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忘れてました。
続きを書くのを。(倒置法) 今回は、ちょっと前の日記の続きです。 前の日記はこちら→「僕らが旅に出る理由 【前編】」 大学1年生の冬、暇をもてあましていた僕たちは、 「青春18切符」というものの存在を知る。 この切符は、ある一定の期間JRの普通(特急・新幹線は不可)が乗り放題になるという優れもので、 まさに青春の必須アイテムといったところだ。 まあ、こんな名前がついているにもかかわらず、何歳の人でも使えるけどね。 こんなドラえもんでも出してくれそうにないほど便利な切符があるなら、と、 私たちが考え出した遊びが、「リアル 電車でGo!」 この遊びを簡単に説明しよう。 《準備するもの》 中国・四国・九州・東北・北海道地方にある道府県を書いた紙。(くじみたいに) そして、各都道府県にある駅名がすべて載っているような冊子。 暇な仲間。(3人以上いるのが望ましい) 《遊び方》 まずは用意したくじを一人一人が引く。 そしてくじで当たった道府県にある駅名が載っているページを冊子で探す。 そこに載っている駅の中から「左から○番目、上から△番目」というように、適当な駅を選ぶ。 そして、そこが各々の「目的駅」となる。 あとは、2週間以内に、一人で青春18切符を使ってその駅へ行き、証拠の写真を撮ってくる。 こんな遊びだ。 縁もゆかりもない「駅」に行くことは、新しい発見の連続であり、 また、青春18切符を使わないといけないので、嫌でも時間がかかる。 また目的を失いがちな「一人旅」に、無理やり目的地を設けることで、 「あてのない旅」になるのを防ぐ効果もある。 私の目的駅として設定されたのが、秋田県「土深井(どぶかい)駅」である。 ちなみに、このときこの遊びに参加したのが私を合わせて6人。 それぞれの目的駅は、覚えているものを挙げれば、 山形県「女鹿駅」 高知県「曙町東町駅」(路面電車) 岩手県「角の浜駅」 など、行くだけでも1日2日はかかるだろうと思われるような、非常に遠いところだった。 秋田県までの道のりは、長くそして険しいものだった。 岐阜を夜の9時に出発し、名古屋から東京行きの夜行の鈍行に乗った。 そして東京に着いたのは朝の9時ごろ(この時点で12時間ぐらい電車にのっている)だったが、 その日のうちにいけたのが、宮城県仙台市までだった。 予定では岩手県まで行くことになっていたが、 雪による電車の不通という不運にも阻まれ、寸前の宮城県までで一日が終わってしまった。 鈍行での旅には、新幹線の旅では味わえない面白さがある。 まずは駅弁。私は1日で4つぐらい食べてしまった。 そして、生活に使われている電車なので、その土地の人々にも触れることができる。 栃木県以北では、だんだん方言がきつくなっていくということを発見したのも収穫だった。 東北地方では、方言バリバリのおばあちゃんの言葉は、外国語みたいだった。 そして2日目、仙台を朝に出発して、いろいろ乗り換え、 目的駅の「土深井」に到着したのが夕方だった。 私の人生において、これ以降何の接点も持たないであろう、何の変哲もない駅が、 あれほどまでに輝いて見えたのはなぜだったのだろう。 「土深井」バンザイ! (本当は、その証拠写真をここに載せるつもりだったけど、紛失してしまいました) そんなこんなで、結局自宅に帰宅したのが4日目の夜だった。 まあ、行って帰ってくるだけならもっと早くできたかもしれないが、 どうせ東北に行ったなら、と思い、「松島」観光や、帰りの途中に「兼六園」観光などをしていたら、 4日もかかってしまった。 これが私の「旅」の思い出であります。 もう一回やりたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月22日 14時28分18秒
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