人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　６月２８日　快晴

　宝塚記念の結果です。
　題名通りですが、明日の新聞の見出しがこんな感じになりそうな気がします。

　２番人気ドリームジャーニーが直線力強く先団を捉えて１馬身と４分の３突き放して勝利。
　２着には直線早め先頭に立ったサクラメガワンダーが追って来るディープスカイを押さえて入線。

　結果的に昨日の中途半端予想で上げた名前が上位のようで、考える必要は無かったみたいです。

　そして、最終的に枠連で６枠から４枠以外に流したので的中しました。（この春オークスについで２つ目のＧ１的中・・・当たりが少ない。）

　今回はレースを振り返るのではなく、せっかく取り敢えず当たったので（本当は昨日書けなかったからですが・・・）、どういう風に考えたか、ということを少し・・・。

　阪神の内回りは旧コース。（基本的に旧コースは見慣れたコースなので予想しやすいです。）前が残りやすい距離と残りにくい距離があり、２２００ｍはどちらかというと差し切りが目立つ距離。

　一応有力馬をどういう風に見ていたか？

　１番人気ディープスカイ
　この馬はまずトップクラスの古馬なら十分倒せる相手。プラス、やはり本質的には平均的に早く流れる距離やコースの方が向く。２２００ｍが全くダメとは思わないものの既にベストの距離とは思えない。・・・でも、３着を外すことは考えにくいので無印にはできない。

　今年の春の天皇賞馬マイネルキッツ
　天皇賞は適性の違いで勝ち切ったと見ているので、中距離でこのメンバーに入ると正直まだ見劣る。充実度、という面で無視こそ出来ないものの、血統的にもそれほど今回は魅力無い。
　押さえまで。

　重賞ハンターサクラメガワンダー
　とにかく今やトップクラスといっていいレベルで、昨年が道悪でなければ勝ち負けもありえた馬。中距離、そして阪神競馬場は得意。目標を絞れば確実に捉える脚がある。ディープスカイを倒せる可能性がある。安定度でも中心。

　ドリームジャーニー　
　一時期の不振？を完全に払拭して末脚堅実。天皇賞は距離に不安があって勝ちに行けない条件で詰めてきていて、天皇賞組の中では実力最上位と見た方がいい。（有馬記念組という意味でもそう。）

　大阪杯の勝因をディープスカイとの斤量の恩恵とささやかれているものの、斤量を言い訳にするのはシルクジャスティスと同じで、このクラスの馬にとって大きな問題ではない。同条件でも、いや、同条件なら、そして距離適性と血統的なコース適性からいっても大阪杯の競馬が出来れば勝ち負け。

　スクリーンヒーロー
　少なくとも天皇賞よりははるかに条件が好転。判断難しい。

　アルナスライン
　今春安定して実力発揮。今回も大崩れはなさそうで、少なくともマイネルキッツとは逆転。ディープスカイとの力関係が微妙・・・。


　有力馬に関してはこんな風に見てました。普段はレース前に書くんですが、ちょっと昨日はサボってしまったので・・・。

　あと、もう一つ、ちょっと斜めな見方ですが・・・。

　社台ファーム（社台グループ）の身になって考えてみる。
　社台にとって誰が勝つと（または上位に来ると）一番いいのか？

　アグネスタキオンがこの世を去った以上、社台も次のことを考えないといけない。来年以降の繁殖シーズン、またこれからのセレクトセールに向けて、「誰」の子供が勝つと一番宣伝になるのか？

　現在供用中の種牡馬の子供で今回出走しているのは・・・

　スペシャルウィーク・・・インティライミ
　グラスワンダー・・・・・サクラメガワンダー・スクリーンヒーロー
　ステイゴールド・・・・・ドリームジャーニー
　シンボリクリスエス・・・モンテクリスエス

　大体こんなところ。この内モンテクリスエスはまず社台の馬ではないので、むしろ社台としては負けられないし、実力が現状では勝てるレベルでもない。

　インティライミも今では勝てるレベルではないし、スペシャルウィークは牝馬で大当たりが出ることはシーザリオ、ブエナビスタで証明されていて、勝ち上がり率があんまり良くないこともデータが証明してるので、ここで一発があってもあんまり宣伝にならない。

　となると、グラスワンダーとステイゴールドの子供のどっちかが勝つのが一番いいということに・・・。ただ、スクリーンヒーローは最近やや不振。東京が向くという印象もある。或いは寒い時期の方が向くのかも・・・。
　そうかと言ってサクラメガワンダーは社台の馬ではないので、消去法的に言って社台の一番は今回ドリームジャーニー、ということに。

　こういう見方はどうかと思いますが、こういうこともちょっと気にして６枠（ドリームジャ－ニーとスクリーンヒーロー）を軸にしました。

　ただ、社台が「大企業」という側面を持ち合わせていることを思うとあながち・・・のような気もします。

　あとからメンバー分析の宝塚記念結果でした。