人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　１０月１８日

　えー・・・うちの犬ではなく、祖母宅の柴犬です。

　３カ月ぐらい便が出難い状態で、
元々下痢がちだったり、最近になって食欲不振になり、
病院へ診察に行ってみると、診断はあっさり付きました。


　ヘルニアと、加えて前立腺肥大の可能性があるとのこと。

　肛門付近が少し膨らんでいて、
気張っても糞が出ず、時折液状の便や、数日に一度少し便が出る状態、
どうも先生はすぐ見てある程度分かったようで、
聞くとそんなに珍しい症例ではないとのこと。
（よく本気で吠える犬、かつ去勢していない犬がなり易いらしいです。）

　・・・条件に当てはまる。


　肛門付近の腸が圧迫され、
通りが細くなり、便が抜けにくくなり、
腸が袋(ポケット)状に膨らみ、
気張ってもそこで便が止まって溜まってしまうという構造のようです。

　恐らく前立腺が大きくなっているだろうという事ですが、
確認は尿検査をするとすぐ分かるそうで、
何ならという事で検尿用のスポンジを貰っています。


　処置としては、手術か
便意のある時にその膨らんだ部分を優しく圧迫して
便を押し出す手助けをするということ、

また、食事の繊維量を増やすことなどで、
触られるのを嫌ったりしない犬は
手術以外で対応をしているものもいるとのことでした。


　・・・犬の介護だなぁという感じ。

　尿が出ないと直ちに命にかかわりますが、
便の場合そこまでになるにはかなりの時間がかかります。

　手術するかは、
その後者の処置を試してから考えることになっています。



　今回のポイントは、

　・犬の年齢　８～９歳
　・性格　　　道路沿いということもあってよく吠える（警戒心強い）
　・便が出ない／出が悪い　肛門付近(腰のあたり)の膨らみと突然の食欲不振

　という辺り。

　よく吠えるというのも、
力一杯吠えることが問題のようで、
人間で言うと腹筋に力が入ったままの状態なのでしょうか？

　余り聞いてないので分かりませんが、
腹圧が高くなることが多分悪いのでしょう。

　前立腺の関係は、犬の前立腺が肛門の傍（直腸？）のすぐ下にあり、
肥大すると腸を圧迫し易い(してしまう)ということらしいです。


　要するに、ちょっと検査待ちですが、
去勢していない犬の年齢的な病気とも取れます。


　犬が最近余り便が出ないな～とか、
ちょっと体型がおかしくなってない？・・・というような時、
少し疑ってみてもいい症例かもしれませんね。
（病院に行く行かないはそれぞれの飼育方針ですから・・・）


　犬の便秘の意外な原因でした。