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2024年09月15日
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カテゴリ:読んだ本のこと

フランク・ウィルチェック(吉田三知世訳)『物質のすべては光』早川書房、2009年。

 

副題「現代物理学が明かす、力と質量の起源」が、本書の内容をよく語っている。原著者は、2004年ノーベル物理学賞の受賞者のお一人。たいへん読みやすい(わかりやすく書かれた)一冊であった。

 

ニュートン、マクスウェル、アインシュタインから書き起こし、標準模型、統一理論、ダーク・エネルギーへと話を進める。数式をただ提示するのではなく、ものごとの考え方を、筆者ご自身の経験を提示して、記してくれている。こうした本には珍しいほどの、親切な原注と訳注から、筆者が(もちろん訳者も)読者にわかってもらおうとして著わした一冊であることが伝わってくる。

 

原著は2008年刊。CERNによるヒッグス粒子発見は2012年なので、順序から言えば、本書『物質のすべては光』の後に、レーダーマンとヒルによる『量子物理学の発見』(原著2013年刊)を読むほうが良いかも知れない。小生は、読む順序が逆になってしまったが。

 






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最終更新日  2024年09月15日 15時35分44秒
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