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テーマ:暮らしを楽しむ(387416)
カテゴリ:舞台&YOSAKOI
昨日出来なかった分、今日の稽古は最初からいきなりイスと譜面代を並べて本読みだった。私はまたウレイの父役になった。母役は今日はもう一人のたかこさん。彼女はミュージカルもやっていたので踊りも演技もかなり出来る。いい雰囲気の母役だった。また、今日ははやとも来ていたので彼はやはりザムザ。この役に関してはたぶん彼しか適役はいないだろう。自分の劇団の公演が直前なので途中で帰ってしまったが・・・
今日は1シーンか2シーンごとに止めて、清水さんが役者にいろいろと質問をしていった。「ウレイは詩人のことをどう思っているか?」「詩人は今まで女性と付き合ったことや2人きりになったことはあるか?」「ミルメは何故森で一晩過ごし、何をしていたか?」「ヘリオは占いを休業しているのに何故いつもの場所にいるのか?」「ザムザは何故しゃべらずにいるのか?」等々、台本に出てこない心理や、経歴、状況などを聞いていく。役の候補者が複数いる場合はそれぞれに考えを聞いていく。徹底してそのパーソナリティの言動の裏にあるものを引きだしてゆくのだ。 それぞれがそれぞれの役の立場での考えを述べるが、当然違う考えも出てくる。だが、清水さんは考えさせ、述べさせるだけで、それをまとめようとはしない。3時間びっちりその作業が続けられたが長いとは思わなかった。ただ、発声特有の姿勢を取ったままなので、腰に負担は大きく、体はかなり辛い。 最後に清水さんが言ったのは「正解は用意してないです。とにかくいろいろ考えてきて欲しい。僕の考えていることはあるけれども、それが正解ではなく、みんなのいろんな発想でいろんな物語を考えてきて欲しい。もちろん矛盾があってはいけないけれど、みんなのいろんな考えの中から創っていった方が必ず面白いものが出来る」といったことだった。脚本の裏にある物語を全員で創造していくとは、なんて面白い作業だろう。 私はウレイ・ウサイの父役としてすぐに頭の中にストーリーが出来上がっていった。その隠された過去、数々の謎の答え、そしてそのドラマの衝撃的な意味合いまでダーッと“降りて”きた。私自身がこういう過去生があったかもしれない。 また、今日はキクトのテーマ曲を聴かせて貰ったが、もろ和風で能を彷彿とさせる曲だった。う~ん、自分自身で最後の祈りのシーンも考えていたが、今のアイデアではこの曲とは違和感がある。だが、神道式の祈りも考えるのはそう難しくない。いろいろ試してみたい。 今日は途中で止めながらだったので、役の入れ替えは一部あったものの全くセリフに当たらなかった人も多かった。かなちゃんも途中でオンチの役に入れ替わったが、清水さんは勘違いしていたのだろう、そのシーン以後、オンチはラジオから流れる歌での登場があるもののセリフはなかったのだ。またしても彼女のアピールする場はなかった。もう、後は12月10日の配役決定までに、12月5・6・7・8日の4日連続の稽古しか清水さんの稽古はない。彼女はそこに参加出来るのだろうか? だが、私自身もこの重要な稽古のうち、5・6日は「誓いの青い鳥」の本番の為出席出来ない。残り二日間で持っているものを全て出して頑張るしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/23 03:42:52 AM
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