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カテゴリ:インバウンド対策
かつて「2月」は、スキーリゾートを除けば
レジャー・観光産業のオフシーズンでした。 何しろ集客が難しかったわけです。 しかし、外国人観光客とくに中華圏の春節旅行が急増したお蔭で オフシーズンがオンシーズンに変わりつつあります。 これは最もうれしい変化です。 日本人客が少ないシーズンに外国人客が訪れてくれると 年間を通じて、集客の波が平準化に近づくため、 ホテル旅館や商業施設、エアライン…など、 経営の安定化に貢献してくれるからです。 私の上海の友人知人たちも、春節前後に訪日旅行を計画しています。 目的地はグループごとに、九州、関西、東京、北海道など様々です。 ところが計画するうちに、大きな課題を発見しました。 いくつかのグループから「ダメだ。諦めた」と連絡がありました。 理由を聞くと「ホテルが取れない」と。 確かにホテル不足ではあるものの、 探せば10-20部屋くらいはあるもの。 ネットを使ってこちらでも調べてみると、、、 本当になかったのです。 その理由がわかりました。 ↓ 韓国の大人気グループの東方神起のライブツアーがあったのです。 (しかもドームツアー) この日程とバッディングした人たちはホテルが取れないので 諦めたわけです。 (代わりに韓国、台湾、シンガポールへ) ドーム級のイベントは、地域経済にも大事なこと。 ただし、こうして春節期間にバッティングしてしまうと 観光客を諦めなければならないという事態になってしまいました。 これは、今後の地域の観光戦略を計画する上で、 とても重要なポイントになります。 ライブツアーも大事だし、春節の観光客も大事。 この時期をうまくズラして、より地域の観光産業の平準化を目指す、、、 という努力が必要になるはずです。 まぁ、本当は両立できるほどのホテルとエアラインがあればいいけど、 それはすぐには難しいので、 当面必要な取り組みとしては、年間カレンダーを見つつ、 地域の情報の連携を強化して、 タブって取り逃がしを回避することが先決だと思います。 ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/01/30 10:44:00 AM
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