人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　２０１３年　９月２０日　　晴れ

　書こうか書くまいかと思っていたんですが、
２４話まで来たのでここから大きな見所があるとも思えないので、
ちょっと（当初の不安通り？）期待と違った辺りに付いて、やや批判的にコメントしておこうかな？・・・と思います。

　まあ、なんだかんだでアニメにそんなに色々注文を付けるのもどうかと思うんですけどね。

　取り敢えずここまで来てなんか拍子抜けしたよ・・・ということです。

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　過去の単発的な記事は４つ程ありますね。


　僕もまあ大体はTV放送１回ずつぐらいしか見ていないので、
見逃し、理解不足などあるとは思うんですが、印象的に納得出来ない分とか、
今から思えばこういう展開になるならその辺がそれで良かったのか？
・・・という事をダラダラ書いていきます。



　２３・２４話を見て、結局今回のリメイクにおいては
ただ地球が巻き込まれただけになってしまっていて、これでは片方に緊張感が
足りなくなるのも仕方ないというか当然のことで、どう考えても初期設定に疑問が。

　いわゆる｢デスラー総統万歳｣も結局一度も無かった訳で、
ガミラス側の流れからすれば冥王星基地が失われた時点で作戦意義も喪失していて、
ヤマトの目的地がイスカンダルと分かった時点でもう無視してもいい存在になってしまいます。
・・・だから、ドメル以下の戦闘になると何で戦うのか、軍の方に明確な理由が無いですよね。


　あとここ、前回書かなかったんですけど、演出が甘いというそれ、
ドメルの｢行かせられない｣決断まで旧作は４秒の沈黙に対して今作は３秒と１秒短いです。
加えて、表情の変化、瞬きの回数が旧作は２，３回あります。
音楽に関してはここは言うまい・・・という所ですが、その他顔にズームしてくとか、
なんというか、それこそやはりその辺昔の映画的演出がなされていて、
そのワンシーンだけでドラマティックになります。
　そうした微妙な演出が、今作の随所で欠けているのも
個人的に頂けないと、後半になるにつれ感じた一因ではないかと思います。


　リメイクのリメイクという発想というと変ですが、
直近から考えてそうしたかったとしても、もうちょっとストーリー展開上
どうにかなっただろうと思う辺りを、いくらか考えるとこんな感じになります。


　あっけない本星、何か物足りない七色星団でどうすればもっと面白く？なったか・・・。


　旧作でも正直素通りしたかった本星に、今回はわざわざ自分から向かうという展開。
その切っ掛けが今作では超長距離からのデスラー砲でしたが、これで突っ込むというのは果たしてどうなのか？

　一応今回のリメイク、
旧作の矛盾を無くす、補う、理由付けするというテーマがあったようなので、
その形に沿って僕ならどうするかといえば・・・とすると１からになってしまうので、
ここの展開だけをより臨場感、緊張感のあるものにするには、
まず緊急的にこの場を離れる、というのが普通の判断です。
既にスケジュールは、人類滅亡まで最大１年というそれに対して一応余裕のある状態、
しかも既に地球への攻撃は終わっていて、今作には汚染というキーワードは無かったので、
正直実際にはその見通しより長く持ってもおかしくないし、ここまで来て負ける、沈む訳にもいかない訳で、
まずはワープなりなんなりで一時的に距離を取り作戦を立てるのが筋。

　突っ込むにしてもそういう演出ですよね。


　・・・で、一度宙域を離れる、それを知ったデスラーが親衛隊にイスカンダル方面の哨戒を指揮する、
その間に今度は偵察部隊を出し改めて状況把握、艦隊だけならともかく、
デスラー砲の存在がある以上、また素通りしたとしても包囲される以上どうやら素通り出来ない。

　やむを得ないということで、
ならば総統府を叩く・・・！となった方が自然な上に緊張感も出ると思います。


　あと、旧作の天井（天上）都市を止めたのもどうかと思うんですよね。
これを今作に好意的に受け止めると、旧作での軍属、デスラー派が天上都市にあり、
都市の大型ミサイルは地上の反体制派に対する威嚇、鎮圧、封殺の為だったとすれば、
もっとスムーズに話が作り易かったんじゃないかと。

　そうすれば無理にでも「移住」という大きなキーワードも使えるようになると。
　自分派を引き連れて大移住する為の地球侵攻、どうして広範囲に他にも居住可能な惑星があるのに・・・
というのは重力か何かと、これまでの侵略の為に帝星・星系の資源も枯渇気味ということにでもしておけば、
わざわざこんな辺鄙な太陽系侵攻にも多少なりとも理由付けが出来るというもの。



　で、話は戻って本星の戦い。
ヤマトがわざわざ内郭星に侵入するも迎撃が少ない、おかしいと思った時には既に遅く、
この辺にもしデスラーの狂気を描き出すとすれば頭上の岩盤を爆破、崩壊崩落させるという作戦。
そしてその間にデウスーラで脱出、ヤマトは都市を回避して一旦不時着。
（当然都市の一部～大部分が破壊されると。）

　そこから今作の展開でも別に悪くないと思いますが、どうでしょう？
（そうすると国民の為の演説が最後の希望、慰めであったという風にも分かり易く？）


　思い返せば今作エンジントラブル等も非常に少ないので
その辺も視聴者側にすれば緊張感が薄かったかもしれませんね。
なんというか、２６話構成に問題があるのか、前半に無駄があるのかということになるんですが、
クオリティ的なことを言えば今作は３０～３２，３３話ぐらいで制作するべきだったろうと思います。



　このままは文字数的に厳しそうなので後半に続きます。