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2006年12月21日
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カテゴリ:心の悲鳴


ミッキーの記事を待ってて下さる皆様へ。すみません、あのアホに関わるより今、急務で書かねばならない事が出来たので、れいじさんのブログで詳細を見て下さい。

      http://plaza.rakuten.co.jp/reijin2004/diary/200612210001/

いとしいあなたの為に、私の世界が崩壊して生きた死人のように地獄をさまよった日々の事を綴ります。

私は小さい頃父親を神様の次にエライ人だと信じていた。なぜ?だってそういう風にふるまっていて、母も父を崇拝の目で見ていたから。魂の遙か高みから多くの魂を導くのが己が使命と言わんばかりのふるまいようだった。
このプチ麻原君は貧しいコックだった。お金のあるなしなんて気にしていないような所も未熟な脳の尊敬の対象だった。しかしこのコック、本当は同居の姉がいなければ全然やっていけないほどの甲斐性なしで、それだけならともかく、姉(私にとっては叔母)にたかって生きているようなものだった。そしてヒモとかダニとか言われる人々によくあるように、叔母に対して感謝の念は爪の垢ほども持っていなかった。

私も12才頃になると何かがおかしい事に気づき始めた。父は口では人ができないような事をしているように誇り、私にもそうするように、そう考えるように教え諭すのだが何一つ現実を動かしはしなかった。忙しく動き回り、身を削って働いているのは母と叔母だけ。

ある時、私はどうしても守りたかったプライドの為に自分と他人を偽った。今、その事を人に話せば、「何だ、そんな事」そう言うかもしれない。私は罪を犯したくなかった。でもその時の私はそのプライドを守る事が一番大切に思えたのだ。罪は犯したくなかった。でも私は罪を犯した。悪いと知っていてそれをやる事は、自分にも神に近い正しさを求めていた私にとっては許されない事だった。その事が私の目を現実に向けて開いた。

人という人を自分より下に見下し、大人であろうと馬鹿にし、人から高尚な魂の持ち主と見られる事に全力を注いで、大人の前では完璧な優等生。その私が自我に目覚めて自分のこのどうしようもない内面と向き合い、それがすべて父のコピーだった事に気づいた時、私の世界は全部…今まで信じてきたものは全部崩れ去ってしまった。世界の底が抜けて深い、深いあやめもわかぬ暗闇へ私は落ちていった。

追いかけて来るものがいた。それだけが私を一瞬も離れなかった。自分を責める自分の心が、ギリシャ神話の復讐の女神のように追いかけてきて私を切り刻んだ。

「おまえのやっている事は何だ?おまえの優しさなんて偽りだ。自分がいい人間に見られたいだけなのにそんな事をしているなんて偽善者もいいところだよ。本当は見抜かれるのがこわくてこわくて仕方ないくせにさ。そうさ、人がおまえの中をちょっとでも覗いたらゲロゲロものさ。そんな腐れたはらわたしてて人を見下すおまえの高慢て大したものだよ。ああ、この世界は汚いさ、みんな偽りだらけだ。でもそんな最低の世界の中で一番ひどいのがおまえさ。」

自分に価値など一切認められず、世界の不完全さを憎み、他人がいい加減さの中でのうのうと生きているのを憎んだ。誰を好きになっても自分はその人にふさわしい価値のかけらもないのだと、絶望した。他人の中で一番憎んだのは父だった。なぜこの男は私と同じ汚れた存在なのに、絶望もしないで私に説教たれるんだ?でも私は一言も言い返せなかった。父に反抗できる教育を私は受けていなかった。友達は父親と喧嘩になった時、「殺してやる!」と電気釜を振り上げたそうだ。それが羨ましかった。

毎日自分の呪わしさに枕を噛んで泣いた。人前では泣けなかった。復讐の女神達は私が『涙』というものをけがすなんて事を許してはくれなかった。人の失敗を嘲笑う時に息を吸いながらヒーヒー笛のような声を出すのがその頃の私の笑いだった。私の口は左しか持ち上がらなくなった。

自分を変えねばならない…根本から。父の作り上げた自分ではない、自然で素直な自分に。迷いなく、疑いなく人に優しくできる、人のいいところを見れる自分に…。
焦れば焦るほど、足はもつれ、すべての景色が私を時の止まった地獄に残したまま、遠ざかっていく。助けてと叫びたかった。実際母や叔母に訳の分からない必死の言葉でそう訴えた事もある。二人は私が『おかしく』なりつつあるのではないか、てんかんのせいで…そう怯えて私の助けてと言う叫びを拒絶した。てんかんさえ治れば娘のこのおかしな昂ぶりも消えるだろうと思ったのだろう。

絶望の中で私は生きている振りを始めた。でもそこはまだ底ではなかった。
私は決定的打撃を結婚何年目という時に受ける事になる…。               つづく






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最終更新日  2006年12月22日 02時59分49秒
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