人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　５月６日　天気予報は崩れる、という感じだったような・・・・
　　　　　　少なくともこの辺りは晴れ時々曇り

　気温　２４度前後　　気圧　９９４hPa　　湿度　５３％


　先週から今週にかけてダートの重賞が多かったですが、その中から続々と大物候補が現れました。

　４月２６日　アンタレスＳ　Ｇ３　京都ダート１８００ｍ

　このレースは２番人気に支持されたウォータクティクスがスタートから影をも踏ませぬ逃走劇で６連勝。重馬場だったとはいえレコードタイムでの逃げ切り。ダートのトップクラス入りを果たす初重賞制覇でした。

　このレースの２着は地力上位だったワンダースピード。そこにハナ差まで詰め寄ったボランタスが３着。ワンダースピードとその他の斤量差２ｋｇを差し引いても強い内容でこの連勝がどこまで続くか注目大。

　高速ダートで上位馬は全てミスタープロスペクター系での決着だった点も注目。

　勝ち時計　１分４７秒８

　１着　ウォータクティクス　父　ウォーエンブレム
　２着　ワンダースピード　　父　キンググローリアス
　３着　ボランタス　　　　　父　ティンバーカントリー


　５月４日
　名古屋競馬場　かきつばた記念　１４００ｍ　（交流重賞　Ｇ３　）

　ここは断然人気のスマートファルコンが圧倒的な強さで楽勝。重賞５連勝という素晴しい成績でこの調子で行くと記録が生まれるかも・・・・。

　２着にはどうやらこのぐらいの距離で安定感があるらしいトーセンブライト。
　３着は実は遠出（輸送）が苦手なのかもしれないリミットレスビット。

　いずれにしても差のある内容で、ファルコンの強さだけが目立ったレース。

　順当といえば順当でした。


　５月５日
　船橋競馬場　かしわ記念　１６００ｍ　（交流重賞　Ｇ１　）

　人気は２頭に割れ加減。復活したダート王カネヒキリと確実に成長しているエスポワールシチー。思えばカネヒキリは１６００ｍに弱いような・・・・。

　レースは長期休養明け２戦目のアジュディミツオーが強引に逃げる展開。追走するポートジェネラルと（後日修正ジェネラルはかきつばた記念の方で勘違い）フェラーリピサにフリオーソなどで先団を形成。エスポワール、カネヒキリは好位より後ろから。アジュディが苦しくなって徐々に後退する中フェラーリピサとエスポワールシチーが先頭に。一旦は抜け出したかに見えたフェラーリピサを交わして行くエスポワール。遅れをとったカネヒキリ、しかし最後詰め寄って２着。エスポワールシチーが強力メンバーの中強い勝ち方でＧ１馬の仲間入り。積極的に先行したフェラーリピサは３着。


　・・・カネヒキリは今日骨折のニュースが。これにより引退するかもしれません。


　５月６日
　園田競馬場　兵庫ジュニアグランプリ　１８７０ｍ　（交流重賞　Ｇ２）

　断然人気は大外枠に入ったスーニ。ここまでダートで無敗の２歳ダート王。
　レースは、皐月賞同様好スタートから逃げに出たゴールデンチケットと武豊。それ程絡まれることもなく前５頭をＪＲＡ勢で形成する流れ。スーニは外枠のせいかやや掛かり気味。

　直線詰め寄ってきたスーニをもう一度引き離してゴールデンチケットが逃げ込みを図るところ、もう一度詰め寄ってくるスーニ。しかし、それを首差振り切ってゴールデンチケット。皐月賞のペースを作った実力は伊達ではなく、そのスピードを生かして新たなダート王への「切符」を手にした形。

　表彰でのインタビューでは最初に「スーニを負かしてすいません」と言ってました。アナウンサーが「ゴールの時は右手を上げましたね」というようなことを聞くと、「左手ですね」と返してました。久々に武豊騎手の勝利インタビューを聞いたような気がします。

　３着シルクダンディーとは大差、４着ケイアイテンジンは首差でその後方は１０馬身差。
　上位はレベルがはっきり違いますね。５着は園田の現３歳最強馬らしいカラテチョップでした。

　カネヒキリの骨折は非常に残念ですが、ダート戦線は続々と大物候補が現れていて充実してますね。そこでちょっと最近を振り返ってみました。
　

　思えば天皇賞のマイネルキッツに昨日のエスポワールシチー。それぞれ一口クラブの馬ですね。見事なＧ１制覇、素晴しいです。

　出資されてる皆さん、おめでとうございました！


　「ダートに新星誕生！？」でした。