人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　８月２０日　　晴れ時々曇り

　書くことが無いと言えば無いのでこういう時ある意味助かるかも・・・。
　まあ、陽射しはともかく大気は明らかに秋めいてきています。


　また今回も映画とアニメの話題です。

　・・・その前にというかこれも感想ですが、
あの、声優の若本規夫氏のセリフの話し方は本当にどうしてああなったのか？
トップをねらえ！のオリジナル版と総集編（劇場版）で、
再収録に約２０年経っているとはいえ、声の似た別人という雰囲気なのは
観る方としてやや問題が・・・。

　オリジナルはもっと歯切れのいい、なかなか渋めの話し方なんですけどね。
　ドラゴンボール改の時のセルでもそうだったんですけど、
何か癖付いてしまったものがとれないもんなんですかね。
クールっぽさが半減しているというか何と言うか・・・。
　ちなみにサザエさんのアナゴさんですよ。

　でついでに言うと、トップをねらえ！はなかなか面白かったし、
技術的な設定や理論はよく分からないぐらい難しかったＳＦです。
（６話というのもあって展開も結構早め。）


　まあ若本氏についてはここまで。

　映画の方は、『世界侵略　ロサンゼルス決戦』という映画。

　この映画は取り敢えず色々凄いというか、明らかに意欲作。
戦争もの、一種のＳＦものになると思うのですが、宣伝通り？
ドキュメントタッチでかつリアリティの高い作品。
　技術的な意欲面以外でどういう意図があるかは分かりませんが、
エイリアン相手に普通に通常兵器で通用する常識的な設定、
主にアメリカ軍の戦い方・・・ここでは海兵隊の精神に重点があるという感じでしょうか。

　・・・民間人を救出し、反攻への足掛かり的な活躍を持って終わり
結末は描かれない、まあ最近結構多いパターンではあるんですが、
臨場感を伝えるという映像の最大目的が完全に果たされている作品だと思います。

　アメリカで戦争系アクション映画が盛んに制作されるのは、
単にハリウッドの表現技術の向上やアメリカの歴史に由来する以外に
やっぱり徴兵とか、一応ほぼ常時戦時下みたいな社会情勢もある気がします。
多民族国家で、しかも最近人口構成が大きく変わりつつあるので、
少しでも軍の意義や万一への危機意識の浸透、それに伴う志願者の永続的確保への
割と高価な宣伝の部分が無いとは言えない・・・ような？



　最後にもう一度アニメ。
ちょっと分かりづらい、何かしらテーマがあったんだろうけど、
・・・というのが最大の感想なんですが、取り敢えず紹介で『亡念のザムド』。

　アニメは基本的にそんなに高い評価を得るものは無いようなんですが、
ただ、その評価はよくインターネット上で書き込みとか色々する人達によるので
何とも言えず、別にそんなに悪くないだろう、という感じで、
多分面白さの線引きとか範囲、基準、志向が違うんだろうと思います。

　とは言え、このアニメが自分から見ても、
いざ説明するには微妙に違い無いんですけど。

　何と言うか、各種平均点以上を叩き出しているのに
妙に惜しい感のあるオリジナルアニメーションという感じですね。

　全体のストーリーがそうなってしまうのは仕方ない、
何か多分テーマに近いものを組み入れているのは分かる、でもそれが結局分かりづらい、
構成を見直せばまた違ったストーリー、結末を考えられたのでは？
というのが、まあ感想ですね。


　何でかな？・・・というとアレなんですが、
そのストーリーとしては勿論別に問題は無いんですけど、
ほぼ全体を通して必然性を感じないというか、パターン的なストーリー上の演出？
というか、その辺が折角の全体構成を活かし切って無い気がしてしまうというか、
単純にこちらとしては見辛いというか・・・。
（ストーリーに対してキャラクターに個性、役割が有り過ぎる？）

　これもいわゆるＳＦなので、
そういう意味でその世界観を素直に受け取れるか？
という点の話なのかもしれませんが、そこでもう一度流れの必然性とか、
もっと簡単に雰囲気とか、その結末に対してどうなのかな？・・・と。

　ストーリー全体で言えばそんなにハッピーじゃないアニメです。
　これもアイディアのパターンや流れと言えばそうなんですけどね。
　かと言ってそうそう捻れない現実、別のものを速やかに呈示出来るでも無い、
まあ多分製作側も分かってそうです。
だから全体にこちらで汲み取り切れないので惜しいというか何と言うか。

　個別には明らかにいいところの方が多いんですけど、
どういうものを見たいのか？・・・ってことなんでしょうね。
　ただ、音楽は半分イマイチです。
（好みの問題というかテーマ性から言ってやや雰囲気に合わず？）



　取り敢えず、映画の方は普通にお勧めですね。


　ＤＶＤ感想シリーズ？・・・でした。