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カテゴリ:独り言
私にはどうしても消せないものがあります。
もう使われていない携帯電話の番号。 旅先で父の好物を見つけ、送ると必ず「ありがとうございます」と電話をくれた。 誕生日、父の日、敬老の日、バレンタインデー、お中元、お歳暮、などなど毎年かかさずプレゼントを送ることをしてきた私。 それは、あまり父から可愛がられていないと感じて育ったからなのかもしれない。 しかし「親孝行したい時には親はなし」という言葉通りになりたくないという思いから自分自身の中で「後悔」をしたくないという思いから、贈り続けてきた私の想い。 その度に必ずお礼の電話をくれました。 仕事で忙しく私が電話に出れない時は、必ずメッセージを残してくれた父。 その父からの電話はいつも父の携帯電話からでした。 しかし、昨年、病床に伏してから父の携帯は姉に解約されてしまい二度と繋がることはありません。 それをわかっていながら父の携帯電話の番号を私は消すことができない・・・。 消去するまでにはまだまだ時間が必要のように思う自分がいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.24 11:05:18
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