「どうですか~YOSHIさんバッチリ釣れてますか~。」
名人M氏が仕事の合間を利用して
わざわざ電話をしてきてくれました。
『おぉ~~~っ。。。』
余りのタイミングの良さに
話したい事が多すぎて言葉にならず
おぉ~って言ってる自分に笑ってしまいました
「どうしたんですか?。。。今日釣りへ行ってるんですよね?」
取りあえず、
今日これまでの出来事を一気に話しました。。。
「そうでしたか。。。 えらい時に行きましたね。。(笑)
ところでそっち(湖)の気温はどんなもんですか?
風は出てます?水温は高めですか?
湖の水の色は? なるほど。。。。
それで魚探に映る魚のレンジはどのくらいですか?」
全ての状況を説明すると、
「う~ん、大体わかりましたよ。
YOSHIさんって○○持ってましたよね。今日持ってきてます?
そいつを□×でチョメチョメしてみて下さい。
これで大きさは余り期待できませんがまず釣れると思います。
そして今度は先程の〇〇を△○に換えて同じことをしてみて下さい。
バイトの数は減っちゃいますが
それを使えばサイズの良いのが上がると思いますョ。
それでもし万が一○○が全く効かないようでしたら
□▽と凸凹も出来る用意をしておいて下さいネ。
えーっとそれで最初に言った○○を○×でチョメチョメするのは
●△◆の所を選んでやって下さい。 では、頑張って下さいネ。」
暗闇に一筋の光が見えました
名人はボクが今日、今までやってきた全く正反対の
見せ方でBASSに口を使わせようとしていました。
今日は全く考えてもみなかった攻め方です。
今日のこの湖ですれ違ったり、近くで流していた
釣り人たちの様子も見ていましたが
多分誰もやってなかったと思います。
そーかー そー考えるか。。。。
電話を切った後、すぐに
全てのタックルのセットアップを
言われた通りにやり直しました。
そして気合いもしっかり入れ直して準備万端!
早速○○を○×でチョメチョメする為に
●△◆の場所を探してボートを一気に走らせました。
程なく、イイ感じのポイントを発見。
風の向きを気にしながらフットコンを落とし。。。
狙いを定めて第一投。。。
3、4回リールを巻きこむと
”ぐ~~~ん”と強い重みが竿先に伝わりました。
『えっ、何? 根ががり?』
相棒が横へ来て覗き込みます。
浮かんできたのは紛れもなくコイツでした。。。
『え~~なんで~~~凄い。。一発じゃん・・・・』
超ピーカンの日差しは暑いのに
ブルっと鳥肌が立ちそうな衝撃でした
今日、今の今までの自分は一体何をやっていたのか。
すぐに携帯を掴んで名人M氏に電話
「えっ、もう釣れちゃいましたか。。。。
よかったですネ。 それで取りあえず
数は釣れると思うので やってみてください。。。」
それからは
まるで湖が変わったかのように
行くポイント、ポイントでアタリがあり、
あっという間にフックアップはふた桁に。。。
焦っていたのでバラシも多かったですが、
そのうちの半分は
キッチリ手にとって写真におさめることが出来ました。
”しかし今日こそは、ホント名人に
釣らせてもらったようなもんだよね。。。
もう今日はコレだけ釣れればホント充分!”などと
相棒と話しながらボートランチのあるお帰りの方向へ。。。
途中、ふっと横を見るとイイ感じのポイントを発見。
そーいえばココ。今朝近くで釣っていました。
BASSは確かに居たんです。 でも全く口を使ってくれませんでした。
やっぱり凄く気になってしまったので
最後にひと流しして帰ろうと思い、
大きくハンドルを切りポイントへ近づきました。
結構険しいポイントなので
操船が難しかったんですが何とかイメージ通りのラインに
入ることが出来ました。
そして頭の中でイメージを再確認して入魂のキャスト。
すると・・・・
"ガツ~~ン”っと
今日一番の確かな手応え
浮いてきたのは、やはり本日一番の大物。
体高のあるズッシリとした立派な
6LBS、53.5CMでした。。。。 やっぱり居たか・・・・・
やりましたョ!名人
今回はこれまでの釣り方のおさらいと
ピクニック気分半分での余裕の釣行だったのに
思いっきりシリアスな釣りになってしまいました。
でも凄く実りのある一日となりました
ガンガンに釣れる気になっていた自分に少し恥ずかしくなり、
BASS釣りを語るには、まだまだ早すぎるなぁって痛感しました。
しかし名人は凄いでしょ。
ホント凄すぎるんですよ。。
まるで横で一緒に釣りをしてるような的確なアドバイス。。。
全く恐れ入りました
今回もイイ釣りが出来た事に感謝、感謝です。
そして暑い中、一日中 文句も言わずに
付き合ってくれた相棒にも感謝しています