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カテゴリ:インバウンド対策
春節の台湾に来ています。
日本国内でインバウンド対応のセミナーを行っていますが、 上海、北京など中国本土の春節は何度も体験しましたが 実は台湾の春節を体験したことはありませんでした(汗)。 現在の訪日観光客数堂々の1位は台湾人です。 そこで台湾の人々の春節の過ごし方、 中国人客の受け入れ方法、 その他の外国人客への対応方法、、、 などなど、学ぶことにしました。 成果は山のようにありました。 今回は特に公園の使い方に注目しました。 Disneylandなどのグローバル級の大型施設を持たない台湾は、 以前から街中の公園を活用するのがうまい、 と言われています(業界内では)。 春節の期間は特に大小様々な公園や工場跡地を活用して イベントを実施しています。 その企画や運営もユニークで、 明らかに広告代理店やイベント会社主導(または丸投げ) 、、、というのは少なくて、 地元の学生や企業から企画を募ったり 実際の運営も学生が担当し、地元のアーティスト出演するなど、 色々ミックスされていて、あえて言うなら「街中が文化祭」の様相になります。 台湾は様々な分野のアーティストが多いことで有名ですが、 それは常にこうして地元で活躍できる場所や機会を作り出していることに起因しています。 こういう機会で評価を得た人たちは、 その後、自分たちで工房や店を持つようになり さらに街中が文化的な香りが高くなり ますます観光客が集まってくる、、、。 ざっと言えばこんな感じのサイクルが存在していて それらは本当にソフトの塊でとても参考になります。 (公園の活用の許認可など含めて) 日本は、まだまだ大型商業施設と世界遺産を中心としたレベルで、 まだまだ地元の中小零細企業に観光の恩恵が行き渡っていません。 そういう意味でも巨大施設も世界遺産も持たない台湾は 地域の観光活性化に携わる私たちにとっては、まさに「知恵の塊」 みたいな場所で、まさに「インバウンドの大学」です。 ということで、3か月に一度の台湾インバウンド勉強会の真っ最中です! ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/02/24 11:40:09 AM
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