前日の事だった。
お義母さんから電話が来て、明日東京に出てくるとの事。
いろいろ語り尽くせぬ事情を話した後でダンさんと電話を替わった…のが間違いの元。
お義姉さんが空港に迎えに行けない場合はウチが…という事を
ダンさん、ルーちに話すのを忘れやがりました。

この日の朝、お義姉さんから電話がかかってきて
「仕事で行けないのでお義母さんを迎えに行って欲しい」とのこと。
うっわぁぁぁ～～～おっ！

ルーちはここのところ腰が腫れまくって痛んでお風呂に入っていないぞっ！
ルーちの所の風呂は温度調節が故障していて沸くのにメチャクチャ時間がかかる。
聞いていりゃ昨日の内に実家に行っていたものを。

ああ…
生きてる内は親でも使え。
「お母さん！緊急事態！風呂貸して！」
ああ、ありがたや、母の愛。
さっそく実家で風呂に入り、空港直結の駅まで車で送ってもらいました。

はっと気がついてみればお義母さんがどこの航空会社の何時の何便に乗ったのかも
聞いていません。
急いで携帯で、ダンさんの故郷にいる方のお義姉さんに電話。
お義姉さんもいろいろ忙しくて会社以外はうろ覚え。
でもお義母さんが先に空港に着くか、私が先に付くかギリギリの所らしい…
そしてお義母さんは膝を痛めていて車いすに乗っているらしい…

うっわぁぁぁぁあ！
待たせる訳にはいかない～～～っ！！
あのごちゃくちょに人だらけの空港待合いに車いすでぽつんとお義母さんをっ！！

いくら焦ったところで電車は一定の速度でしか走りませんのよ～！
アセリアセリアセリアセリ…

空港についてキョロキョロ探してもでもお義母さんらしき人は見つからず。
カウンターでお義母さんの乗ったとおぼしき便を問い合わせてみれば
15分程の遅れ。
天の助け！！
出てくるところも教えてもらってガラスに張り付いてみていたところ、
スッチーさんに車いすを押してもらってくるお義母さんを発見！

帰りは上り下りの所は全部エレベーターを使い、私も楽チンでした。
…が、この辺りからか、脚の付け根に違和感が…
でも唇に笑みを絶やさずお義母さんと手をつないで。
…う～ん、お義母さんに腕を貸した事はあったと思うけど、手をつないだのは初めてだな～

お昼は外で食べ、ついでに夕食の買い物もし。
お義姉さんの所で料理してお義母さんと頂きました。
人の台所は勝手が分からない…
そそっかしくもコショウのふたの開け方を間違えて、ドバッ…
ダメでしょ～
お義母さん、刺激物ダメなのに～　( T－T)
それでも美味しいと言って食べてくれるのは結婚してから変わっていない。

お義姉さんが仕事から帰ってくるまでは田舎の話やら
二人共通のガーデニングの話題やらで盛り上がって。

ルーちがアパートに帰ってきた時にはもう一日が終わろうとしてました。
そして、あ・脚が…
脚の付け根がもげそうになっていました。

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