16日のてんかんセンター診察はいつになく疲れました…
朝8時に出て予約2時間前に着き、ああ、余裕~♪なんて思っていたら、
血中濃度の検査予約がぬけていて、また取り直したり、
診察が済んでからルーちの分だけ血中の結果と説明がぬけていた事を思い出して、
もう一度行ってみたらもう、次の患者さんが来ていて結局終わるまで待ったり…
そして、ルーちの血中がめちゃめちゃで先生共々慌てまくったり…
実家に帰り着いたのは夜の八時過ぎ。
ダンさんの方も4月の診察が終わってから小さな発作がどどどどーっと来ており、
尿に潜血、赤血球数が足りない…と先生が首を傾げながら、もう少し様子見。
ルーちの方は…てんかん以外で何があったかすぐに数え上げられなかったくらい
ミックスで体調が悪かったので。
そのせいもあってか、すっからか~んと忘れてしまったのです。
血液検査の結果を聞くのを。
丁寧に時間をかけて、私達の次の患者さんの診察が終わって、
「スイマセ~ン…」と言った時の先生の慌てよう。
「いや…でも気づいてくれて良かった。何…この数値は?肝機能がめちゃめちゃだ…」
と言われた時のルーちの慌てよう。
「ええええーっ?何、何?何があったんですかー?」
いくら肝臓が沈黙の臓器とはいえ、思い当たる節も何もないルーちの驚愕と言ったら。
「今、薬、何飲んでいるって?」
「ええと。更年期でツムラの加味逍遥散とメチコバール。漢方なのでカリウム欠乏を
補って下さいと言われてカリウムバランサー。四十肩でボルタレンとムコスタ、
頸性めまいでメリスロン、後は抗てんかん薬です。」
先生、さっそくお薬手帳を取りいだしましてメリスロンに疑惑の眼を。
でも、「ううーん…メリスロンくらいでこんなCPKが5000いくつも行くわけ無いし…」
「せ・せ・せ・先生っ、CPKって何なんですか!?」
聞いたにも関わらず、先生の答を覚えていないほど動じていたのですが、
それに対して答えた事は覚えています。
「ええーっ!筋肉が溶けだしているって事ですかー!?」
先生、頭をひねり続けた挙げ句、はっと。
「筋肉痛とかあった!?」
「はいっ!ありましたっ!し慣れない運動をしたらふくらはぎがぱんぱんに張って…」
「それだっ!それでも5000いくつとは…」
「いえ、もう三日間痛くて痛くて類人猿歩きをしなくちゃならないほどで、
今日こうやって来られて良かったって言っていたんです。」
…類人猿歩きをしてみせるルーち。
「ああ~、それじゃあ、これくらいは行くかも知れない。
でもまあ、GOTの高いのも気になるので、数ヶ月したらまた別の所で診てもらって…」
「先生、二ヶ月後に脳波でまた血液もやりますが…」
「ああ!そうだった!あははは…。
でも、この5400って数字見たら、普通医者は驚きますよ。」
いや、医者じゃなくてもぶっ飛びました。
患者・医師、共々パニクるの図。
ちなみにCPKのちゃんとした説明はこちら。
CPKとは
クレアチンキナーゼは筋肉に多量に存在する酵素で、
筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たしています。
そのため、筋肉に障害があると、血液中のクレアチンキナーゼは高値になります。
特に、急性心筋梗塞や進行性筋ジストロフィでは著しく高い値になります。
高値の場合
筋疾患:進行性筋ジストロフィ、多発性筋炎、皮膚筋炎など
心疾患:急性心筋梗塞、心筋炎など
脳疾患:脳血栓、脳梗塞、脳損傷など
その他:甲状腺機能低下症、悪性腫瘍、薬物中毒など
そりゃ、先生、心配するわね…
そして、極めつけがこれ。
◎ 検査を受けるときの注意
運動によって数値が上昇しやすい項目です。
ジョギングなどの日常の軽い運動でも高値になり、高い状態が数日間続きます。
検査数日前はなるべく運動を控え、検査当日は少し早めに病院に行き、
気持ちを落ち着かせから検査を受けるようにしましょう。
いや~、左肩の四十肩があれほど痛くてもこの数値はびくともしなかったのに。
踵上げ体操とスクワットちびっとでこんな事になるんですね…
人体の神秘やわ~
そんなやこんなでどっと疲れ込んだ診察日でした。
もちろんこの季節にはずせない公共機関の冷房被害も忘れてはなりません。
実家もかかさんの為に冷房がかかっていますが、まだ逃げようがある。
電車・バスは、目的地に着くまで逃げ道ないぞ、サスケっ!
はい、もちろん冬の長袖フリースの上着を持っていって着ていましたよ。
往きの新幹線など地獄。
フードを被ってアームウォーマーまでしていました。
生半可に冷気が降ってくるような所では、右だけ着て左袖は胴に巻きつけという
得も言われぬなりふり構わぬ格好に。
シテ。
その甲斐もなく、翌日はきちんと風邪をひいて頭がガンガン。
アパートに帰って32℃の空気に浸り、ようやく翌日をちょこっと元気に迎えたルーちです。
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