カテゴリ:カテゴリ未分類
対立よりも協調のほうが難しい、とよく聞く。
これは、特定の誰かがそう言ったというより、ちょっと平和主義者っぽい人とか、身近な物事や作品から教訓を見つけたいタイプの人なら普通に言っていると思う。 それに反して、自分は「なあなあな日本的な態度こそが悪の温床なんだ」と思っていた。 或いは、どうでもいいとか、自分の立場をはっきり決めないとか、無関心とか、そういうのが。 自分がいじめられていた時、誰も助けてくれず、それなのに、一般論の「いじめは良くない!」ということは声高に言っていた人がいたことが原因の一つである。 うちはうち、よそはよそ、という考え方もどうしても嫌だった。 だから協調だなんて、考えるのを放棄して悪すらも認めてしまうような態度だと思っていた。 けれども最近、色々な話を聞いて、「対立よりも協調のほうが難しい」というのが平和主義者や他人に無関心な人の妄言ではないと若干思えてきた。 実際、協調は対立するよりも難しい。 それでもやっぱり、勧善懲悪ものが好きだって言うのはしょうがない。 好きな作品が勧善懲悪に分類されたあとで、下らないって言われるのはちょっと悲しい。 それに、過度に協調を説きすぎると片方だけが常に服従させられるなんてことにもなりかねないような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|