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セクシュアル・ハラスメント。通称セクハラ。
何か、男にとっては嫌な響きのある言葉だ。 別にやましいことがあるわけではないが、 パトロールしているパトカーと同じく、 聞いたり見たりすると、ビクッとしてしまう。 もしかしてタイーホされちゃうんじゃないかなんて。 とはいえ、最近「セクハラ」に関連した事件をよく耳にする。 北米トヨタの社長によるセクハラや、 鹿児島大学の助教授によるセクハラなどがそうだ。 セクハラというのは、その名のとおり「性的嫌がらせ」であり、 被害者が「嫌がらせ」と感じるか否かは、 主観的なところに属しているように思う。 だからセクハラという犯罪とそうでない行為との間の線引きが、 結構難しい。 被害を受けた人が「いやだ」と感じたら、 それは即セクハラなのである。 だから、私が通っていた大学の助教授は、 どんなことがセクハラと訴えられるかわからないので、 お酒の席などで女性にお酌をしてもらうのは拒否していた。 「いつ『無理やりお酒を注がされた』なんて訴えられるかわかったもんじゃない」 と、用心に用心を重ねた行為なのだったように思う。 たしかに、訴えられるようなセクハラはひどいものが多い。 教授の場合、車の中で…とか自習室で…なんてシチュエーションが多い。 しかし中にはよく理解できないものもある。 たとえば「性的なあだ名をつけた」というものである。 本当に不謹慎な話なのだが、 もうどんなあだ名をつけられたのか知りたくなってしょうがない。 「性的なあだ名」ってどういうのかしら? 「性的」だと感じるのは人それぞれなので、 客観的な尺度では示すことはできないが、 一般的な観点から行けば「ボインちゃん」(古いか?)ぐらいしか浮かばない。 まあ、ほかにもいろいろあるだろうけど、 「あだ名」にはふさわしくないものばかりだ。 もう、私の妄想が膨らんでしょうがない。 しかし、こんなあほな話ばかりしていてもしょうがない。 現在では 「アルハラ」(アルコール・ハラスメント) お酒の席などで強制的にお酒を注がせたり嫌がらせをすること。 「アカハラ」(アカデミック・ハラスメント) 学校などで、「~しないと単位はやらないよ」などと、 学業との関連で嫌がらせをすること 「パワハラ」(パワー・ハラスメント) 企業などで上司であるという権力(パワー)を乱用して、 部下に嫌がらせをすること。 など、いろいろなハラスメントの形があり、 いつ何時その加害者(時には被害者)になるかも分からない。 さらに、ハラスメントの加害者は、痴漢の加害者と同じく、 社会的身分に与える影響が甚大である。 「会社をクビ」になるだけでは済まされない。 こんな恐ろしい落とし穴が身近にあることを、 もっとしっかり理解して接してゆかねばならぬと、 心に刻むgauguinであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月10日 00時42分44秒
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