人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　凱旋門賞が終わりました。

　レース前はなんだかんだ言っても
流石に勝つんじゃないかと思ったんですが、
オルフェーヴル２着、キズナ４着でした。


　充分な結果ではあるんですが、
昨年と違って前評判上位馬が好走したともいえる訳で、
そうなると回避したノヴェリストはどれだけ強かったのか？
・・・という終わり方とも言えそうです。


　レースとしては昨年も言ったと思いますが、
やっぱりオルフェーヴルには池添騎手の方が合っています。
もし乗り替わっていなければ、負けたとしても今年も
これほどの着差で負けることはなかったでしょう。


　キズナはオルフェーヴルを
塞ぐような競馬はしないかと思ったんですが、流石に武も勝負に出ましたね。
（どの道仕掛け遅れになっているので届いていないと思いますが。）



　あと、キズナは現状ベストの競馬で負けて力及ばずでしたが、
オルフェーヴルはキズナの位置からレースを進めていればまた違ったと思います。
その辺がスミヨン騎手とのコンビで経験が足りない分脚を信じ切れ無くて、
どうしても好位からの競馬になってしまったんじゃないかと・・・。

　それと、オルフェーヴルのベストはやはり２０００ｍ前後です。
（以前からオルフェーヴルの脚は一瞬の脚に見えるということも関係して）
　日本では小回りの分直線入り口まで我慢出来ますが、
それが出来ない分日本の時程弾けず、また今日はオルフェーヴルのキャリアで
本当に初めてというぐらい激しく馬群にもまれていたのも影響したかもしれません。
（前哨戦を普通に勝った上に真ん中のゲートでは予想出来た不利で、
　自信があるなら今年は直行の方が良かった気が・・・していました。）


　ディープインパクトの時も
スタート直後に押し出されたな・・・というレースでしたが、
やっぱり他陣営はちゃんと研究というか見ているんですよね。
（少頭数になって日本とペースが違うことからも
　ある程度負けパターンとして予想されていました。）

　だからインパクトではなく総合力、自在性が最後に問われている気がします。
その辺りでエルコンドルパサーは過去に挑んだ全ての日本馬の中で抜けていたと思います。


　今年も凱旋門賞に及ばず
（やはり９８年世代は偉大）・・・でした。