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カテゴリ:ナチュラル生活
人間が作り出した有害化学物質がどんな影響を及ぼすのか知りたくて図書館で借りました。
今回びっくりしたことは、へその緒を調べるとダイオキシン類など有害化学物質が100%の確率で発見されるということ!40年も前に使用が禁止されているDDTという農薬も見つかっています。 そしてもう一つのびっくりは普通有害化学物質って脂溶性と言ってなかなか分解されないのが特徴なんですが、女性の場合人生で溜め込んだ有害物質を赤ちゃんへ移行して自分の濃度を薄くしちゃうんだそうです。溜め込んだままでいいから赤ちゃんへ移行しないで~というのが心の叫びですが、胎盤の関所機能がアルコールやニコチン等には働かないのと同じように有害化学物質も通しちゃう場合もあるそうです。そして第1子の濃度が高く、第2子以降は薄くなるとか。 この本ではチッソ水俣病を紹介していますが、これはある会社が「合成肥料」を生産する過程で水俣湾を汚染し、水俣湾の魚を食べた人が汚染された悲惨なできごとです。あるお母さんは5人の子どもを産みましたが、症状が現れたのは第1子のみだったそうです。そのお母さんは「この子は宝子です。私が食べた水銀を一人でぜんぶ吸い取ってくれた。それで私も、この子の弟も妹も皆助かった」といって大事に育てたそうです。 今は空気も海も土壌も汚染されていて、どんなに山奥で暮らそうと(北極でさえ)こういった物質からは逃れられません。魚を多く食べる地域では体内汚染が大きいなども言われています。有害化学物質の4割は農薬です。だからと言って魚食べない~肉も食べない~無農薬以外の野菜食べない~なんて言ってたら空気も吸えなくなってしまいますね。どうしたらいいんでしょうね~ でも妊婦の方は(特に受精後第3週目~8週目)神経質になる必要は全くありませんが、お魚の食べ過ぎやアルコール摂取など気をつけるに越したことはないみたいですよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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