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カテゴリ:インバウンド対策
この半年間、毎月一回北京のショッピングモールのコンサルタントをしてます。 中国経済がどんどん変化(減速)し、 ネットショッピングが伸びている中で、 どんなショッピングモールに進化すれば良いのか? を現地の中堅幹部たちと検討しています。 毎月様々な調査を実施するので、 私たちも今まで知らなかった、あるいは気がつかなかった 購買動向を知ることができます。 それは、日本でインバウンドセミナーなどで紹介できることばかりで、 まさに「一石二鳥」な仕事と言えます。 先日、リニューアル計画を検討してみて改めて気がついたことは、 日本のショッピングモールは素晴らしい!と言うこと。 理由はテナントが豊富ということです。 中国のショッピングモールの関係者が訪日して調査します。 その後、帰国して真似しようと思っても、 日本ほど豊富なテナントを揃えることができない、、、 という事実に愕然とします。 わかりやすく言えば、 ユニクロや無印良品、スターバックスのような ナショナルチェーンは可能でも、 特に良質な「生活雑貨」を扱う店舗を探すのは至難の業です。 「豪華で派手な商品を買うなら中国。高級品&高品質品を買うなら日本」 という言葉も頷けます。 生活雑貨は庶民=中流が作り出す生活の豊かさ&楽しさの象徴で、 日本はこれが突出している…と改めて実感します。 8月にはドバイモールの研修に行きましたが、 やはり同様でした。 以前は、PRADAやGUCCIなど、 高級欧州ブランド品店があれば目を引いたし、集客できたけど、 現在は「日常を豊かにしてくれるブランド」が人気で、 それが中国国内に育っていない…というのが現状です。 中国全体の問題としては、 そうしたテナントが育つ前にネットショッピングで 気軽に海外商品を買えるようになってしまったことで、 ますます(良質な)テナント不足に陥ってしまう…わけです。 現に、「ダイソー」「無印」のパクリチェーンが幅を利かせている… のがその証拠です。 だから訪日して買い捲る気持ちはわかります(笑)。 ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/10/03 02:33:22 PM
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