大野路燿（おおのみちよ）ブログ　開運とは楽しく生きる方法を実践する事なのです！

早朝、警察から息子に電話。


眠い目をこすりながら「何したん？」



昨日の夜、Ｆ君と食事をした帰り、パジャマを着て革靴をはいて歩いているおじいさんが居て、それも歩き方が何だか弱々しくてさ。
一度、家の駐車場に入ったんだけど、どうも気になって戻ってみたんだ。
そしたらまだヨロヨロと歩いていたから車を止めたんだ。するとおじいさんも止まってさ。
おじいさんどうしたの？と声をかけたら「家がわからなくなったんだ。お兄ちゃん車あるなら家まで送ってもらえないかい？」と・・・。

しかし自分の名前も奥さんの名前も「わからない」
家の住所を聞いても「あっちの方」と指をさすだけ。
送ってあげたいのは山々だが家の特定ができない。


警察に電話。
パトカーが到着するまで話しをしてあげていてと言われたようだ。

おじいさんの手をつかむと冷たくて「寒いしょ？」と聞くと「うん。寒いんだ～」
車に乗せて暖を取りパトカーを待って警察の方にバトンタッチ。


という話。


警察からの電話は「無事に家族の元へ帰りました」という内容だった。


いつも寡黙の主人が「良いことしたね」。


そこへピンポ～ン。
出てみるとおじいさんの連れ合い。

いつもは手をひかないと歩けないらしく、よく歩いていたなと感心していました。
一息ついたところで「いいお兄さんだったから家まで戻れたのですよ」とおじいさんに言ったら「私のことですか？」って・・・ちっともわかっていないの。

「ありがとうございました」と何度も頭をさげながら帰って行った。


いつかは私達夫婦も同じようになるかもねと主人と話す。
他人ごととは思えない出来事でした。


痴呆になっても、何があっても主人と共に歳をとっていきたいとも思った。
夫婦っていいな。
大変な事があったとしても夫婦っていいな。

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