ここのところ、朝起きると体がつらい。
背中は板のようになっているし、頭はぼけらーっとしたまま。
体全体のだるさがなかなかぬけない…

理由は分かっているんだ…
寒くなったせい。
ただそれだけ。

そのくせ寒くなったらまた更年期ののぼせと発汗が帰ってきて
どどどっと疲れ込んでしまう…
夏はふつーに暑いだけ、ふつーの人のように汗が出だけだったのに…
今年の冬もまたタンクトップか？

世の人々は、「今が一番いい季節だわ～」 とか言っているのだろうに…

お陰で夢見もへん。
ダンさんに、「離婚しよう」と言われている夢を見た。
やけにリアルで、いつも座っている居間の二人の席。
じいっとこちらを向いた、真剣な目。
どうしていいか分からず、一言も出ないルーち…

はっ…と目が醒めると隣の布団は空。
不安なままだるだる～と起きていって、座っていたダンさんに聞いた。
「離婚しようって言った？」…頭がぼやけてまだ夢と現実の区別がつかない。
あれって昨日、本当に言われた事だったの？
それとも夢？

( ○＝○)　　「は？…なに？？？」
( T ▽T)　　「ふぇーーーーん！ダンさんが『離婚しよう』って夢で言ったんだよー！」
( ○＾○)　　「またかよー…」

…何を隠そう、新婚当初。昔々の先カンブリア時代。
ダンさんがなぜか巨人の二軍宿舎にお引っ越し。
それを手伝っているのがペアルックの可愛いねえちゃん。
…ルーちだってその頃は年齢的にはねえちゃんだったけど。
ダンさんの荷物から出てきた写真は松田聖子もどきのワンピースに白いギターを抱えた
そのねえちゃん…ああ、年代が知れるよね。
浮気の現場を見てしまい、ダンさんの襟首掴んでガクガクと揺すぶりつけた挙げ句、
「あたしが身をひいた方がこの人は幸せになれるのかも…」
わーっと泣き出した…
それを寝ているダンさんにそのままやってしまっていた
…そんな前科のあるルーちでした。

いきなりしがみついておんおん泣いているルーちを抱きながら、
「ど、どうしたんだ！？どうした！どうした？」 と身体の異常の心配に追われたダンさん。
理由を聞き出して、がっくりお疲れ。
それもそのはず、まだ春はあけぼの…空は白みかかったばかり。

えへへへへ…
それはダンさんが意見を押し通す時の強力カードになってしまいましたとさ。
ちゃん、ちゃん。

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