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ふと気になったんで一筆。
いま、十代の女の子の間で人気があるのが、 美波(みなみ 18歳)だそうだ。 ネタ元「10代のカリスマ 美波は『何でもできる』」by yahoo! news まあ、 ”関係者は「彼女が“1週間の私服コーディネート術”をやると、1週間、それと同じように着る女の子もいるほど、影響を与えている」と話す。” 別にこれはいい。 関係者って誰なのかは謎だけれども、ファッションに模倣はつき物だし、お手本はいたほうがいい。 でも、 ” 「撮られていたら撮りたくなった」と自主製作映画「eN」を監督。テーマは「女の子とマンホールと円周率」と難解だが「これが私の監督デビュー作。満足した」と笑う。” 「女の子とマンホールと円周率」? 「女の子とマンホールと円周率」? 「女の子とマンホールと円周率」? 「女の子とマンホールと円周率」? 「女の子とマンホールと円周率」? 「女の子とマンホールと円周率」? なんじゃそれ。私の妄想マシーンである脳みそをフル回転させても、 どんな内容の映画なのかがはじき出すことができない。 よく読んでみれば、”父はフランス人、母は日本人”とあり、 なるほど、フランスの血が入っているんだと納得した。 これは偏見なんだろうけれども、フランス人には理屈っぽいのが多い。 近代哲学の祖がカント、ヘーゲルなどのドイツ人なのだとしたら、 現代哲学の舞台はフランスが主だったように思う。 これが「フランス人は理屈っぽい」理由にはならないだろうけど、 フランス人は「哲学」のような概念的な思考を好む証拠の一部にはなるだろう。 だから、そんなフランス人の血を引いている彼女が、 「女の子とマンホールと円周率」なんていうテーマで映画を作るのも頷ける話だ。 私の経験では、フランス文化に傾倒したものは、 こういうひねった、シュールな表現を好むようだ。 と、このように頭では「フランス人は理屈っぽい」と理解することは可能なのだが、 どうも、アメリカよりなストレートな表現を好む私にとっては、 どうもしっくりこないのも事実である。 だって「女の子とマンホールと円周率」の3つの単語には関連性があまり見出せない。 「部屋とYシャツと私」みたい。(これはなんか想像できてしまうが・・・) さらに、現代美術に見られるような 「私の芸術があなたに分かる?分からないとおいていくよ」 というようなメッセージがあるようで、私は嫌いだ。 表現なんて、対象者に理解してもらって成立するものであって、 理解者がいないものなどには価値はない。 だから、 「どのように感じてもらってもあなたの勝手です」風の芸術には嫌気がさしてしまう。 また、「この芸術の『良さ』が分からないと、人間としてだめなのかなぁ」 という、弱気も顔をのぞかせて、訳が分からなくなってしまう。 だから、もっとストレートなものを私は欲している。 例えば、「ロッキー」のような。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月19日 22時11分31秒
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