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カテゴリ:それぞれの人生
会社経営者の相談は尽きない。
会社の財政が苦しくなると社会保険料の会社負担分が非常に重たくなるのも事実です。 支払が数ヶ月滞納すると「手形をきって下さい」という。 経営者は又その手形の支払に追われる。 精神的にきついものと察する。 社会保険を止めて国民健康保険にきりかえてもらい会社は、その一部を社員に補填するという方が経営者の苦しみは軽くなる。 そんな会社は沢山あります。 しかし社員は違う。 「父親が今時、社会保険もついていないなんて、そんな会社は辞めてしまえと言うんです」 直接、社長に告げる。 贅沢だよなぁ~ 働ける場所が有るということ。 保険についても会社が一部とはいえ補填するということ。 今の時代だからこそ、雇用する側も雇用される側も辛抱できないものなのか・・・。 と、不思議に思います。 社会保険が付き、どんなに大きな企業とて明日はわからない今。 仕事に就きたくても就けずにいる方もいるのが現実。 社長に聞いてみた。 「その社員さんにはいくらお給料を払っているの?」 聞いて驚いた。 驚くほどの額だった。 それでまだ、社会保険にこだわる? 自分で個人年金に加入したら?充分、積み立てもできるでしょうに。 北海道は本州に比べ賃金は確かに低い。 しかし、この会社は本州並の給与体系だ。 それで文句を言うようなら「退社」して頂いたら?というのが私の意見です。 こんな社長も居ます。 「先生、私ね生涯現役でいないとダメなの」 「どうして?」 「二十数年前にこの会社を興し、社会保険事務所に加入の手続きに行ったらね、あんた、毎月ちゃんと払えるの?と言われてね・・・その言葉に頭にきて未だに私は加入していないんだ。社員は勿論、社会保険に加入しているけれどね。それで社会保険事務所から社長さんは何故、加入しないのですか?と会社まで出向いてくる。だから言ってやるんだ。私が手続きに行った祭、あんた払えるの?と見下した物の言い方をしたのはおたくらですよ・・・とね。意地でも入らない。だから生涯現役を通すのさ」 筋の通った話だ。 意地もみせてる。 これぞ経営者! 「若い社員には多く給料を払い、私が一番、給料が低いのです」と笑う顔に社長の人生の重みを感じた。 携帯の方はこちらのQRコードで簡単ご登録! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.31 10:26:50
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