伏せ目がちに・・・。
いつも真ん丸い目をして話をする娘。昨日は伏せ目がちにつぶやくように・・・。「今日、生徒を立たせたの」この春から高校で体育の教師(1年間だけですが)として母校へ行っている娘。主人といつも話していたことが的中。日に日に元気が無く笑顔が消えていく姿を見て「きっとストレスだよね」と私たち夫婦の会話。昨日は部活(バレーボール)が無いとのことで早い帰宅。「何か美味しい物でも食べに行こうかっ」ということでスープカレーの奥芝商店へ。ぽつりぽつりと話す。体育の授業風景。話を聞かない生徒。勝手な行動をする生徒。自分が高校生の時とは全く違う生徒を見て苦しんでいたようです。たったひとりが勝手なことをすると授業が進んでいかないということにも直面した様子。職員室では「ひとりの生徒で授業がおかしくなる場合、その生徒を立たせるくらいのことをしないとおさまりませんよ。他の生徒の為にも」と言われていたようですが彼女としては何とかならないものかと葛藤していたようです。しかし昨日「さすがにプツンと切れてしまったのよね~他の先生が言うように授業が成り立っていかないの。バレーボールの授業なのにバスケのゴールにシュートをして歓声を上げるってまともじゃないでしょ?」「うん。それから?」「あなたは立っていなさいって・・・立たせた」「毎日、あんな生徒と向き合っている先生達って凄いと思う」と。教官室に居ると生徒が訪ねてきたようです。「先生、うちのクラスの授業、やりにくいでしょう?」「やりにくいね」「ちゃんとしたいと思っている子は居るんですよ、でもそれをすると・・・」生徒には生徒の悩みがあるようです。娘も理想と現実のギャップを受け入れながら自分らしく授業を進めていくのでしょう。今が一番辛い時かもしれません。何事も学習だから・・・。彼女を励ますことはしない。精一杯頑張っていると思うから。今は見守ることの方が大切だと思うのです。携帯の方はこちらのQRコードで簡単ご登録!