人生甘くはない・・・？ ～ Life is not sweet ～

　４月２８日　　曇り　夜一時雨

　久々に２日続けて記事を書きますが、
こっちもそんなにいい話じゃないな～・・・という感じの内容です。


　うちのメインのテレビが液晶に替わって３～４週間、
テレビの画質に関して文句を言うのはまあ自分だけですが、やっぱりどうしても気になるというか
許し難いのです。・・・残像感（残像拳）が。


　乱視なので本当にクッキリ観ようとするとちょっと工夫が要るんですが、
それと残像は全く別の話で画面が大きくなってコレというのは観ようと思って観ている時には
非常に気になる上にほぼ静止状態または緩やかな動き以外は画面がボヤっとするので
やっぱりＴＶの常識として納得出来ない４月を送りました。


　アナログに変換でもカメラワークのぼやけ、残像のなかったブラウン管の方が
絶対的に総合画質が圧倒的に上だと思い、ちょっとオークションを探してみると
ビックリな物が売られていて昨日今日気になって気になって仕方なかったんですが、
なんとアッサリ落札されていました。


　画質と言って何を指すか、考えるかは人ぞれぞれですが、
液晶の静止画、ニュース番組なんかが綺麗に見えるのは揺るぎないところです。
でも家で定位置の無い自分は立ってみることも多く
視野角から外れて色が悪くなるというのはもう・・・。

　うちの液晶に限って言えば購入時店員も認める低画質テレビなので
そもそもの色表現がかなり悪いのもアレですがその辺は一応かろうじて色合い調整で
許せる程度にはしています。
赤と青を綺麗に調整出来んのじゃ・・・って感じなんですけどね。


　で、何にビックリしたかと言えば
２００３年発売のSONY KV-36DX850 が１００円即決で今日売れていたということ。

　ここまでだと送料が１万円ぐらい掛かるはずなんですが
本体重量が約９０ｋｇという現在では考えられない重さ。

　地上デジタルには対応してない機種なんですが、
とりあえず液晶生活を送ると魅かれるスーパーファインピッチFDトリニトロン。
物好きがやっぱりいるんだな・・・ということと
とりあえず押さえておけば良かったという若干の後悔があります。
・・・４日間あったので周りに相談してみようと思ったんですけどね。


　うちの液晶が届いたその日に初めて見た瞬間に白飛びの凄まじさにビックリ、
白い服や白衣、ワイシャツやドレスの折れ、陰、質感の無さ、
人の顔に当たっている照明のトップも真っ白という有様でこれが初期設定だからスゴイ。

　この辺りの電気屋で見たって高級な液晶であってもTVの放送を見る限り
総合的な高画質感は無いんだからこれに馴れるというのはそれはそれでなかなかすごいことかもしれません。

　色々廃れる、離れると言うけど
これで映画を見たって殆ど観れないだろうと思うんですけど
やっぱり大多数は気になってないってことですよね？


　言葉で説明するのはちょっと難しいですが、
実際の目で見る行為とテレビで見る動きに対する視線というのはかなり違うので
例え実際にはその動きが残像として見えてもテレビではそれはダメということで、
例えばドラマや何かでカメラが人の手を追って画面が動くと
そのどこかには絶対にピントが合っていてどこかはくっきりしている筈なのに、
一緒に風景、背景も動くので画面は結局全体がボケ、意識してTVを観ているのに
その手の動きも止まるまでボケ気味になるという、非常に悪い、
常にどこかにあるべき視点を頻繁に失うモニターを
よくこれだけ普及させたものである意味犯罪です。
（昔の性能に及ばないものを
　昔と同程度かそれ以上の価格で売るというのもおかしいと言えばおかしいが。）

　自然番組、風景番組の良さなんかは半減以下だと思うんですけど、
これはメーカーと放送業界両方にとっても解決すべき大問題のひとつではないでしょうか。


　ここからは関係無いですが、
オークションで調べる過程で取りあえず今売れないもう一つの理由に
当然のコンテンツ不良以外に名前の迫力もあるかも・・・と思ったので一つ。

　スーパーファインピッチFDトリニトロンはソニーですが、
他にもフラットHDダイヤトロン（三菱）とかスーパーブライトロン（東芝）とか
聞くだけで凄そうという当時のネーミングの妙を感じます。
＊エレクトロンとの造語

　モスアイとかクアトロンと言ってもへぇ、ほう、といった程度の感覚で
超解像エンジン4K X-Reality PROだとか全面直下LEDと聞いても技術的な印象、
そこから高画質が直線的にイメージされるダイレクトな進化という言葉には思えません。
（そもそもLEDと聞くと実際は違ってもそこらじゅうにあるので妙に安っぽさを感じたり・・・）

　今の４０～５０代が若い頃にこんなネーミングで
見るからにテレビの画質が上がればそりゃ買うな・・・と思うのは自分だけでしょうか？



　しかし、倉庫かどこかに寝かしておくでも
当時のほぼ最高クラスとされたブラウン管テレビを一度は見てみたかったですね。
こういうのでDVDやブルーレイの鑑賞会でも開けば両方の価値も生きる気がします。

　
　http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/200006/00-027/
　　http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200303/03-0318/


　映像装置としてブラウン管にも欠点があることは分かっていますが
現行の映像装置の殆どが並みのブラウン管にも劣るという点が良くない、
でっかいフォトフレームじゃないんだからと（メーカーに？文句を）言って
今日のところは締めくくります。


　因みに今少し遠くのハードオフでプラズマテレビを１台置いてました。
　やはり自分で選ぶならどう考えても最低こっちという感じですね。・・・年代微妙な機種でしたが。
　（それでも自分のものより数年新しい。）



　液晶テレビの良さって？・・・でした。