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2008.08.06
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カテゴリ:独り言
63年前の今日、広島に原爆が投下されました。

私の父は広島の人。


今まで原爆の日の出来事を詳しく聞いたことが無かったように思う。
聞いてはいけないような気持ちもあった。


覚えている言葉は「茶碗と箸を持ったまま死んでいた」ということだけ。



母が父の居ない時に話してくれたことがある。



父は8人兄弟の長男で原爆が落とされた日、祖父に「街へ行くぞ」と連れていかれたようだ。
父が住んでいた所は広島市内から少し離れていたようで「きのこ雲」を見ながら市内へと向かったようだ。

親戚の家を回ったら、どの家も焼けていて、みんな茶碗と箸を持ったまま亡くなっていたようです。夏休みで遅い朝食だったのか・・・。


母もこれしか話しを聞いた事がないようです。



母は父と結婚する時、親戚から大反対されたようです。
「広島の人なら被爆しているでしょ。生まれてくる子供が奇形だったらどうするの」と。

それでも結婚した2人。
子供ながら「これで良かったんだ」と思います。



広島の人と聞いただけで「被爆者」と言われ結婚さえ難しい事だったようで、何だか複雑な気持ちになった。


ある意味の偏見?差別?


表現のしようがない気持ちになった。



父は間もなく77歳になる。
いつまでも元気でいて欲しいと思います。



63年前の尊い命に「合掌」

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Last updated  2008.08.06 16:38:33
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