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テーマ:暮らしを楽しむ(387462)
カテゴリ:舞台&YOSAKOI
もう、明後日からはAチームの本番が始まる。スタジオでの練習は今日が最後で、12時からアップを始めて大塚先生が来るのを待ち、1時50分頃からリハーサル開始。最初はただ見てるだけになるが、終わってから細かなチェックポイントが指摘され、そこからまた修正してBチームのリハーサル。
私達の部分では、ツリーの電飾スイッチが問題になり、点けるタイミングと点ける人を新たに決めた。明日は実際に会場に入ってのリハーサルになるが、なにせ狭いところなので、また修正すべき点が多々出てくるだろう。もっと手軽に使える設備の整った、尚かつ交通の便のいい小劇場があればなと思う。 でも小劇場には小劇場の良さがある。役者の吐息までが聞こえ、表情も手に取るようにわかる。ダイレクトにエネルギーが伝わってくるのだ。それゆえ逆に私達にとってはごまかしが利かず、厳しい条件であるとも言える。客席と近いが故の難しさもあるのだ。 2度目のリハーサルが終わって、片付けと明日への準備が始まり、その中で私は大塚先生の許可を得て、ルミちゃんと華奈先生からも腰の痛みの相談を受けたので、スタジオで施術させて貰うことにした。華奈先生はこの後すぐまた練習が入るとのことで先に施術。彼女は強度の側湾があり、それで主役を演じて激しい踊りをこなすのだから、体に掛かる負担は常人の想像を遙かに超えるものがある。常に痛みと戦いながら、絶対無理だと言われた事にチャレンジして夢を追い続けている人である。 出来る限りのことはしたいが、なにせ体は側湾に対応して歪むことでどうにか逆にバランスを取っているわけで、それが20年以上続いているわけだから、簡単に問題が解決出来るわけじゃない。とにかく痛みをやわらげることを最優先に考えて腰部の筋肉と足底を緩め、頸椎を矯正し、操体法で骨盤のバランスを調整する。最後に痛みの出る部分にオイルマッサージをして、エネルギーが弱く感じる部分にヒーリングを行うが、正直側湾が強度すぎて大きな効果は期待出来ない。 本当に彼女はこの体でよくあれほど見事に踊れるものだと感心する。常に痛みがある中で、普段から笑顔を絶やすことなく、私達にも優しく指導してくれている。ハンデは夢を遮るとは限らない。華奈先生の生き方は見習いたいと思う。 一方ルミちゃんは今日は二回ともフル出演し、一人5役をこなしていた。動きを見ていたが、やはり痛みは抜けていないようで、今日は包帯を外し、片方のサポーターだけにしていたが、状態を診たら昨日とたいして変わらず、右足はむしろ昨日より筋肉の張りが強くなっていた。入念にオイルマッサージをしていくが、よく見ると足の長さもかなり異なっていた。若さ故に腰には症状はなかったが、試しに大腿も施術してみたら、こっちも自覚症状がないだけで軽いマッサージでもだいぶ痛がっていた。 当然腰にも歪みがあり、腰椎を矯正することで下肢の筋肉を緩めることができると判断し、痛みが出ないように瞬間的に矯正した後、操体法で微調整する。筋肉にたまってしまった疲れを完全にとる事は休息しなければ無理だが、術後かなり楽になったようなのでとりあえずほっとした。今日一番負担が掛かったのは踊りよりも、暗転中にハイヒールを履いて舞台位置に移動する際、足音が出ないように踵を浮かして歩くよう言われていたので、それがふくらはぎに強い負荷を掛けてしまったのだ。BLOCHの舞台の床がどうだったかよく憶えていないのだが、摺り足で対応出来ないかと話してみた。 彼女はまだ10代で、はっちゃんとともにミュアという名前のペアユニットを組んでいるが、彼女等2人の掛け合いは全く見事で、今回は2人で関西弁の落第天使を演じているが、これはもう演技も踊りも本当に素晴らしい。今回の舞台の一番の見所かもしれない。 花形だけに彼女には絶対に潰れて貰っては困る。でも彼女は他の先生方同様A・Bフル出演なので8日間ぶっ続け出演。しかも土日はそれぞれ3回公演なので、負担が大きい。なんとか最後まで怪我なく一緒に舞台に立っていたい。 さあ、明日はいよいよ最後のフルリハーサルだ。全員が迷いなく臨めるよう祈りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/27 09:05:53 PM
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