カテゴリ:カテゴリ未分類
高いと思うし、払ってない人もいるじゃないかと思いつつNHK受信料は払ってます。広告のことを考えていては取り上げにくいことにも真正面から報道する番組も多いと思うので。
3日のETV特集「いじめ・虐待の背後に自閉症スペクトラム-人とうまく付きあえない」も録画して観ましたが、とても勉強になりました。 日本で自閉症スペクトラムの第一人者である杉山登志郎先生が診察されているクリニックを主に取りあげていて、実際に診察をうけている小学生や高校生の子供たち、母親、大人になってから発達障害が分かった人が取材されています。 最新の研究や治療、療育についても日本全国取材されていました。 自閉症スペクトラム(ASD)の人たちは、視覚優位であって、目で見たものについての記憶が優れているが、逆に嫌な記憶、人に怒られたときの怒りの顔などが記憶に鮮明に焼きついて、フラッシュバックが起こり、過呼吸やチックなど身体症状もでてきてしまう。言葉をきいたときも大多数の人は左脳をつかうのにASDの人たちは右脳の反応の方が強くでている検査結果もありました。 周囲の大人、友達から余りにも否定され続けると、不登校、うつ病や統合失調症、不安症という精神病になる例も多いとのことでした。 一番心に残ったことは、2、3歳ぐらいから専門家と一緒に物と人の顔との見分け方や言葉の訓練をしている子供は、その後の「人への対応」や「言葉の認知度」が格段に違うデータがあるということでした。杉山先生によれば、確かに物事や言葉の認知は、多数派の人と違うし、雰囲気が読めないという困難はあるけれど、そのことを否定しないで、早期から療育していくことで、他者への配慮ができるようには十分なれるとのことでした。杉山先生は、「ちょっと変わった普通の大人」と表現していました。 教育関係者ではないですが、こういう認知の人たちがいて物の見え方が人と違ったり言葉の使い方で困難を抱えていること、周囲の対応次第で、いい方向がみえてくること(その逆もあること。)、そのことが分かっただけでも、人に対する自分の心構えが変わったように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.07 13:42:18
コメント(0) | コメントを書く |
|