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なんか時間的に余裕があるので、
前に苦汁を飲まされたスーパーマリオブラザーズ2に、 再び挑むことにする。 読んでない人はこちらへ→『2006年4月9日 激ムズ』 もう、あの日以来、 数え切れないほどのマリオが恨めしそうな目で、 私の枕元にたつ日が増えたことか。 私は申し訳なくて、申し訳なくて、 ピーチ姫は今頃クッパの魔の手に…なんて考えるだけで、 一刻も早くピーチ姫を救出せねばという気持ちがわいてくる。 さらに追い討ちをかけるように、 私の夢にノコノコ、パタパタ、クリボーなどが出演するようになり、 よってたかって私をいじめるんです。 トゲゾーのあの甲羅のトゲでで拷問のように責められると、 悲痛とも快感とも区別ができない叫び声をあげて、 ベッドから飛び起きてしまう毎日です。 この悪夢から逃げ出すためにも、 ピーチ姫をクッパから救うためにも、 死んでいったマリオを弔う意味でも、 今すぐにクリアしなければならない。 これは私の使命であり、 このために私はこの世に産み落とされたのではないかと、 錯覚するまでに思いつめている。(錯覚だけど) ということで、今回は「クリアー」を第一の目標に置くことにする。 前回のように「ワープをつかわずに」なんて男らしいことを言わずに、 「ワープを使ってでも」とにかくクリアーをするという、 ドラえもんなら「スネ夫」のような、 ちびまるこちゃんなら「藤木君」のような、 だれもが認める「卑怯っぷり」を全開に、 挑むことに決定。 【今回の予定】 最短のルートをたどれば、 1-1→1-2→《4面へワープ》 4-1→4-2→4-3→4-4 5-1→5-2→《8面へワープ》 8-1→8-2→8-3→8-4 でいけることが判明。 合計12ステージクリアするだけで、 このゲームを制覇したことになる。 もう、簡単すぎて、話にもなりませんわ。 スーパーマリオブラザーズ2って、こんなもんなんやろか。 なんて私の中の関西人がしゃしゃり出てくるぐらい、 簡単にクリアできそう。 前置きが長くなったが、 チャレンジ開始。 いつものように、1-1で無限増殖。 3回目のチャレンジで成功。幸先がいい。 このマリオのストック。これだけあれば(100人ぐらい)、 1ステージ10人ぐらい死んでもなんてことはない。 あっという間に1-2のワープゾーン。 これは1時間かからずにクリアできそう。 前回の苦労はなんだったのかと、少し反省。 と思ったのもつかの間、 結構4面で苦労する。30人位のマリオを失いつつも、 後ろを振り返らずに前進。 そして4-4クリア。 待ってろよ。クッパめ。 仲間のかたきはとってやるから。 どうにかこうにか5-2のワープゾーンに到着。 この先には、この前の挑戦ではたどり着けなかった8面が待ち構えている。 頬を1発ひっぱたいて、自分に喝を入れてから土管に飛び込む。 8-1は結構難しい。 でも、5人ぐらいの損失で何とかクリア。 あとストックは大体50人ぐらい。 何とかなりそう。 あれ、ここって8面だよね、といわんばかりの快進撃。 8-2をノーミスでクリア。 なんかうまくなったかな? オレ。 と思っていたら、ここに落とし穴が。 8-3がどえりゃー難しい。 いまだかつてないステージで、膨大な数のマリオを失う。 穴に気をつけていると、ハンマーブロスに触れてしまう。 ハンマーブロスに気をつけていると、ノコノコにふれてしまう。 といった調子で、みるみるマリオのストックが減っていく。 のこり10人を切ったところで、小休止。 ここで今までの冒険を振り返ってみる。 100人もの大所帯で冒険を始めたのに、 今では10人のマリオしか存命していない。 優しかったマリオ。 ちょっと意地悪なマリオ。 ひげが生えていないマリオ。 近眼なマリオ。 「~でゲス」が口癖のマリオ。 いろいろなマリオが現れては、消えていった。 彼らの思いを無駄にしないためにも、 残りの10人で、何とかしなければ。 心の中で、10人のマリオと円陣を組む。 両脇のマリオのひげがチクチクと痛い。 なんか緑の服を着たマリオもいる。 そんなことは気にせずに、 「クリアーするぞ!オォ!」 1発気合を入れて、さあ出発だ。 しかし気合も空回り。 10人のマリオが儚くも散ってゆく。 残り1人になったとき、 奇跡が起きた。 いつも引っかかっていたポイントをいとも簡単に突破できたのだ。 私は思わず後ろを振り返る。 そこにはマリオの姿はない。 しかし、肌に感じることはできた。 マリオの暖かい声援を。 ゲームのやりすぎか? と、ふと心配になる。 結末はいつもあっけないものだ。 100人のマリオの亡霊に後押しされたマリオは、 快進撃を見せることなく、 8-4のはじめの血の池にポチャン。 あっけなく、今回の冒険の幕は下ろされた。 しかし、私はもう一度帰ってくる。 I will be back. 英語で言ってみたかっただけ。 私は忘れない。 夢を追って死んでいったものたちのことを。 君たちのことを深く心に刻んで、 明日への糧としておこう。 君たちの分まで私は生きる。 だからそこで見守っていておくれ。 安らかな顔で。 To be continued お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月20日 01時29分31秒
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