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男性8人、女性13人ではじまった同窓会。
同窓会というだけあって、すべての人が26・27歳である。 なかなか、こんな微妙な年齢の人が集まるなんてないなぁ。 と思いつつ、同窓会が開始した。 しかし、10年ほどの年月というものは人の記憶を盗んでしまうのか。 半分ぐらいの人の名前が、まったく思い出せなかった。 少なかった男子の名前は結構覚えてはいるものの、 おとなしかった女子の名前なんて本当に出てこない。 「あのぉ~、お名前なんでしたっけ?」 こんな質問を、本人にぶつけるのはあまりにも失礼である。 まがりなりにも、1年間は同じクラスで同じ釜の飯を食った仲間だ。 名前を忘れたなんて、江戸時代であれば切腹・打ち首・市中引き回しも覚悟しないといけないような不謹慎な状態である。 しかし、脳細胞は25歳を境に死にはじめるという言葉は正しく、 私の脳みそは彼女たちの名前をはじき出してはくれない。 10年という年月は、本当に残酷だ。 (一応、周りのみんなに名前を聞いてその場はやり過ごしましたが) 同窓会の開始直後、 一応、名前を思い出してもらおうということで、 近況報告を兼ねた自己紹介(?)が行われた。 やはり、予想していた事態になってしまっている。 女性陣のほとんどが結婚しているのだ。 「こんにちは。尾関(旧姓)です。今は堀です。」 「竹本です。いまは八橋という苗字に変わりました。」 こんな近況報告が続く。(実名ですがばれないでしょう) しかも、ママになっている人もいるし、 さらに、現在妊娠中っていう人もいる。(だから会場は禁煙だった) 確かに、女性にとって25歳あたりというのは結婚の適齢期であり、 いくら晩婚化が進んでいると入っても、結構な数の女性がそのあたりの歳で結婚している。 これは、データからみても明らかなことなのだろうけれど、 実際に同じクラスで生活していた女の子たちが結婚しているという現実を見ると、 「あれから10年かぁ・・・」 なんて、遠い目をしてつぶやきたくなる。 男性陣も、今回参加した8人中3人がすでに結婚しており、 「お小遣いが少ないよぉ」 「朝起きたらかみさん寝てるし、帰ってもかみさんが寝てるんだよね」 家庭の不満などを愚痴っていた。 これはひがみに聞こえるかもしれないが、 私にはあまり結婚願望というものがない。 独りのほうが気楽だし、誰かに縛られて生きていくのはどうも性が合わない気がする。 でも、でもね。 なんか今回の同窓会に出て、みんなの話を聞いていると、 「人間は結婚して、家庭を築くべきだ」 なんていわれているような気がした。 予想はついていたことだけれども、 実際に身近な人が結婚している、子供がいるという事実を知ると、 安易な日本人体質からなのか、 「僕もしないといけないのかなぁ」 「女性ではないけれど、『いき遅れ』『オールドミス』みたいな状態にならないだろうか」 という不安がふつふつと沸いてきたのも事実である。 実際自分の親も、今の私の年齢の時にはすでに結婚していた。 さらに、私が生まれたのも父親が今の私の年齢のときだった。 ヤバイね、このプレッシャー。 私の頭の中だけにすむ小さい妖精(ピクシーちゃん)が、 「お前も結婚しないとまずいんじゃないの?」 「親に早く孫の顔を見せてあげないと、死んじゃうよ」 「周りの人から白い目で見られるよ」 なんて、ネガティブなことばかり私にささやく。 20代中盤という人生の中で一番油の乗ったこの時期に(見た目も結構あぶらが・・・・・)、 人生の中で一番の問題である『結婚』という2文字が、 目の前にたたきつけられた同窓会であった。 《予告》 次回は高校卒業のときから私のトラウマになっていた事件と、 それが今回の同窓会で取り払われた経緯をお話します。 怒涛の同窓会 【その3】 -1通の葉書 差出人不明- 乞うご期待 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月15日 01時02分58秒
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