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カテゴリ:起立性調節障害
12月16日(日)
待ちに待ったNPO 起立性調節障害 ピア ネット Alice の東京ミーティングに参加してきた。 長男が、中1の3学期に自律神経を壊して不登校になってから卒業するまでの期間、家族と周りのごくわずかの理解者のみで乗り越えてきた日々。 生来楽天家でお気楽な私は、息子の不登校という一大事を周りに隠さないでオープンに語ることで、何とか明るく過ごしてきた。 心配してくれた人も多かったが、きっと陰で色々言っている人もいたんだろう。 でも、息子は何も悪いことはしていない! むしろ荒れている学年の一種の犠牲者だったのだから、恥じる必要なんてこれっぽちもない! そんな勢いで立ち向かっていきながら、体の回復とともに穏やかな日が過ごせるようになってからは、不登校中の息子と一緒に出かけたりして毎日を楽しむようにして過ごしてきた。 「普通なら親とは話もしなくなってくる年齢の息子と、いっぱい話せて一緒に出かけられて、私ってとっても幸せ~♪」 「元気になったらドンドン離れていってしまうのだから、今はこのときを楽しもう!」 「普通に学校へ行って普通に進学してたら知らなかった世界を知ることができて、ある意味ラッキーだよね!」 「よくある進路じゃない道を進んでいくのを身近で見ていけるなんて、なんだかとっても面白そうで楽しみ♪」 そんな風に思いながら、日々を過ごしていた私って、きっととてつもなく脳天気なんだろうなぁ~ だから、無事に高校進学を果たした後、ODの母の会のような集まりを知って、不登校や病気のことで、あまりに深刻に悩み自分までが落ち込んでいる人たちを励ましたいと思う反面、「私はやっぱり他の人とは違うんだな~」と思ってちょっとした疎外感を感じたりもしていたのだ。 でも、一時はすっかり回復したかと思えた長男も、春からの無理が祟って秋に入ってからすっかり体調は逆戻り。 いたって健康だと思っていた次男までが不調を訴えて、学校へ行かなくなったりして状況は一変した。 長男だけのときはそれほど落ち込むことが無かった私が、ふとした瞬間に考え込んでいるではないか!! 何だか分からないけど、胃のあたりがず~んと重くなるときもある。 「え~い!こんなことで落ち込んでたまるか!!」 そう思って気分を切り替えても、旦那の言葉でまた引き戻されてしまう。 「ゆったり見守るって思ったのに!今は焦っちゃダメなのに、なんで分かってくれないかな~」 そんな思いを抱える中、それまで気にはなっていたけど参加することに迷っていたAliceへ、思い切って参加することにしたのだ。 色んな人のブログを読んだり、自分でも本を買って読んだり、借りてきたり・・・ 以前はやったことのなかったことを自分でもしてみて、自分が変わる必要性というのも感じて、徐々にながら実行してみた。 そして、今回思い切ってのミーティングへの参加は、これからの私や家族にとって、とても有意義なものになったと思う。 ややこしい前置きをせずとも、いきなり本音で語り合えることの安心感とうれしさ。 個々が悩んだり怒ったりしていたことが、皆も同じように感じていたこと。 誰かの発言に、会場中から「そうそう!」「うんうん!」「うちと同じだ~」という反応が返ってくるのを客観的に見ていたときのあの感覚は、なんともいえない不思議な心地がした。 これは、親子のみで闘ってきたときにはなかったもの。 とても暖かで大切にしたい繋がりである。 そして、同じ境遇で悩んでいるもの同士、互いに支えあって協力しあっていけば、きっといつか望んでいたことも叶うんじゃないかなぁ~という希望を抱きながら、寒空の中帰路に着いたのだった。 ~追伸~ この会を作ってくれたnakkoさん、そして今回の会場手配などの準備をしてくださったyunaさんたち、何よりも一度も話したこともないのに快く受け入れてくださった皆さん、そしてそのきっかけを作ってくれたmiyaviちゃん、心より感謝します! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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