テーマ:ニュース(100245)
カテゴリ:その他
今日(4月25日)の午前9時20分ごろ、JR福知山線が脱線事故を起こした。
現在のところ、死者50人以上、負傷者200人以上と、大変な大惨事となってしまっている。 原因はスピードの出しすぎ、置石、車体の軽量化など、いろいろ言われているが、 そんな原因は私にとっては、正直なところあまり問題ではない。 (今後の事故再発を防止すると言う点においては、非常に大事なことであるが) 私が、このような事故を見聞きして第一に思うことは、被害者の方々の今後である。 簡単に、また、フランクに言ってしまえば、 「絶対トラウマになるよね」ということである。 私がもし被害者だったら、今後1・2年は絶対に電車には乗れなくなってしまうだろう。 電車に乗ると、またあの惨事が巻き起こるような気がして、 動悸がはげしくなり、汗が噴き出してきて、いてもたってもいられなくなるだろう。 それぐらい、今回の出来事は大きな心的外傷になることは間違いない。 現在では「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と呼ばれることの多いトラウマであるが、 これは堺正章の別れた奥さん(岡田美里)が、メディアで使い始めたのが最初だったように思う(だれも知らないか)。 まあ、そんなことはまったくもってどうでもいいのだが、 私にも今回の電車の事故ほどのものではないが、小さなトラウマがあった。 あれは大学3年生の冬、私は独り暮らしをしている家で、友人と二人でおしゃべりをしていた。 名古屋と言えど、冬は結構寒いので、コタツを出してきて二人で入っていた。 そして「飯でも食いにいくか」と言う友人の提案で、 家から徒歩3分ぐらいのところにある喫茶店で夕食を食べた。 そして夕食を食べ終わった後、 「じゃあ、うちに帰ってテレビでも見るか。」 ということになり、また私の家に戻ることになった。 友人と二人で歩きながら、私の下宿するアパートに近づいたとき、 「なんか、煙ってるよね」 と友人が言うので、ふと見ると、私のアパートのほうが少し煙っているのが見えた。 「また、隣の部屋のヤツが魚でも焼いてるんじゃないの?」 なんて、軽く考えていたのだが、アパートの前に来たとき私は仰天してしまった。 「うわぁ!俺の部屋から煙が出てる!!!」 その後はもうパニックになった。 「やばいって!やばいって!」 と叫びながら家のドアを空けると、部屋中煙だらけ。 「火事で死ぬ人は、ほとんどが煙を吸って死んでしまうんだよ」 という小学生ぐらいのときに聞いた火災予防のお約束なんかまったく無視。 部屋に突入した私は、とりあえず窓を開け、 煙が充満する部屋の中で、煙の発生場所を何とか探し出し、 台所で水を汲んで、消火にあたった。 すぐに火の元は鎮火し、あんまり他のものに燃え移っていなかったので、 被害は最小限ですんだのだが、 コタツまわりの布団は見るも無残に焼け焦げ、さらに水でびちゃびちゃになってしまっていた。 原因はタバコだった。 二人でしゃべっているときに、タバコの灰が布団に落ちて、 食事に行っている間に燃え広がり、こんな事態になってしまったのだ。 俗に言う「ボヤ」と言うものだ。 一応、フローリングの床がこぶし大に焦げてしまったのと、 コタツが使い物にならなくなった程度で、被害は済んだのが唯一の救いだった。 (退去するときに5万円請求されてしまったが・・・) それ以来、私は数ヶ月の間焦げ臭いにおいをかぐと、 「やばい。家が燃えてるんじゃないか?」 と心配になり、訳もなくそわそわしてしまう日々が続いた。 家が火事になる夢を見て、夜中に飛び起きたり、 タバコをちゃんと消したか、学校についてから気になって、家に帰って確かめてみたりと、 この体験は私に少なからず影響を与えた。 これが私の小さなトラウマの物語である。 「小さなトラウマの物語」と書くと、イプセンの童話みたいにメルヘンチックな感じがしてしまうのだが、 私にとっては、結構なダメージだった。 今となっては、まったくこのトラウマは消え去ってしまったが、 「トラウマ」というヤツを人生ではじめて味わった体験だった。 こんな小さな出来事でも、数ヶ月は続くトラウマを背負い込んでしまうことを考えれば、 今日の脱線事故の被害者の方々は、どれほどのトラウマを背負ってしまうのだろう。 それを考えるだけでも、今回の事故がいかに悲惨だったかがうかがい知れる。 事故にあっていない父親にさえ、 「明日、電車の先頭に乗るのやめようかなぁ」 と言わしめる、この事故の衝撃。 悲しいことに、情報の移り変わりがはげしい昨今においては、 来週ぐらいになればこの事故のことはもう、振り返ることさえなくなっているのだろうが、 この衝撃を胸に、被害者を悼む気持ちを胸に、 このような事故の再発防止を願う気持ちでいっぱいです。 最後になりましたが、 今回の事故でなくなった方のご冥福をお祈りいたします。 ■追伸■ ものすごくどうでもいいことで、今回の日記の内容からして不謹慎なことなのかもしれませんが、 「KAT-TUN」って、どうやって発音するんですか? この前から気になって、夜も眠れません(ウソ)。 亀梨くん?赤西くん?など、今をときめく人がいるみたいだけど(両方とも顔が分かりませんが)、 いつも、文字では見るのですが、読み方が分かりません。 「カット・ツン」? 「カッツン」? 知っている人は教えてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月26日 00時41分15秒
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