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カテゴリ:ルーち家の食事
この日。 皆様は『つぶこたろう』という昔話をご存知であろうか? ルーちの記憶では絵本『ちからたろう』の後に 同じ絵本画家さんの画で画かれていた話。 子のないじさまとばさまが仏様に毎日願ったところ、 ある日仏壇の仏様のお水につぶ=タニシが。 じさまとばさまはいたく喜び、そのタニシを仏様から授かった息子として育てていき、 嫁までとってやる。 嫁は嫁でかいがいしく夫につくし、仲の良い幸せな日々を送るのだが、 ある日、つぶこたろうが入っている水を入れた茶碗がもぬけの殻!! 嫁は田んぼに飛び込んで、涙を流しながら「あんた、あんた、どこさ行っただ」と このタニシを手にとってはああ違う、そちらのタニシを取っては人?違い。 とにかく我々の、タニシの顔の見分けがつくのか?なんて言葉は恥ずかしくなるくらい、 一所懸命に真剣に夫を捜すのでありましたよ。 そこへ見知らぬ男がやってきて「何を探しているのかね?」 「実はこれこれしかじか、ウチの夫がいなくなってしまったのです。 どこぞで見かけはしませなんだか?」 そこでお定まりの筋書きで、「つぶこたろうは俺よ。」「あんた!」 つぶこたろうは立派な青年になり、じさまとばさまと嫁と一緒に幸せに暮らしましたとさ。 ちゃん、ちゃん。 うん、昔の人は…というか、昔話の人は偉かった。 仏様に願ったところへやって来たものなのだから、タニシだろうが何だろうが受け入れる。 タニシであろうが人であろうが構わない親子の情・夫婦の情。 そこにこそ幸せなんてものがやってくる…いやそこにこそ幸せがあるんだろうね~ もっとも。 ダンさんに言わせると、「その男は怪しい。財産狙いじゃないのか?」 「いや、嫁もグルかも。二人でしめしあわせてじさま達の財産を…」 しゃーーーらっぷ!お黙りっ!この夢つぶし太郎が! そこへ行くとルーちはダメダメ。 子のない夫婦の所にシイタケについてやって来たナメクジを とてもじゃないけど息子・娘には出来ず、三階からポーン! じりじりと日の照るコンクリにその影が落ちるところまで見届けて 胸は痛むものの、ウチの大葉を食わしてやるから元気に育てよという気にはなれず、 他の家さ行け、という気にもならない。 あ~、ナメクジ哀れ。 根性があったならば、日陰の方へ這っていけ。 そこにこそおまえの幸せはあるのかも知れないよ。 ポチッとな ( ^ー°)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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