愛犬うららにくびったけ♪

4日に手術を終えて、5日に術後の検診。出血量は少ないということで経過良好。
病理に出した結果も1週間後（実際なんとなく怖くて聞けなくて2週間後に聞いた）に問題なしとのことで来月からもう妊娠しても平気と言ってもらえました。

しかし4日の帰り道にはあまりに吐き気がしんどかったのとふらふらがひどくて
「もう妊娠なんてしなくていい！」
…と旦那さんに悪態ついていた私。

世の中考えてみればつらいことっていっぱいある。
子供がほしいっていうのは実は自己満足で、生まれた子供はほんとに生まれたかったって思ってくれるだろうかと思うと不安になったりでやっぱりあかちゃんいなくていいかも…と後ろ向きな考え方をしたりしていた4日の夜。

それも翌日になればまたあかちゃんがほしいと思うのが不思議です。
人間これだから生きていけるんだろうな。

しかしこの2日後、人生はやっぱりつらいとつくづく思う。
もうそろそろ普通の生活をしていいなと思い月曜日、起き上がって普通に過ごし、夜はパパさんのリクエストで久しぶりのたこ焼きをする。
パパさん、気遣ってくれて珍しくたこ焼き屋さん係をしてくれたが、肝心のタコを入れるのを忘れたりする（笑）。
楽しい食事が終わり、ベッドに入り…。

火曜日の朝方3時前位から、気分が悪くて目が覚める。
そこから嘔吐と下痢の繰り返し。
結局朝7時過ぎまでそのままトイレとの往復。
さすがにパパさんも往復する私が気になってしっかり眠れなかったと思う。
「大丈夫？何か助けようか？」と起きようともしてくれたけど、めちゃくちゃ家の中も寒かったんで、大丈夫！と1人でがんばりつつもあまりに苦しくて涙目だった。

朝になってパパさんもこりゃ病院に連れて行ったほうがいいだろうと判断。仕事は遅刻していってくれるとのことだった。でもその朝には体にしびれまできてたりして、ろくに口もきけない状態だったので、パパさんがまずは産婦人科に電話して手術後のことなのかそれ以外のことなのか聞いてくれて、手術とは関係ないと思うので近くの内科に行くことを勧められた。

病院につくとすでに脱水症状が出てきていて、点滴される。
以後3日間点滴に通った。

せっかく流産から立ち直ったと思いきやのウィルス性の胃腸炎でした。

しかし今回ほんとにパパさんのありがたさを知った。
夜中吐きながら、ふとこのまま子供ができなくてパパが先立ってしまって一人でくらしているときだったらと思うと妙に怖くなって涙がでた。

ちょうどこの日、近所のおばあちゃんが年末にひとり寂しく亡くなられていたことを知った。
引っ越してきたばかりのころ、最初に声をかけてくれたおばあちゃんだった。
うららと散歩をしていて、ほえまくるウララを「しつけがまだまだじゃな、どればーちゃんがしつけたる！」とか言いながらよく撫でてくれた。茶々が来てからもよく2匹撫でてくれた。
おばあちゃんの苗字さえ知らなかった。お名前は知ってた。
毎日会ってたわけじゃないけど、おばあちゃんがアパートの外でのんびりしているときに何度かそうしてお話をした。
私たち夫婦のことをよく挨拶ができるええ若者じゃと褒めてくれた。
時には畑で取れたというゴーヤやなすびをくれた。
おばあちゃん、なくなってからしばらくして発見され、遠縁の人がみつかり鹿児島のお寺さんに行ったとのことでした。パパさんが私の薬をとりに薬局で待っていたときに横にいた奥さんたちから聞いたのでした。近かったらお墓参りに行きたかったけど、さすがに鹿児島は遠い…。

同棲初日に某カレーチェーン店で食べた卵が原因と思われる食中毒を起こしたとき、病院につれていってほしいとすがった私に「引越ししたばかりで病院もわからん、俺も昔腐ったししゃも食べたけど全部だしたら治ったから大丈夫や。」…と1人先に寝た彼が年月を経て頼りがいのある立派な旦那さんになってくれた。だからきっとパパさんになれたんだね。

そしてパパさんの会社、上司の方々にも感謝しきりだった。
女房の病気で会社休ませるなんてこと…と思ったけど、自分で病院行ける体力はなかった。
病院2日目はだいぶ元気になっていたのでひとりでがんばって行こうかなと思ったけれど、パパさんの上司の方も家族を優先させなさい、と言ってくださったらしく2日目も午前中お休みをもらって病院に連れて行ってくれた。
転勤族だからやっぱり家族を大事にしないと誰も頼れない。そういうことで会社も奥さん大事にしてくれてるのかな。ありがたやありがたや。

4日の手術の前、ちょっとブルーなときに「手術終わったらご褒美何くれる？」とかほざいてました。かわいそうにそんな状況で懇願されたら嫌とはいえないパパさん。あいまいだけどOKっぽい返事をしてくれました。
でもよく考えたらさぁ、年末の妊娠騒動から今回のウィルス性胃腸炎ですでに医療費3万円越えてる…（涙）。大黒柱のパパさんとしてはその上ご褒美までねだられたらそれこそ『よわりめにたたりめ』だろう…。

うらちゃん、ちゃーちゃんにも感謝しきりだった。
ちゃーちゃんとは安静中ほとんど別の階にいたので会えなかった。なのでエレベータで寝室に向かうときにもエレベータに乗っちゃいけないと思うようになってしまったらしく、パパさんが洗濯物を干しにいくときには一緒にエレベータに乗っていくけれど、私が乗るときにはウララしか乗らなくなっていた。
うらちゃんは私がトイレに行くときもすべてずっと一緒にいてくれた。もちろん茶々もそうしたかったけど、ベッドが二人の喧嘩の大きなネタになるのでできなかった。





寝てばっか（笑）。