夕食にくろづくりを食べたのです。

くろづくりって言うのは父の田舎である富山の名産で、イカの塩辛をイカスミにつけたようなものです。中々渋い味のものですが、ダンさんがこれを初めて見た時はカルチャーショックを起こしてました。(笑)

南国土佐はあまり保存食という物は多くないようです。その点、雪国の富山は保存食の宝庫。東京生まれの私だってじいちゃんの50回忌にでたかまぼこの味にはカルチャーショックでした。こ、これがかまぼこかって言うほど美味しかったのです。

反対に土佐のカツオのタタキってのには私がカルチャーショックでした。
ああ、これがタタキという物なのか～。今まで私が食べてきたあの代物は何だったのだ…。
そして初めて顔合わせした姑さんの前で食べすぎで腹痛を起こして寝込んでしまったお馬鹿な私…恥ずかしくて死にそうになったああ、青春の日
…なにせウチの母さんのタタキと来たら、今やっている味ぽんの宣伝より手抜きで、カツオの刺身をショウガ醤油で頂くというだけのものでしたから…。母は料理は一流ですが、魚はうといですね。いまだにトロ部分とシッポの区別がつかないんです。(笑)

おおっと話が横道へ…

寝ようと思って着物を脱いで寝間着に着替え、帯をしまおうとしたところ、なな、なんだ！？ミミズの死骸？それともナメクジの黒死病死体か？

…その方が良かったかも…。
それはダンさんがこたつ掛けの上に落っことしたくろづくりの成れの果て…

案の定、帯にはくっきりスミが…。い・い・一体どうやって落とせばよいのだ～(泣)