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カテゴリ:インバウンド対策
やっと国慶節休暇の旅行が落ち着きました。 今回もたくさんの知り合いたち(…の知り合いなど)が訪日して 滞在中に様々な質問(店の場所や乗換方法など)や 依頼(予約、店の候補選びなど)があり、 連日深夜までその対応に追われてました。 そうして世話した人たちには いつも帰国後に「日本滞在中は何が印象に残ったのか?」を送ってもらいます。 今回は、この写真でした。 成田空港の改札を出てすぐのファミリーマートです。 主なコメントとしては、 駅の構内にこんなに便利な店があるとは…。 なんとコンパクトで機能的なんだ。 従業員1人で運営できるコンビニがあるとは…。 外側に商品を陳列して盗まれない…だから日本の小売業は生産性が高い。 カップ麺の横にお湯のポット…素晴らしい! たった1人なのに、接客が丁寧でしかもスピーディ…それだけでも素晴らしい! これこそコンビニの究極系だ。 …などなど。 印象に残ることは多々ありますが、 このように普段の生活に密着しているものは、 (上海にも日系コンビニは多数あるので…) その「違い」に驚いた分、深く印象に残っていてなかなか忘れないようです。 また、今回の上海からの訪日客は特に目立った日本ファンではなく、 (ドラマやアニメ大好き族…ではないと言う意味です) 「なんとなく日本が良い…」と訪日しました。 では、その「何となくの原因は何か?」と言えば、 地元で良く足を運ぶファミリーマートや吉野家、無印良品などで、 こうしたリアル店舗に通う内に「何となく日本が良い」になるのだとか。 考えてみればコンビニは日本の技術や商品にサービスがギュッと詰まっていて、 魅力を発信する(プチ体験する)基地の役割を担っています。 かつてのように中国のテレビで日本のドラマやアニメが ほとんど放映されなくなった今、 (日本同様にほとんどが韓流) コンビニなどのリアル店舗が日常生活における日本との接点になっています。 (厳密に言えば、商品とコンテンツとサービスの品質) だから、やはり訪日の際には自然と目に付いて、 無意識の内に比べてしまうのでしょう。 よく「これからはSNSですよぉぉぉ!」と息巻く人々がいるけど、 それは当り前で、どの国も同じ。 その手前には、こうした日常生活に密着した何かが必要で、 (かつてはドラマやアニメ、漫画など) 日本の品質やサービスを体験できるという意味では明らかにインバウンドの入口になっています。 (直接的にも間接的にも) 意外に見落としがちですが、 中国で、こうした日常生活の中での日系店舗との接点を合計すれば、 毎日約1億人以上になる…と言われています。 なので私たちは コンビニを初めとするリアル店舗のアジア進出こそが (化粧品店、アパレル、ドラッグストア、日本料理店、自動車ディーラー、百貨店…) 日本のインバウンドに最も貢献している…と注目しています。 これからはさらにその価値が高まると思います。 (諸外国にはなかなかできない日本の強み) === ちなみに、訪日した上海人グループの子供たちは、 滞在中、ファミリーマートがあるとすぐに入りたがりました(笑) (自宅に近所にもあるから安心するみたいです) ★レジャーサービス研究所のホームページ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/10/08 05:48:49 PM
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