カテゴリ:競馬
3月9日 雨
前回のちょっとした続き? 最近の馬場を見ると、 ちょっと母父サンデーに不利な条件が揃いつつあるような気がします。 そもそもサンデーサイレンスとトニービンは種牡馬として社台の当初の2本柱、 途中から圧倒的にサンデーになったものの、一部の外国産血統を除いて、 一番多くサンデー産駒をG1で負かしたのは確かトニービンで、 そういう意味で天敵という感じ。 この配合の成功馬は多いし、 あらゆる血統に対して双方高い能力をそのまま見せていると思うので、 もう何でもいいんじゃないか?・・・という気もしないでもない中、 何でここで今一度トニービンなのか? サンデーは馬場がいい程にその持ち味が生きる完全な瞬発力タイプ、 一流馬は基本的に優れた瞬発力を持つとは言え、 サンデーの成功は常識外れだったとしばしば表現されます。 ブライアンズタイムが段々ダートだけになったのは、 牧場のバックアップが無くなったという都合もあるにしても、 基本的に高速馬場でその他の血統に及ばなかったから。 ブライアンズタイムとトニービンは少し似ているので、 個人的にはこっち同士の配合の方が好きですが、余り成功しない辺り、 この2頭もまたちょっと違うタイプだということだろうと思っています。 話は戻ってトニービン、その最大の弱点は先行力の無さで、 東京以外でG1を勝てたのはベガとノースフライトだけ。 ともに先行力を持ち合わせていたからこそ、 トニービン最大の持ち味である長くいい末脚を東京以外でも活かせた感があります。 母父トニービンの良さは全体に末脚がしっかりしていて、 その他を配合相手に当然依存するので、芝ダートに加えて先行力が重要な短距離へも シフトできるというところ。 長距離も悪くないけれど、 トニービンは元々長距離志向ではないので、 その辺は馬の適性と実力の方が重要な印象です。 こういうことから、産駒が苦手にした中山を、 馬場の向上も手伝ってなかなか得意にしていると見ています。 ところが、最近、その昨年の震災の影響か方針か、 馬場の痛みも目立つようになっています。 産駒はそういう条件も苦手にしていたものの、そこは代を経てラッキーというか、 それとは別でしっかりとパワーが要求されるという方がマシなのか、 安定感には特に狂いが無い、無さそうと見ています。 外差し志向はディープ産駒の為かもしれませんが、 そういう平均的な馬場化が進むと、かえってそういう時期に時代を席巻した血統が 巻き返してきそうという、単純な話ですが、そういうところで 今年来年あたりは母父トニービンの方が、 G1~G2ぐらいの勝利で上回るのではないかと予想しています。 そこでついでに密かに注目が母父ラムタラ。 通常はどんな種牡馬も統計的には先行して勝利することが多いのですが、 ラムタラは完全に差し馬で、スタミナやパワーは充分だったことから、 今後1~2年はヒルノダムールクラスが続出する可能性もある気がします。 そういうことで、 私は一応血統派と言ってもデータではなく配合派なので、 予想もジャンジャン外してきました。 それがこちらの思惑通りに推移するとすれば、 今年来年辺りの予想は最近で一番よく当たる? ・・・ということになるかもしれません。 2012年春の便りはやっぱり競馬は血統!?・・・でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.09 23:01:24
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