カテゴリ:表沙汰
なぜか、youtubeのあなたへのおすすめにでていた。 小学校の頃は、マトリックスという響きがかっこよく感じたが、 よくよく考えれば、matr=母なので、母体という意味だ。 日本語で母体、母性なんて言ったらかっこよくは感じないだろう。 哲学史でいえばソクラテスが発端だった、 「この世は仮想現実である」という考え。 歴史でソクラテスに関する文献が確認されているだけで、 もっと昔から人はそれを考えていたのだろう。 だからマトリックスだって「現実=仮想現実」と「目覚め」をテーマとしている以上、 ソクラテスのこの思想の後継者、すなわちネオプラトニズムだ。 この世は仮想現実である、VRである。 私たちは、「現実と思い込む」という強いプログラムのもと 現実を生きていると思い込みながら、 どこかこの現実から遠い場所で、VR装置で現実を五感で感じているだけだ。 現実は映像にすぎないし、五感や感情は、そのVR装置が用意して、 私の体に電流を流しているだけだ。 マトリックスでは、目覚めると、よりひどい現実なのだが、 私たちの現実世界では、どうであろう。 アセンションという言葉がよく言われる。 地球的周波数という名のVRを外し、本来の宇宙的存在に戻ることがアセンションだともいう。 マトリックスでいえば、なんかカプセルかなんかを飲んでた気がするが、 それを使って目覚めることだ。 ネガティブな周波数を全て外して、ニルヴァーナの感情だけになって悟る、 というのにくらべて、飲むだけでいいなんて、実に楽なことだ。 ブッダが悟ったのも、「苦行」ではなく「飲んだ」ことだったが、 私たちも、「苦行」でしか悟れないと思い込んでいて、 それがそういう現実をつくっているだけかもしれない。 「飲む」ものを与えてくれるスジャータなりモーフィアスなりを、待つしかないというのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.26 19:43:34
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