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カテゴリ:インバウンド対策
今までに何度か泊まったことのある北京のホテル。
朝、出かけに朝食して、 そのまま集合場所のロビーまで降りた時に忘れ物に気づいて 慌てて部屋に戻ると、、、 すでに客室清掃が始まってました。 「忘れ物しちゃって…」と部屋に入ると、 「慌てないでゆっくりどうぞ」「もうすぐ終わるから」 と客室係りの女性スタッフのお言葉。 ふと部屋を見渡すと、 無料の水の2本の内の1本は、コップと一緒にベッドサイドに、、、。 こんな感じで、私の部屋の使い方を見抜いて、 それに合わせて部屋中をセットしてくれていました。 感謝の気持ちでチップを渡そうとすると、 「このホテルはチップは不要だから」と断れてました。 「でも、景気もあまり良くないし、、、どうぞ」と言うと、 「不景気でも私たちはあまり困らないから大丈夫」と。 「え、なぜ?」と聞くと、 「こういう仕事で給与も安いから、 いざとなればどこでも採用してくれるから大丈夫。 不景気でビクビクするのはお金持ちよ。 贅沢に慣れたから怖いんですよ。 その点、私たちは元々貧乏だから大して変わらないから そんなに怖くないんです。 それに、旦那と共働き+両親の働きで 一昨年、故郷に(水餃子の)店を持つことができました。 今のホテルの清掃の仕事も水餃子店も、 大儲けはできないけど、社会生活の中で絶対に必要な仕事だから なくならないでしょう。 だから大丈夫!」とあくまでもポジティブなお方。 最後に、 「あなた日本人でしょう?」 「はい」 「よかった。だって、日本人は部屋をとてもきれいに使ってくれるから。 このホテルに転職したのも、日本人客が多いと聞いたから。 同じ給与なら日本人客が多いホテルで働けば、給与が上がったのと同じです」 いやはや、 改めて「そういう見方、考え方もあるなぁ」と 朝から深いお話が聞けました。 === ちなみに、、、 上記の会話の半分くらいはなんと日本語でした。 このホテルの転職してから独学で日本語を学習しているとのことで、 いつかは日系ホテルで働くのが夢だとか。 その夢は、、、多分、、、かなうんでしょうね、きっと。 ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/03/08 02:03:56 AM
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