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2005.10.19
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カテゴリ:不妊治療
今日はちょっと真面目な話。。。



(前の日記にも書いてありますが)私は体外受精(ICSI)によって娘を授かりました。私の通っていたクリニックの先生が例えるに、私達夫婦の自然妊娠率は、『100年後に生きているか死んでいるか、その答えに等しい位のパーセンテージ。』だそうです。




と言う事は、治療をしなければ、紛れもなく不可能に近い、という事。


この言葉を聞いた時、一瞬時が止まり、そして心臓が止まったかと思った。。。


クリニックを出て、車に乗り込んだ私と夫。
涙が溢れて、溢れて、どうする事もできませんでした。。。

それは、クリニックに行って2回目に突きつけられた事実。



それから、僅かな希望を胸に、右も左も分からずに治療をスタート。。。
そして、幸いにも1回目にして待望の娘を授かりました。

どん底の昨年に比べて、今は(夫とは離れ離れだけど)、毎日充実した楽しい日々を過ごしています。
また、(色々考える所はあるけれど)12月のイタリア移住を目前に、2人目の治療を考えていますが、先日こんな記事を目にしました。

亡くなった男性の精子で体外受精をし、そして妊娠。
4度目の体外受精だったそうです。。。



そして、その後女性は出産しました。

裁判では『父親と認めず。』という判決が出ています。
(生前、男性は子供を望んでいましたが。。。)



この記事を読み、色々考えてしまった私。。。
夫は生きているけれど、今はイタリア。体外受精をして妊娠したとしても、物理的には不可能な事。上の記事と繋がる所があるのではないか、と。

考えれば考えるほど難しい問題なのですが、夫が生きている・死んでいるという事に関しては、クリアしますが、物理的な事に関しては不可能な訳です。
たとえ、1年いや5年と離れて生活していたとしても、凍結した精子さえあれば、治療は可能で、妊娠も可能になる。そして仮に妊娠したとしても、遺伝子上は精子を提供した男性の子供。

ものすごい世の中になったと感じます。

子供を望むものからすれば、医療の発展は喜ばしい事ではありますが、きちんとした環境や法律が整っていない事で、戸惑いを覚えるのは仕方ありません。。。
(一概にそれだけではないと思いますが。)



とまぁ、色々考えるのはやめにして、、、


できれば今月から治療をスタートしようと考えています。昨年凍結した受精卵があるので、今回はET(移植)のみ。
フルタイムで仕事をしている私にとっては、毎日の注射がないだけでも、助かります。。。



残されたチャンスは2回のみ。

娘を“お姉ちゃん”にしてあげる事ができるかな。。。



頑張りすぎずに頑張ろう。。。






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Last updated  2005.10.20 01:11:40
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