カテゴリ:マンガ
巷で話題になっているものには見境なくとびつく私。
特にマンガに関しては、その傾向が激しい。 まあ、話題になった後にその作品に触れることが多くなるため、 時代の波には乗り遅れていることが多いんだけれど・・・・ ということで、今日は暇だったんで読んできました。 『ハチミツとクローバー』を。通称『ハチクロ』を。漫画喫茶で。夜の11時~深夜1時の時間帯で。 少女漫画にはあまり抵抗が無く接することができるが、やはり微妙な羞恥心はある。 漫画喫茶でなら読めるが、電車の中や公園では読みづらい。 しかし、やはり好奇心が先にたち、「みんなが楽しんでいるのに私だけ仲間はずれはイヤ!」という精神が沸々とわいてきて、 すんなり読めるのは、不思議なもんですね。 ストーリーはいたって普通。 男の子3人、女の子2人の微妙な関係を、美大を舞台にオシャレに描き出す。 「美術関係の学校が舞台で」「オシャレな」「恋物語」って、矢沢あいの『ご近所物語』そのままじゃん。 2時間もかけて読んだ感想が、これだけ。 やっぱり歴史は戻って進んでの繰り返しだな。 まあ、これが正直な感想なんだけどね。 本当に少女漫画って、片思いの連鎖がすきなのね。 「もう、何角関係?」と聞きたくなるぐらい複雑なようで、あまりにも簡単な図式で拍子抜けをしてしまう。 しかも出てくる男が「いい男」ぞろいなのもちょっと。 私が混じっても違和感のないようなレベルまで落とさないと、現実世界との差がどんどん広がっていってしまうね。 えっ、そんなの読めたもんじゃないって。 まったく、そんなことは無いでしょう。 ところで、やはりマンガにおける芸術の描写は難しいみたいだね。 そんなことはこのマンガのテーマには関係ないのかもしれないが、 ヒロインの「花本はぐみ」は、類まれなる芸術のセンスを持ち合わせていて、周りの人間から絶賛されている子なんだけれど、 その子の描いた絵は、ちゃんと描写されることは無い(はじめのころは彫刻などが見せられたけど)。 たしかに芸術の世界で絶賛されるような絵は一介の漫画家にはかけないのだろうけれど、 読んでいる読者はその絵がどんなものなのであろうと、文脈から「特別な意味」を付与して見るのだろうから、 どんなのでもいいような気がするんだけどね。 少し話も単調で、読むのが少し疲れた。7巻で2時間は私の読むスピードから考えるとかなり遅い。 このマンガが好きな人には申し訳ないけれども、『NaNa』のレベルには達してない気がした。 よって、このマンガの私の評価は「J」です。(A~Zまでの評価でAが一番いい) この評価は「K」評価の「Mr.FULLSWING(週刊少年ジャンプ)」のひとつ上。たいしたことない。 今日はこんなお話。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月08日 02時44分10秒
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