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カテゴリ:インバウンド対策
今回の国慶節には3組の団体を誘致しました。
せっかくなので、様々な実験に協力してもらいました。 その一つがスマホのアプリ検証です。 各商業施設や地方の観光地が用意するスマホの外国人観光客用のアプリを 日本に滞在中にどのくらいダウンロードしたか? または、使いやすかったのはどれか? というものです。 結果は約8割の人は1つしかダウンロードしてませんでした。 ほぼ全員がダウンロードしたのは、 「Japan Connected-fee Wifi」でした。 今までは施設ごとにWifiがあって、 それにつながるのに毎回面倒な「登録手続き」をしなければならないので 面倒でした。 しかし、これは一度利用登録をしておけば、 日本に滞在中にどこで簡単にWifiをつなぐことができる 優れものアプリです。 Wifiさえつながれば、その後は自国企業が運営する 日本の観光のサイトを見てます。 または事前に専用アプリをダウンロードして来ます。 移動に合せて「○○県のアプリ」をダウンロードするか? と言えば「NO」です。 これは商業施設でも同じこと。 逆の立場になればわかります。 中国に旅行したとして、それぞれ地元の業者が開発した 「上海観光アプリ」「杭州観光アプリ」をダウンロードするでしょうか? 多くの日本人は事前に日本でダウンロードして (日本で言えば)「地球の歩き方」のようなアプリを使います。 理由は簡単で 外国で外国製のアプリをダウンロードするには勇気がいるものです。 (セキュリティなどの問題) 日本は安心安全のイメージが高いとは言っても、 インターネットの世界では別です。 他国と同様に危険が潜んでいますし、 中国人観光客もそれは熟知しています。 だからWifi接続後は、 使い慣れた「C-trip」などの中国の旅行サイトから 日本に関する情報を確認しながら活動してます。 こうした本当の実態を考慮してアプリを作成するべきです。 むやみにお金をか過ぎても無駄になる可能性は大です。 最低限必要なのは、 外国人観光客が自ら積極的に調べた時に きちんと外国語で表示されるサイトがあればOKです。 よくアプリ開発業者は 「5万ダウンロード達成!」とか報告してきますが、 実態は本当のユーザーは5割程度です。 (もっと少ない場合も…) 上記のNTTBPが運営する「Japan Connected-fee Wifi」でさえ 昨年11月にサービスを開始して、 現在、およそ10万ダウンロードと言われています。 (うち約4割は日本人) これほど便利なアプリにも関わらず、 やはりダウンロードには慎重になるのがわかります。 相手の立場に立って考えてみる、、、 もし自分だったらで考えてみる、、、 インバウンドビジネスにはそういう視点が大事ですね ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/10/06 08:16:46 PM
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