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これも転載しようっと。
私は勤労の義務を無視する存在自体が憲法違反の者だそうです。 あれーおかしいな生存権は?( 単に生まれた年代だけでニートを切り分けるのはおかしいと思います。 若いだけで理由なく就職しない人だと決め付けるのはどうもなぁ……。 (以下) (十六)麻生総理は暴論と分かっていて話をすることがあるとのことで、当方も真似をさせていただこうと思います。ニートは日本国憲法第二十七条に定められた勤労の義務を無視する存在であり、存在自体が憲法違反だと思います。いかがでしょうか。 ニートにも様々な人がいて、私のような第二次ベビーブーマーの不況期に成人を迎え、就職超氷河期に満足な安定した職を得ることができず、結果としてニートになった人については、救済が必要でしょう。いみじくも安倍元総理が述べたとおり、従来の一度線路に乗ったら定年退職まで安定だけれども、コースに乗り損ねた人には二度とチャンスは戻ってこないという世の中は間違いであり、「再チャレンジ」が可能な世の中にすることは、極めて重要なのです。残念ながら、この思想は、安倍内閣が短命であったこともあり、公務員の途中採用枠を増やす程度で終わってしまいましたが、本来は、大手企業には一定の中途採用枠の確保を義務付けるくらいの強力な政策が必要です。 他方、麻生総理のニート擁護論は、豊かな社会におけるスローライフを否定しないというものであり、これは、われわれ第二次ベビーブーマーが味わった、「若者が社会的弱者に転落する」という経験と、まったく合致しておりません。麻生総理は、蟹工船を読む若者が多数、共産党員になっており、共産党員が激増したという事実を、どのように受け止めますか?われわれの世代には、仕事をしたくとも正規雇用がなかなか見つからず、仕事を見つけても後輩がいつまでも入ってこない状況の中での激務を続け、うつ病など心の病を発症した者が多数おります。失われた十年と呼ばれる長期の不況なくして、社員のうつ病が企業にとっても見逃せない問題であると認識されるようにはならなかったでしょう。そして、そもそも正規雇用を見つけることもできず、ネットカフェ難民、マクドナルド難民などと呼ばれる人たちが登場してくることもなかったでしょう。 他方、つい先日のサブプライムローン問題に発する世界的な信用収縮までは、日本は景気回復基調にあり、この時期に大学を卒業して企業就職した人々の間には、まさに豊かな世の中ゆえのニート的スローライフという傾向を見ることができます。たとえば、最近では入社してすぐに会社を辞める新入社員が続出、企業にとって頭の痛い問題となっています。これとあわせ、「新型うつ病」という、まだ明確な定義のない気分障害が、まじめな精神科医の間でも問題となりつつあり、旧来の、責任感が強すぎて自分を追い込む傾向があるがために、うつ病になってしまうという日本人の標準パターンとは異なる、新しいタイプのうつ病として認知されています。「新型うつ病」の患者は、自己愛的傾向が強く、キレる大人との共通項があり、仕事中は機嫌が悪いものの、自分の好きなことについては元気が出てくるという特徴があります。概観では、従来より存在する「非定型うつ病」のカテゴリーに近いようですが、「キレ易い大人」というキーワードを組み込み、子供がニートに育つのを放置していた親の教育ミスを勘案すると、ほぼ、「新型うつ病」に近いものが出てくるような気がします(境界性人格障害に近いとする見解もあるようですが、私はこれは、本人の遺伝的気質ではなく、社会的影響が主な原因だと思います)。 この世代のニートは、勤労意欲に欠け、世の中に甘えている傾向が強く、傍で見ていて感心できないことが多々あります。たとえばインターネット上の悩み事相談サイト大手のOKWaveでは、中学生や高校生ならともかく、大学生までもが宿題の丸投げで多数の投稿を行っているのを見ることができ、卒業論文はインターネットからのコピー・アンド・ペーストで済ませるなどという情けない大学生が増えているのです。 このような状況下で、安易なニート擁護論を唱えることは有害であり、ここ数年の景気回復期や現在の大学生に対しては、まずは自立した社会人生活を営めるよう再教育を施すことが先決と思いますが、いかがでしょうか?他方、ロスト・ジェネレーションのように、働きたくとも不況のため正規雇用のチャンスがなく、三十代になるまで何の経験もスキルも獲得できないまま生きてきた人間を救済するには、「再チャレンジ」政策の徹底的なやり直しと、派遣社員・契約社員・アルバイトなど非正規労働者の権利の拡大、偽装請負禁止の厳罰化などの政策が必要と考えておりますが、総理大臣のご意見をよろしくお願いいたします。 また、ニートについては、小沢一郎氏が次のように述べておりますので、論評をお願いします。 「本人たちは「誰の迷惑にもなっていない」と言うかもしれないが、親の稼ぎで食わしてもらっているうえ、国民全体で支える公共的サービスは享受している。病気でもない働き盛りの若者が、漠然と他人に寄生して生きているなど、とんでもない。自分の力で生きようとしない彼ら自身も問題だが、最も責任が重いのは厳しいシツケもせずに、ただ甘やかせている親たち。どうかしている。親自身が自立していないから、子供がまともに育たないのである。」 私はこの見解に賛同するものであり、よほどの不景気で職が見つからないとか、労働環境が余りに悪く人間の尊厳や最低限度の健康を損ねているという状況で無い限り、ニートとは、憲法に定められた国民の勤労の義務を果たしていない、存在自体が違憲の人々だと思います。 (以上) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 7, 2008 01:43:13 PM
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