてしまって、交わろうとしない、、、。

などなど、
日本では絶対に体験できないようなトラブルが次から次に起きるわけです。

ということで、元々タフだから中国にチャレンジした、、、のではなく、
行ったからタブになった、、、というのが正しいと思います(笑)。

15年目はどんなトラブルがあるのか?
「初恋のきた道」を聴きながら淡々とやっていくつもりです。

レジャーサービス研究所のホームページ

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Last updated  2014/07/31 01:45:34 AM
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