かやくごはんＺＥＲＯ

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• たまにはこういうのも買う

  今日はゆったりﾊﾟﾄﾛｰﾙの日｡明石からﾊﾞｽでﾊｰﾄﾞｵﾌへ｡年に一回ぐらい行くｽﾎﾟｯﾄ｡ｼﾞｬﾝｸのｱﾅﾛｸﾞｺｰﾅｰではﾗｯﾌﾟ歌謡｢NAMBAで待ってて｣収録の圭修のｱﾙﾊﾞﾑをｹﾞｯﾄ｡帯付き極美品。これをDJで使う日は来るのか？もうちょい探索とばかり99%期待できないｼﾞｬﾝｸCDｺｰﾅｰを漁ったらなんと｢ﾃﾞｭｰﾝ/砂の惑星｣のﾀｲﾄﾙ｡TOTOのｻﾝﾄﾗでも105円なら買いやね｡と思いきやﾃﾚﾋﾞ放映長尺版のDVDでした｡二枚組のうち一枚のﾄﾚｲにはめるとこがひび割れというので210円なり｡ﾃﾝｼｮﾝ上がる｡これだけではわざわざﾊﾞｽに乗って来てさみしいのでﾀﾞﾘｵ･ｱﾙｼﾞｪﾝﾄのﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ｢鮮血の魔術師｣を一般中古価格で購入｡明石に戻り昼飯｡元町へ｡ﾊｯｸﾙでは年末にJB'sの3rdと4thをP-Vineの再発ｱﾅﾛｸﾞでｹﾞｯﾄしていたが､今日は御大とJB'sやﾘﾝ･ｺﾘﾝｽﾞのｺﾝﾋﾟであるｽﾛｰﾀｰｽﾞ･ビッグ･リップオフのｻﾝﾄﾗを発見｡ｵﾘｼﾞの太さにはかなわないだろうが､これはこれでｽｯｷﾘきれい音のﾌﾟﾚｽで俺としては充分満足｡帯もｼﾞｬｹも盤もきれいやし｡で､他に何か無いかと壁を見回したら「ミチバチのささやき」の伝説のスパニッシュ･ロリータ、ｱﾅ･ﾄﾚﾝﾄ主演｢ｶﾗｽの飼育｣のｻﾝﾄﾗが｡昔｢ﾓﾝﾄﾞ･ﾐｭｰｼﾞｯｸ｣という本で紹介されていて､俺はBSでやった映画の方を先に見ていて､主題歌？の｢Porque Te Vas｣と共に愛らしくて大好きだったのだ｡ほどなく中古CDでｻﾝﾄﾗをｹﾞｯﾄ｡ｶﾋﾐｶﾘｨが｢Porque～｣をｶﾊﾞｰしていたと知ったのは後のことだったかな｡そのｱﾅﾛｸﾞは買わなきゃ！って感じで再発でもいいやと思ってたらｵﾘｼﾞのｽﾍﾟｲﾝ盤でした｡2000円なりはﾗｯｷｰ｡で､今かけてますが､ﾚｰﾍﾞﾙの周りのﾂﾙｯとしたとこに指紋付き｡これはきっと俺の嫌いなﾀｲﾌﾟのちょこっとだけDJやってます的90年代に若者だったお洒落系の奴が高値でﾎﾟﾝｯと買って､一回か二回DJで触ってもうDJも止めたしなあ､で手放したﾓﾉと推測｡

  2012.01.14

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• 映画初め

  皆さまあけましておめでとうございます｡爆音怪談が無事に終了し､久し振りに暇な時間がどっさりです｡年末は毛穴から脂が染みだしていた時期の松方弘樹兄貴の東映実録やくざ路線､｢暴動島根刑務所｣｢北陸代理戦争｣｢県警対組織暴力｣を立て続けに見､30と31でｱﾙ･ﾊﾟﾁｰﾉの“実録やくざ路線”ｸﾗｼｯｸ､｢ｽｶｰﾌｪｲｽ｣とその特典映像(削除ｼｰﾝ集とｲﾝﾀﾋﾞｭｰ集がめちゃ重要｡｢ｽｶｰﾌｪｲｽ｣をﾘｽﾍﾟｸﾄするﾗｯﾊﾟｰたちのｲﾝﾀﾋﾞｭｰも予想に反してすごく面白かった)を堪能｡パチーノ演じるトニー･モンタナ、自ずの欲望に忠実過ぎる凶悪人で、コケインの量が増すにつれてパラノイアも高まって破滅するキャラなのでなかなか感情移入しにくく、これまで何回か見てもあんまり好きになれなかったんだが、傑作「仁義の墓場」の石川力夫と通じるものを感じたらすんごい面白かった。元旦はｶｰﾍﾟﾝﾀｰ関連作品ながら監督がﾄﾐｰ･ﾘｰ･ｳｫｰﾚｽということで手が出なかった｢ｳﾞｧﾝﾊﾟｲｱ黒の十字架｣(主演はﾎﾞﾝｼﾞｮﾋﾞ)を迷った末に購入｡近所のﾌﾞｯｸｵﾌにて｡期待せずいろんなとこに目を瞑って見たら意外と楽しめた｡しかしﾈｯﾄで評判をﾁｪｯｸしたら特に海外のｶｰﾍﾟﾝﾀｰ信奉者からはﾎﾞﾛｸｿでした｡曰くボンジョビは(前作「ヴァンパイア最期の聖戦」の)ジェームズ･ウッズとは違う、だの。いちいちそんなこと指摘するまでもあるまいに。二日はｳﾞｧﾝﾀﾞﾑの｢ﾏｷｼﾏﾑ･ﾘｽｸ｣を初めて見る｡90年代のｳﾞｧﾝﾀﾞﾑにはあまりﾊｽﾞﾚは無いように思う｡本作も痛快の力作｡しかしヴァンダム、双子やクローンモノが多いよな。三日は､ﾘｰ･ﾘﾝ･ﾁｪｲがちょこっと出ているということで｢少林寺2｣直前に公開された｢ﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ燃えよｶﾝﾌｰ｣を朝から見る｡昔友人にﾋﾞﾃﾞｵをあげてしまってたのをTSUTAYAのﾜｺﾞﾝｾｰﾙでDVD見つけたんよね｡しかしﾒｰｶｰが弱小なためかﾏｽﾀｰは恐らくﾋﾞﾃﾞｵ版と同じのような画質｡だが日本公開版の納谷悟朗ﾅﾚｰｼｮﾝがうれしい｡ﾘｰはﾎﾝﾏにちょこっとだけの出番(誕生日に家族で餃子ﾊﾟｰﾃｨをやる場面が微笑ましい)ながら中国の拳達人が次から次へと神技を披露してくれるので満腹だ｡じいさんの猿拳や鴨拳には爆笑｡VJの方はネタにどうぞ。晩にはDVDに2in1で収録されている｢ｽﾀｰｳｫｰｽﾞ｣のｽﾋﾟﾝｵﾌ､｢ｲｳｫｰｸｱﾄﾞﾍﾞﾝﾁｬｰ｣と｢ｴﾝﾄﾞｱ｣を続けて見てしまう｡｢ｲｳｫｰｸ～｣の方は小学のときに新聞広告を見て死ぬほど見たかったやつ｡やっと見れました｡この歳になって別に期待もしてないんだけど､ﾙｰｶｽﾌｨﾙﾑにあるまじき低予算でｸﾘｰﾁｬｰ少なめのまあまあな子供向け｡敵がﾛﾝ毛で犬面のｷﾝｸﾞｺﾝｸﾞ(もちろんｷﾞﾗｰﾐﾝ版)みたいな奴で魅力も薄いよ｡｢ｴﾝﾄﾞｱ｣には悪の帝王や魔法使いやとｷｬﾗも沢山､ﾌｨﾙ･ﾃｨﾍﾟｯﾄ監修(実作業はﾄﾑ･ｾﾝﾄ･ｱﾏﾝﾄﾞら)のｽﾄｯﾌﾟ･ﾓｰｼｮﾝ(恐らくｺﾞｰ･ﾓｰｼｮﾝ)ｸﾘｰﾁｬｰが長時間見れて満足度はこちらの方が断然高い｡しかしイウォーク族ってよく見たら不細工なのになんか可愛いよね。余談だが去年出た「スターウォーズ」のBlu-rayボックスでイウォークがまばたきするCG加工したりしたのでアメリカでは不買運動さえ起こったのだという。ルーカスなんでそういうとこはアホなんかな。最後に年末深夜吹替版をやっていた｢猿の惑星｣を途中まで｡ﾃｲﾗｰの喉の傷が癒えて喋れるようになりｾﾞｲﾗとコーネリアスが驚く場面がごっそりｶｯﾄされていてﾋﾞｯｸﾘ｡

  2012.01.04

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• 爆音怪談だった…

  昨日はわたくしL.A.H.本年最後の大イベント、爆音怪談の日でおました。 会場の尼崎労働福祉会館中ホールは椅子をランダムに置いたり電飾で飾って暗くしたりでなかなかにクローネンバーグぽいひんやりした雰囲気に。 一言で言えば爆音の合間に怪談の合間に爆音という、当初のイメージをなかなかいい感じに実現できたのではないかと。とはいえ、SAWSINも指摘する通り合間の爆音時に視覚的に工夫ができなかったのは今後の課題です。ＶＪのアイデアは話し合ったのだが準備期間と人員が足りなくて今回は見送ったんだよね。 最後の挨拶でも言わせてもらったが、言い出しっぺの自分としてはやりがいのあるすごい楽しいイベントでした。 爆音がキツ過ぎるんじゃないかとのこちらの心配に反してアンケートではお客さんの反応は上々でした。何人にも選曲を誉められたのはすごい嬉しかった。 正直十数名のお客さんはちょっと少なかったと思うが、これはAKB劇場の当初の客が7、8人だったことと同じで、今後このイベント、爆発的に盛り上がっていくことを望みます。 なんせ恐らく日本で初の試みだ。第一回のお客さん、SAWSIN画のステッカーとわたくしのMIX CDという贅沢なプレゼントも含めて大いに語り継いでもらいたい。

  2011.12.25

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• 戦慄!俺がゾンビ!?

  さて､24日が迫ってまいりました｡ｸﾘｽﾏｽ？いや爆音怪談だ！12月24日18時30分から尼崎市立労働福祉会館中ﾎｰﾙにて怪談ｲﾍﾞﾝﾄを開催します｡出演は我が友人の｢まごころ怪談師｣宇津呂鹿太郎と関西怪談界のもはや重鎮､怪談社の紗那､紙舞の両師｡料金は当日2500円予約2000円他詳しい情報は【NPO法人ｼﾝﾌｫﾆｰ】tel:06-6412-8026fax:06-6412-8444mail:scinfo@npos.ccまでなんと驚いたことに友人の画家SAWSIN(最近は雑誌の挿絵や｢超｣怖の文庫本の表紙まで描いてる！)が急遽わたくしL.A.H.がｿﾞﾝﾋﾞになってしまったｲﾗｽﾄを描いてくれたのでした｡当日はこのﾃﾞｻﾞｲﾝのｽﾃｯｶｰやｿﾞﾝﾋﾞ研究のﾌﾘｰﾍﾟｰﾊﾟｰ､そして今回俺が選曲&ﾐｯｸｽした恐怖のCD-Rを配布する予定｡早い者勝ちだぞ！関西の怪談ﾌﾘｰｸは来なさい！

  2011.12.20

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• ついでに

  前にダウンロードだけできるようにしていたトラックをYouTubeにアップできました。J.A.W.S. (Just Another Wild Style)→【http://www.youtube.com/watch?v=5SpgJnb4T2s&feature=player_detailpage】自分の気持ちとしてはCold Crush Brothersらへんのオールドスクールなマイクリレーが乗るイメージで作りました。チェケダー

  2011.12.11

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• YouTube!!

  なんたる体たらく、パソコンにもともと入っていたソフトウェアでYouTube用のファイルが簡単に作れました。 もってけ！セーラーふく→ 【http://www.youtube.com/watch?v=oHXb-drZ_lQ&feature=player_detailpage】 と、仲間のラップグループ「MAY」の曲をリミックス→ 【http://www.youtube.com/watch?v=lrEiG9vJoX0&feature=player_detailpage】

  2011.12.11

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• ニコ動

  もってけ！セーラーふく(L.A.H.にくきゅうMIX) ダウンロードするのはいやだけど聞いてみてやっか、という方はニコニコ動画でどうぞ。 ただしニコ動のアカウント取得とadobe flash playerのインストールが必要になります。めんどくせ！ http://www.nicovideo.jp/watch/sm16389455 面倒でないYouTubeにもアップしたいんですが、できるかな。

  2011.12.11

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• らき☆すた

  前日お知らせしたアニメ「らき☆すた」の主題歌「もってけ！セーラーふく」のリミックスが完成したのでダウンロードリンクを貼ります。 直接 mp3→【http://www.megaupload.com/?d=RMS439RJ】 wav→ 【http://www.megaupload.com/?d=NYERXJIL】 ダウンロード用blog「かやくごはんNEO」→ 【http://blog.livedoor.jp/lahbeatmk/】 からもどうぞ。はっきり言ってヤバういぞ。後日ニコニコ動画とYouTubeにもアップしてもらう予定です。

  2011.12.05

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• ジェ～イムスブラウン！

  昨日はﾋﾟﾝｸﾌﾛｲﾄﾞの紙ｼﾞｬｹに腹を立ててておったわけですが､ﾀﾜｰで一緒に買ったのがJBの4枚組｡Real Gone Musicというﾚｰﾍﾞﾙから出ている超廉価盤(四枚で1490円!!)です｡価格を抑えるためにﾌﾞｯｸﾚｯﾄなど一切付いてないんですが､内容が凄すぎ｡｢Please Please Please｣から｢The Amazing～｣までの初期4ｱﾙﾊﾞﾑを納めた二枚に､他ｱｰﾃｨｽﾄとのｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞｱﾙﾊﾞﾑから御大のｲﾝｽﾄﾄﾗｯｸ､同時期のﾄﾞﾗﾏｰであったﾅｯﾄ･ｹﾝﾄﾞﾘｯｸの音源(おそらく何枚かのｼﾝｸﾞﾙ)などの一枚､四枚目はｿｳﾙﾄﾚｲﾝやｻﾀﾃﾞｲﾅｲﾄﾗｲﾌﾞ出演時のﾗｲﾌﾞｺﾝﾋﾟ｡ﾌｧｰｽﾄｲﾝﾊﾟｸﾄは｢ﾛｯｷｰ4｣での｢Living In America｣(俺の世代(37歳)は｢ﾌﾞﾙｰｽ･ﾌﾞﾗｻﾞｰｽ｣よりこっちなのだ)､後にﾋｯﾌﾟﾎｯﾌﾟのｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞﾈﾀ→ﾋｯﾌﾟﾎｯﾌﾟ文化の祖父としてJBを集めていったような我々には､ｺﾘﾝｽﾞ兄弟在籍時を頂点とする60年代後半から70年代前半のﾄﾗｯｸが一番人気で､初期のR&Bにはなかなか手が出ません｡個人的には60年代中期のSMASHﾚｰﾍﾞﾙでのｲﾝｽﾄ盤を集めたりしてましたが､やはりﾃﾞﾋﾞｭｰからしばらくのR&Bｱﾙﾊﾞﾑには全く興味が湧かず｡それが激安で系統立てて聞けるとなると手を出さずにはおれません｡有難い！このｼﾘｰｽﾞ､他にはﾁｬｯｸ･ﾍﾞﾘｰやﾎﾞ･ﾃﾞｨﾄﾞﾘｰ､ｻﾑ･ｸｯｸ､ﾘﾄﾙ･ﾘﾁｬｰﾄﾞ､ｴﾃﾞｨ･ｺｸﾗﾝ､ｼﾞｰﾝ･ｳﾞｨﾝｾﾝﾄなどなどがﾗｲﾝﾅｯﾌﾟされています｡集めるかL.A.？

  2011.12.04

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• 酷いパッケージ

  爆音怪談でﾋﾟﾝｸﾌﾛｲﾄﾞの｢Breathe (In The Air)｣を鳴らす予定なんですが､個人的にﾌﾛｲﾄﾞの中で一番好きなｱﾙﾊﾞﾑ｢狂気｣､家にあるのは日本盤ｱﾅﾛｸﾞとﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞしたCD-R｡それではお客さんに失礼だろうとﾀﾜﾚｺにて2011年最新ﾘﾏｽﾀｰ盤を買ってきました｡このﾌﾛｲﾄﾞの2011ﾘﾏｽﾀｰ､何故今まで手を出さなかったかというとその見た目｡紙ｼﾞｬｹがすんごいﾁｰﾌﾟなんですよ｡国内盤も輸入盤に帯とﾗｲﾅｰ付けただけみたいだし｡フロイドこそSHM-CDにするべきなんちゃうん？これで2000円前後取られるってのはなんだかｼｬｸだと｡しかし今回は必要に駈られて買ってしまったわけですが､開けてﾋﾞｯｸﾘ中にはﾊﾟｰｿﾈﾙと歌詞しか載ってない貧相なﾌﾞｯｸﾚｯﾄと裸のﾃﾞｨｽｸのみ｡ﾃﾞｨｽｸを紙ｼﾞｬｹから出すだけで傷いってもたわ(-_-#)あまりのｼｮｯｸに音の違いなんかどうでもよくなったわ!!

  2011.12.03

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• らき☆すた

  わたくしアニメにはほとんど興味ないんですが、ひょんなことから「らき☆すた」というアホなアニメの主題歌「もってけ！セーラーふく」のリミックスを勝手に作ってしまいました。 ふた月ほどかかってしまいましたよ。明日には最終版が完成してダウンロードできりようにします。月曜にはニコニコ動画にアップしてもらう予定です。YouTubeにもアップできたらいいんですが。タイトルは別のを付けたんですが、気持ちとしては「Special Dance Mix」と呼びたい代物。

  2011.12.03

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• 爆音クリスマス怪談！

  宣伝だコノヤロ 来る12月24日18時30分から尼崎市立労働福祉会館中ホールにて怪談イベントを開催します。 出演は我が友人の「まごころ怪談師」宇津呂鹿太郎と関西怪談界のもはや重鎮、怪談社の紗那、紙舞の両師。 実はわたくしＬ.Ａ.Ｈ.が言い出しっぺの今回の企画、何が目玉かといいますと 爆音で鳴らすプログレやホラーのサントラと怪談語りのいまだかつてないコラボレーション！ 例えば前日の山敏のイベントではベタにサスペリアやオーメンの有名曲を“BGM”としてかけていたそうで、その点での面白さはゼロであったと。まあ、一般的な怪談会でも演者が選曲にこだわることはあっても音楽はあくまで添え物でした。 ここ数年、観客として怪談会によく行くようになり、今年からはスタッフとして参加するようにもなったわたくし、関東ではよく行われている映画の爆音上映にちなんで怪談も爆音でやったら面白いんじゃないかと 完全にその場の思い付きで口を滑らせたら鹿太郎も乗り気になってくれ、この度実現することになったのでした。 紗那さんは以前にも音楽とのコラボで怪談をやったことがあって、大して面白い結果は出なかったらしく、今回も出演は受けてくれたものの「失敗するやろ」と言っていたらしいですが、 俺には長年のDJとしての選曲スキルと客として怪談を最優先させる演出力がある(はず)なのだよワハハハハ とにかくクリスマスとルミナリエを吹き飛ばす心持ちで「オモロカッタ!!」と言わせるように頑張りますので予定がない人は来てね。 料金は 当日2500円 予約2000円 他詳しい情報は 【NPO法人シンフォニー】まで

  2011.11.28

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• カーペンター狂

  「ニューヨーク1997」や「遊星からの物体X」の巨匠ジョン・カーペンター監督のインタビュー本「恐怖の詩学 ジョン・カーペンター」を訳された井上正昭氏によるカーペンターについての講義を聞いてきました。 土曜日、長田の神戸映画資料館にて。 蓮見重彦によると“30年代から50年代にかけてハリウッドの景気が下降線をたどり、手っ取り早く稼げる二本立て興行用に少ない予算で制作されたもの”がB級映画の定義なのだそうで、“予算はともあれ作品のクオリティがもう一歩”なのがB級だと考えてきた俺はその考えを修正させられたのでした。 作品のクオリティの評価は主観的なものだから、とにかく数字としては客観的にランク付けできるロウバジェットの映画をB級とする方が正しいのね。 で、その制約された予算下で作られ、また、暴力や性描写に対する厳しい規制“ヘイズコード”が68年だったか67年だったかに撤廃される前の時代の映画には省エネゆえの見事な工夫や“見せない”ことによる豊かさがあったと(この辺の話しが長過ぎました)。 で、ヘイズコード撤廃以降の作家であり、テクノロジーの進化によっていくらでも“見せる”ことのできる時代に敢えて前時代的な映画を作り続けているカーペンターこそ王道である、と、そんな話しでした。大雑把に言うと。あとハワード・ホークスの影響と。 なるほど。 講義としては、最後に一人の方が質問し、俺も“カーペンターは好きなんだけどそれぞれの作品(「ハロウィン」について言いました)にツメの甘さやツッコミどころがあって大絶賛はできない”んですがそれってどうですか?という意見を言わせてもらった。 井上氏もカーペンターのツッコミどころについては意識的に見られているようで、カーペンターのファンとして正しい姿勢である、と答えていただきました。 一応ちゃんと答えていただいたんですが、井上氏、講義が終わると質問を避けたい空気を出してまして、こっちとしてはわざわざ直接話しを聞きにきているこういうイベントなんだからインタラクティブな部分が重要だと思うんですがねえ。 電車で帰りながら思ったのは、俺個人で言うと、スピルバーグだったら「激突！」と「未知との遭遇」、スコセッシだったら「タクシードライバー」と「グッドフェローズ」を偏愛していてそれぞれの監督の映画で見てないのも多いんですが、カーペンターについては特に「要塞警察」と「物体X」が好きなんだけど他のも大体見ていて割りとまんべんなく好きだなあ、と。 それは何でかと言うとカーペンター映画の安定したクオリティ、タイトなタッチ、モチーフが好き(SF、ホラー、アクション)、そして“ツッコミどころの多さ”ゆえに作品からカーペンターの人間味が透けて見えるからなのだと再認識。

  2011.11.21

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• 鉄男 THE BULLET MAN

  だいぶん前に録画していたのを見ました。 告白するとわたくし塚本晋也監督の腕を全面的に推すことはありません。 鉄男1と2を見る限りでは、スピードと激情に重きを置くばかりフィルムのグルーヴを獲得するまでには至らない(そこが塚本の“タッチ”だともいえるが微妙に“足りていない”のは明らか)のがもどかしいのと、はっきり言って中学生の妄想的な内容に一歩引いてしまうのです。 諸星大二郎を実写化した「妖怪ハンター」はほとんど学生の自主映画レベルの演出で、“ああ、やっぱり下手やったんや”とまで思ってしまいました。 なので他の作品は見ていません(8mmの「電柱小僧の冒険」を除く)。 で、なんやかや言ってホラー/ファンタスティック映画のファンとしてはとりあえず押さえておくべき「鉄男」三作目の「THE BULLET MAN」を見た感想は 1、2と変わってない！ 映像は。 この人はずっと80年代を引き摺っているのだな、と思いながら見続けました。時任三郎の健康ドリンクのCM(あれって塚本？)を思い出したりして。 ところがラスト、妻の叫びによって、塚本自身が演じる“密告者”の挑発を乗り越え、主人公の姿は人間に戻ってしまうのです。 ヤワ？ イヤイヤ、ポスト911、ポスト震災の世界の在り方としてひとつの道を示していると思えて素直に感動を覚えましたよ。 ある意味無責任な世界観を放り出してしまった(そしてなまじそれらがパワフルな作品であったために影響力を持ってしまった)1と2に大人の落とし前を付けることが出来たのではないでしょうか。 それにしても 主人公も含め登場人物のかなりを外国人で占めてしまっているのは海外マーケットを狙ったのだろうか？ むしろ塚本が海外から評価されている大きな要因のひとつである彼の“東京性”(？)を削いでいるのではないか？そこが気になりました。 エンドロールの曲(これがナイン・インチ・ネイルズの曲かな)はすごくよくて、これならサントラ買ってもいいな。

  2011.11.08

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• ケネス･アンガー爆音

  ｸﾘｽﾏｽの日に尼崎で爆音怪談のｲﾍﾞﾝﾄを企画中ですが､わたくし今まで東京や金沢映画祭ではよく行われている映画の爆音上映を体験したことがありませんでした｡先月のある日偶然手にしたﾌﾗｲﾔｰは､大阪ﾋﾞｼﾞｭｱﾙｱｰﾂ専門学校における実験映画監督ｹﾈｽ･ｱﾝｶﾞｰ作品爆音上映会の告知｡これは勉強のためにも体験しておかなくてはなりません｡会場は専門学校内の小ﾎｰﾙ｡数段積み上げられたｲｶついｽﾋﾟｰｶｰは軽音部に借りたものでしょうか｡周りをほとんど学生に囲まれてなんだかﾜｸﾜｸしてきます｡上映作品はその1- 月に恋い焦がれる男の幻覚と絶望を描いた？無言劇にﾄﾞｩｰﾜｯﾌﾟやR＆Bを被せた｢ﾗﾋﾞｯﾂ･ﾑｰﾝ｣(1950版と音楽をELOに差し替え短くｶｯﾄしﾌｨﾙﾑの回転も速くした1979版)う～ん､普段興味を持つことがないﾊﾟﾝﾄﾏｲﾑは正直苦手｡音楽の乗せ方も単純にﾌｨﾙﾑに被せてるだけで古臭い感じがします｡79年版はというと、時代はポストパンク、映像にもスピードを、と勘違いしてしまったのか速回しによって変にコミカル、同じ曲を何の捻りもなく二回連続でかけることで単なる珍バージョンになってしまっています。その2-石を造形した巨大な噴水庭園を女子がうろうろする｢人造の水｣(1953)これは良かった｡ﾃｰﾏはｽﾞﾊﾞﾘ水そのものだと思うんだが､ﾓﾉｸﾛﾌｨﾙﾑで捉えられた水の動きと光の美しさは心に残る｡音楽はクラシックバイオリン。その3-いろんなｺｽﾌﾟﾚ(古代ﾛｰﾏとかｴｼﾞﾌﾟﾄとか？)の人物たちが怪しい飲み物によって天国と地獄をﾄﾘｯﾌﾟするｻｲｹな｢快楽園の創造｣(1954ｶﾗｰ)ってこれ50年代やったの？今知りました｡映像は圧倒的､しかし被るのがこれまた個人的に馴染みのないｵﾍﾟﾗでﾊﾏり切れず｡しかも来る前に飲んだﾊﾟﾌﾞﾛﾝｺﾞｰﾙﾄﾞと睡眠不足のせいで睡魔が襲う｡ｲﾔそれでも単純な二重三重のｵｰﾊﾞｰﾗｯﾌﾟを多様したﾄﾘｯﾌﾟ場面は元の色彩がとんでもなく素晴らしいこともあって見にきて良かった。

  2011.11.06

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• HENDRIX IN THE EAST

  休日の昨日は｢ｶｳﾎﾞｰｲVSｴｲﾘｱﾝ｣を見に行くかなと思ってたんですが､現在手掛けている一曲でｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞするために猫声の音源が必要で(ﾈｯﾄで拾えるやつはﾉｲｽﾞが大きく使い物にならない)､日本橋のﾚﾝﾀﾙ屋に探しに行くついでに電気屋街の中古ﾚｺ屋を久しぶりに探索したくなったので予定変更しました｡収穫はあまりﾁｪｯｸしたことのなかった中古DVD屋にて｢ﾊｳﾘﾝｸﾞ｣の去年出たﾘﾏｽﾀｰ盤と､ﾁｰﾌﾟな恐竜映画として見たいと思っていた｢燃える大陸｣｡しかし店名は伏せるがこの店､少々高額設定ながらも去年から今年にかけて展開しているSPOのﾎﾗｰﾏﾆｱｯｸｽの商品が揃っており､今後通わなければならない店に昇格｡そして近くの中古ﾚｺ屋をさらっとﾁｪｯｸすると前々回で書いたｼﾞﾐ･ﾍﾝﾄﾞﾘｯｸｽの｢IN THE WEST｣､俺が高校のときに持っていたﾅｲｽﾌﾟﾗｲｽ盤が新品同様のｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝでなんと\1050!この盤はﾗｲｳﾞのｺﾝﾋﾟﾚｰｼｮﾝで､各ﾃｲｸはそれぞれのﾗｲｳﾞがﾋﾟﾝで商品化されているので音源としては現在それほど価値のあるものではないんですが､この数年､高校ぐらいのときに持っていたCDを当時の仕様で集め直している俺としては是非とも手に入れたかったﾌﾞﾂなのであります(完璧に自己満足ﾜｰﾙﾄﾞ)｡ちなみに去年から今年入手したのはｹﾞｲﾘｰ･ﾑｰｱ｢Still Got The Blues｣伊藤政則のﾗｲﾅｰ付き初回盤(これのｼﾞｬｹにもｼﾞﾐが写ってるな)､ﾛｰﾘﾝｸﾞ･ｽﾄｰﾝｽﾞ｢Out Of Our Heads｣US版\2500代赤帯､｢Sticky Fingers｣ｿﾆｰの黄帯などなど｡他人にとってはﾜｻﾞﾜｻﾞ躍起になって探す価値の無いものばかりであります｡そして件のﾚﾝﾀﾙ屋(めちゃくちゃ品揃えがすごい)で無事に動物声効果音CDを見つけ､ﾌﾞｰﾂｨｰ･ｺﾘﾝｽﾞが2曲参加しているというｱﾆｿﾝｶﾊﾞｰ集を押さえ､ちょっと前から気になっていたﾃｸﾉ歌謡のｺﾝﾋﾟの曲目をﾁｪｯｸしてみたらやった！子門真人が歌うｽﾀｰｳｫｰｽﾞのﾃｰﾏに日本語詞を付けてしまった怪曲(YouTubeで見れますよ)と､羽賀建二の｢ﾈﾊﾞｰｴﾝﾃﾞｨﾝｸﾞｽﾄｰﾘｰのﾃｰﾏ｣という二大ﾊﾞｶｶﾊﾞｰが入っていて狂喜｡あっ､ﾀｲﾄﾙの｢HENDRIX IN THE EAST｣､兵庫県の西寄りに住むわたくしにとっては大阪はeastになるって意味ですって誰も知らんわ!!

  2011.10.23

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• 五福星

  WOWOWでｼﾞｬｯｷｰ･ﾁｪﾝ大特集やってますが2/3はDVD持ってるし､今後３枚３千円のｷｬﾝﾍﾟｰﾝで押さえる予定の分もありますが福星ｼﾘｰｽﾞではｼﾞｬｯｷｰはあくまでｹﾞｽﾄ､主演のｼﾞｮﾆｰ･ｼｬﾑ(ﾓｼﾞｬ公)やﾘﾁｬｰﾄﾞ･ﾝ(しゃくれ)がｳｻﾞいしｽﾄｰﾘｰも雑なのであんまり作品としては好かんということでｴｱﾁｪｯｸでもいいかな､と｡本当はTV放映版吹替音声収録(のはず)のDVDを押さえなあかんのかもしれませんがとにかくさっき久しぶりに五福星を見ました｡ｼﾞｬｯｷｰの出番は少ないもののﾛｰﾗｰｽｹｰﾄｱｸｼｮﾝはやっぱりｽｹﾞｰ｡ｻﾓﾊﾝもﾋﾞｼｯとｷﾒてくれます｡しかし80年代のサモハンは正義漢のジャッキーに対してちょっとどんくさいキャラであることが大半ですが(本人の戦略なんだが)、ジャッキーやユンピョウを痛め付けていたかなりのイジメっ子だったという七小福時代の力関係が頭によぎり、いつも複雑な思いで見てしまいます。ともあれ意外と楽しめた。改めて驚いたのはｼﾞｬｯｷｰの初期拳ｼﾘｰｽﾞに出てくる名前も知らない脇役がほとんどちゃうか､いうぐらい顔を出してること｡ｼﾞｪｰﾑｽﾞ･ﾃｨｴﾝやﾗﾑ･ﾁｪﾝｲﾝやﾏｰｽやﾀｲﾎﾟｰのことじゃなくて例えば酔拳で師匠(ﾕｴﾝ･ｼｬｵﾃｨｴﾝ)に賭博のｲｶｻﾏを見破られて逆ｷﾞﾚ､最終的に頭をｺﾌﾞだらけにされる奴とか､そのﾚﾍﾞﾙの､顔だけ覚えてるﾋﾟｰﾌﾟﾙがｿﾞﾛｿﾞﾛ｡なんか嬉しい｡P.S. ジャッキー特集の録画計画を立てるためにDVDの吹替音声収録状況をネットで調べてみたら、石丸博也師父の作品を徹底的に調べたブログを発見。ジャッキー作品についても至れり尽くせり調べてくれていました。福星シリーズには収録されていない模様。ちなみにプロＡは1には収録されているのに2には収録されていなかったりで、なかなかに手強いです。

  2011.10.12

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• ＨＥＮＤＲＩＸ ＩＮ ＴＨＥ ＷＥＳＴ

  長らく廃盤だったジミ・ヘンドリックスのライヴコンピ名作。レココレの裏表紙にリマスター盤復活の広告が載っていたので喜び勇んで買ってきました。 約20年前、高校生のときに初めて買ったジミのアルバムだ。 楽器も触ったことがなかった時期なので、プレイがどうのということはよくわからないまま散々聞いて、ジミにさほど思い入れのなかった大学のときに手放してしまっていたのです。 改めて欲しいと思ってもネットではCDは高値。まあ、そのうち神戸の中古屋に手頃価格で出ることもあるだろう。 俺は三十代になってから、年に一回か二回ぐらいジミを浴びるように聞きたいサイクルが訪れるんですが、前回のサイクルのときにこの「HENDRIX IN THE WEST」のドイツプレスのCD(恐らく俺が持っていた日ポリドールのナイスプライス盤も同マスター)をリップしたというファイルをダウンロード、ついでに手持ちのエクスペリエンスボックスに分散して収録されているテイク(ワイト島の2曲は抜けるが)を集めて独自のリマスター・エクスパンデッド・エディションを作って楽しんでいたのでした。しかしサンディエゴの「Red House」ばかり聞いていたんではありますが。 それが正規の再発となると買わずにはおれません。 曲目を見ると 順番が違う！ おまけにオリジナルに入っていないサンディエゴの「Fire」「I don't Live Today」「Spanish Castle Magic」を追加。 で、実際に聞いてみると、あれ？この「Little Wing」なんか違わね？ クレジットをチェックするとその「Little Wing」と「Voodoo Child (Slight Return)」はテイクが差し替えられているのでした。 そして曲順問題の答えを探しながらライナーを読んでいくと ジミ上級者の方には有名な話しなのかもしれないが、なんとオリジナル制作時にポリドールがA面B面を間違ってプレスしてしまったのだそう。「Electric Ladyland」のときと同じ過ちを犯していたんですね。 今回の再発、イマイチのテイクながらも(しかしワイト島ではこんだけ弾けてもイマイチと言われてしまうのだからジミも災難だ)英国への軽い挨拶としての「The Queen」と「Sgt. Pepper's」に始まり怒涛の「Voodoo Child」で締めるアルバム構成は、かなりイイ～ね！ さて、時間があるときにこれとエクスペリエンスボックスのテイクを並べ替えてオリジナルのリマスター盤を作るか。

  2011.10.10

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• 間違い探し！

  前回、新曲完成としてダウンロードリンクを貼りましたが、昨日気になっていた部分を修正した正真正銘完成バージョンを作りました。 暇な人は聴き比べに挑戦！ビートメイカーならどこを直したかわかるかもね。 wav→ http://www.megaupload.com/?d=ITX1GHS3 mp3(320)→ http://www.megaupload.com/?d=XNACGYS8

  2011.10.04

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• 新曲！

  現在、何年か前に作り溜めたデモをリメイクして完成させる作業が進行中ですが、とりあえず昨日の晩に一曲完成したんでダウンロードリンクをはっておきます。 「J.A.W.S. (Just Another Wild Style)」 mp3→ http://www.megaupload.com/?d=ZBH1UXZZ wav→ http://www.megaupload.com/?d=R764G7FJ わたくしの作品ダウンロード用ブログ「かやくごはんNEO」→ http://blog.livedoor.jp/lahbeatmk/からもリンクしてます。 曲の成り立ちを知りたい方はそちらからどうぞ。 今回は圧縮無しのファイルでアップしたんでダウンロードしたらすぐに聞けるようになってます。 手軽な試聴用にmp3tubeというYouTubeの動画無し版にもアップしようと思ったんですが、サイトが著作権問題で閉鎖、新たにできたmp32tubeでアップしようとしたが何回やってもエラーが出てよくわからんので今回はフリーダウンロードのみとさせていただきます。

  2011.09.27

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• こだわりの一品

  この度ゲットしたのは 「続・恐竜の島」 正編とともに淀川先生の日曜洋画劇場で何回か放映された、我々三十代半ばより上の世代にとっては思い出深い作品(のはず)。 正編の方は一応DVD化されてますが廃盤でレア。この続編はDVDになる可能性は低いので絶滅危惧種ビデオに入ります。 動きは大したことないものの、造形はかなり雰囲気出てる恐竜とか変な怪獣がいろいろ登場して楽しいんですが、原始人の部族の他に何故か日本の戦国時代の鎧そっくりのコスチュームを着けた凶悪な部族も登場。トホホ感満載＆製作が「スターウォーズ」より後なので、安易にストームトゥルーパーズ的なキャラを狙ったのでは？との詮索も許します。 タイトルの「こだわり」とは 現在中古で流通しているVHSは9割以上がレンタル落ち。いったん上から取り出せるケースに入れ替えられたものなので、売られているのはレンタル用ケースのままか、良心的な業者の場合は上の開いてないVHSのケースに戻してますが、ジャケとケースのサイズが合ってないことがほとんど。 個人的にはそこは出来るだけ合わせたいので、\100ぐらいのクズビデオを買ってきて中身は捨て、ジャケとサイズが合ったケースを探すことがあります。 今回もジャケがケースより小さく と、部屋を見たら、だいぶん前に小さ過ぎてどのジャケとも合わなかったケースが一本、捨てずにとっておいたのが残っていました。中身は確か加瀬大周のイメージビデオだったので躊躇なく捨てたやつだ。 試しに合わせてみると ピッタリ!! こういうときはすごく嬉しい。 更に、リサイクルショップ時代に会得したベンジン作戦でレンタルシールもきれいにはがして完璧です。

  2011.09.24

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• ピラニア

  現在リメイク版が公開中ですが、わたくしが見たのはオリジナル。久々に。米軍がベトナム戦用に生物兵器としてピラニアの新種を開発。が、終戦。行方不明のカップルを探していた女探偵がそうとは知らずに養殖プールを放水してしまう。まず、主人公の女が、何も知らないとはいえ、軍の施設に残って研究を続けていた博士が止めるのも聞かずピラニアを川に放ってしまうのにイラッ。 一番の責任を負うべきバカが良心の呵責に悩む様子が一切ないのにムカつきます。社会派ジョン･セイルズの脚本上では“軍”が悪いってことだから。転覆したボートの底に乗っている少年を助けるために、そのままイカダで近づけばいいものを博士が無駄にボートまで泳いでピラニアに喰われる無理矢理な展開もなんだかなあ。 軍の施設と、川の下流にあるちびっ子キャンプやリゾートとの位置関係がイマイチはっきりしないので、後の大パニックが取って付けたようなのも致命的。そこはサメの海洋アクションとは違うとこだから頑張ってほしかった。まあ、脚本に問題ありなのと、まだ「ハウリング」以降のダイナミズムを獲得していないジョー･ダンテ監督の力量が足りないことにより、世間では一応名作の誉れが高いんだが見直したらガッカリしてしまった。一番印象に残るのが、施設で遺伝子操作された？ハリーハウゼンの金星竜タイプの小さい大人しいモンスターだもんなあ。製作のチャコ･ヴァン･リューウェン(と読むと思う)とは元お色気女優だったという筑波久子のハリウッド･ネーム。続編であるＪ･キャメロンのデビュー作「殺人魚フライングキラー」も手掛けましたね。後のダンテ作品(映画版「トワイライトゾーン」とか「グレムリン」とか)の常連となるケビン･マッカーシーやディック･ミラーは師匠のロジャー･コーマン人脈であろう。マリオ･バーヴァのクラシック「血ぬられた墓標」のバーバラ･スティールが女性科学者役で随分老けて出てきたのには驚きました。

  2011.09.17

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• ブラインドフューリー

  ベトナム戦争で視力を失ったルトガー･ハウアーが、ギャングに脅されて麻薬を開発しているベトナム時代の友人とその息子を救う。盲目のハウアーの武器が刀を仕込んだ杖ということでＵＳ版座頭市です。DVDは廃盤らしいがレンタルには普通にあるのかもしれない。俺は随分前にサンテレビで放映されてデッキに保存していた吹替版を堪能。ハウアー＝故野沢那智で鬼渋です。B級アクションというには勿体ないほど面白く、ハウアーの名演にも支えられてクラシックの風格さえ漂う(褒め過ぎか)一品なのではありますが、クライマックス、悪の大ボスがハウアーの友人ともみ合ってショットガンを奪い合い、 殺し屋として雇われたショー･コスギ(Special guest appearance!)vsハウアー、で小杉さんは最終的に感電死 最後に残った一番いかつい悪の手下も倒し(この死に方は是非見てくれ！)そのまま感動のエンディングにオーバーラップえっ？大ボスは!?いつの間にか倒されたことになってるなんてすんごい始末が悪いよ(-_-;)せっかく絶賛してやろうと思ってたのに(;_;)

  2011.09.04

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• やっと直った！

  昔、友人の友人であるキング・ジョー氏が編集した和モノコンピをその友人からもらい、収録されている内田裕也の「マンジョキ・ロックンロール」他いろいろと愛聴していたのだが、中でもリズムクラウドなるバンドの「ネー・ネー・ネーチャン」という曲にはいたく感動していっときのヘビロテになっていた。 その曲は愛知県大須(大須って名古屋？)で活躍するバンドのオムニバス「アングラポップ・イン・大須・第３集」に入っているとのこと。 で、第３集を入手し、シリーズなので第１、第２も持っていないと気持ち悪いので遡って入手した。 第１集を聞いたら、 なんか耳がサワサワする。ベースの定位が変？とにかくベースが真ん中に無く、間違った拡がりがあって耳が痒くなるのだ。 これはCDのマスタリングかプレス前の工程にミスがあったに違いない。てかそんな状態で出すか普通(-_-;) いい曲がたくさん入っているのに残念。どうにかして修正できないものかとHDDレコーダーに取り込んで定位を逆さにしてみたり、いっそのことモノラルにしてしまうのも・・・やめとこ。と上手くいかないまましばらく放置していた。 前日別件で音の位相がどうの、という話題になり、はたと思い付いてHDDレコーダーの位相を反転させるスイッチを触ってみるものの結果は変わらず。 そこでステレオ音源を２つのトラックに分け、片チャンだけの位相を反転させてみると(左右どっちでもいいみたい) これや!! 無事に心地よく聞けるCD-Rができましたとさ。

  2011.08.14

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• 暑くてなにも書く気が...

  一応ﾋﾞｰﾄ制作とかやってますよ｡他にも怪談会で音響と舞台監督したり｡で､最近見た映画｡実写版｢ﾄﾞｶﾍﾞﾝ｣高校生ぐらいのときに朝日放送の午前枠でやっていて､その強烈なﾀﾞｻさにほとんどﾄﾗｳﾏを植え付けられていたわけだが､大人になった俺としては是非ｺﾚｸｼｮﾝに加えておきたい作品であった(とはいえ買う気はない)｡どこのﾚﾝﾀﾙ屋にも無かったのを意外に近場のTSUTAYAにあるのを偶然発見｡やっとｺﾋﾟれました｡作品としては､YT(山田太郎)役のﾃﾞﾌﾞ(野球はできる)の酷さとか､岩鬼が魚食う場面の酷さとか､殿馬役の拓ﾎﾞﾝが実録やくざ路線と比べてやる気なさ過ぎだとかいろいろあるんだが､ﾄﾗｯｸ野郎ほぼ全部や真田ﾋﾛﾕｷの空手ﾓﾉ他鈴木則文監督作品をたくさん通過した今となっては意外なほど“まとも”に感じた｡あくまで則文基準ではね(-_-)同じﾏｯﾊ文朱(夏子はん)出演ﾓﾉで最悪なのは大映の｢宇宙怪獣ｶﾞﾒﾗ｣の方だ｡そっちは是非見てください｡｢ﾄﾞｶﾍﾞﾝ｣､劇場公開時には渡瀬恒彦がﾊﾘﾎﾞﾃのﾌﾟﾚｼｵｻｳﾙｽと戦うｼﾞｬｽﾄ･ｱﾅｻﾞｰ･ﾄﾗｳﾏ映画｢恐竜･怪鳥の伝説｣と同時上映されました｡数年前､梅田でそのﾊﾟﾝﾌを\3500で大人買いした俺(-_-;)ﾘｱﾙﾀｲﾑで見に行ったｾﾌﾞﾝﾃｨｰｽﾞのﾁﾋﾞｯｺに乾杯！｢ｴｽｹｰﾌﾟ･ﾌﾛﾑ L.A.｣ご存じｼﾞｮﾝ･ｶｰﾍﾟﾝﾀｰ監督､ｶｰﾄ･ﾗｯｾﾙ主演のｸﾗｼｯｸ｢ﾆｭｰﾖｰｸ1997｣に続くｽﾈｲｸ･ﾌﾟﾘｽｹﾝ･ｼﾘｰｽﾞ第二弾｡前に｢要塞警察｣のこと書いたときにﾁﾗｯと出てきたね｡｢遊星からの物体X｣の他はﾁｰﾌﾟな小粒ばかりのｶｰﾍﾟﾝﾀｰ監督をそれほどﾘｽﾍﾟｸﾄしていなかった(姫路ではｸﾛｰﾈﾝﾊﾞｰｸﾞの｢ｻﾞ･ﾌﾗｲ｣と同時上映だった｢ｺﾞｰｽﾄﾊﾝﾀｰｽﾞ｣に超期待したのに全然ｵﾓﾛなかった経験もあり)ことﾌﾟﾗｽこの映画ではﾋﾟｰﾀｰ･ﾌｫﾝﾀﾞのｻｰﾌｨﾝ･ｼｰﾝがﾌｻﾞｹてる＆安過ぎる印象しか残らず､最初見たときには正直ｽﾞｯｺｹたんだが､こちらもやはりｶｰﾍﾟﾝﾀｰ監督にしっかりﾊﾏｯて｢ﾆｭｰﾖｰｸ～｣の方もｻﾝﾄﾗやTｼｬﾂまで買うぐらいまでﾌｧﾝになってしまった今となっては“かなり面白い”としか言いようがない｡ちなみにﾆｭｰﾊｰﾌ役！でﾊﾟﾑ･ｸﾞﾘｱが､整形外科医役で｢死霊のはらわた｣のﾌﾞﾙｰｽ･ｷｬﾝﾍﾞﾙが出ているのもﾎﾟｲﾝﾄが高い｡ちなみに２｢ﾆｭｰﾖｰｸ～｣に出演したｱｲｻﾞｯｸ･ﾍｲｽﾞは続編にも出たがったが勝手に粗筋を考えてきたので断ったそう｡あと昨日｢ｱﾘｹﾞｰﾀｰ｣を見たけど昼休み終わるんでひさびさのblogはここまで｡

  2011.08.12

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• ウルトラＱ

  WOWOWで放映中のｳﾙﾄﾗQを見てﾃﾞｨｽｸに保存するのに忙しい日々を過ごしております｡“売り”の高画質は結局､数年前にﾘﾏｽﾀｰされたﾃﾞｼﾞﾀﾙｳﾙﾄﾗﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ版の､今夏に発売されるBlu-ray版であるみたい(勝手に推測)で特に驚きはなかったんですが(合成のクオリティの高さには唸る)､久々に見ると内容やｷｬｽﾄの面での発見がﾁﾗﾎﾗ｡ｶﾈｺﾞﾝの回のｷｯｽﾞの敵=ﾋｹﾞｵﾔｼﾞが渡辺文雄だったり､後にｳﾙﾄﾗﾏﾝでｲﾃﾞ隊員を演じることになる二瓶さんが何回かｺﾐｶﾙな脇役をやってたり｡あ､そうそう､撮影第一回作品だった(と思う)｢ｸﾓ男爵｣には東宝怪獣ﾌｧﾝのお姉さま若林映子が出ていてすんごいｱﾀﾞﾙﾄ｡ﾊﾟｺﾞｽの回(｢虹の卵｣)では濃縮ｳﾗﾝを裸でﾄﾗｯｸに積んで輸送するという､当時の無茶苦茶な核に対する認識を垣間見れます｡さっき見ていたのは｢海底原人ﾗｺﾞﾝ｣｡漁師の役で超若い黒沢年男が出てます｡で､この漁師がﾗｺﾞﾝに海上を引っ張られるｶｯﾄがあるんですが､そこがなんだか｢ｼﾞｮｰｽﾞ｣に似てるんですよ｡他にもﾗｺﾞﾝはﾗｼﾞｵから流れる音楽に聞き入ったり｡言葉の通じない相手と音楽でｺﾐｭﾆｹｰﾄする､って勿論｢未知との遭遇｣だよな｡その前の回の｢2020年の挑戦｣で巨大化したｹﾑｰﾙ人が破壊する観覧車はﾏｻﾞｰｼｯﾌﾟ的であるともいえるし､｢1941｣のｱﾚだとも･･･黒澤明の大ﾌｧﾝであり､和ﾓﾉに大きな関心を持っていたにちがいないｽﾋﾟﾙﾊﾞｰｸﾞに影響を与えてる､と妄想するのも楽しい｡Qがﾘｱﾙﾀｲﾑでｱﾒﾘｶに輸出されていたのなら､の話しですが｡｢ﾗｺﾞﾝ｣には地殻の変動による島の沈没を予言する科学者が登場｡小松左京への影響は･･･!?

  2011.07.07

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• 何枚目のパープルレイン？

  超常ﾏﾆｱでもありﾌﾟﾘﾝｽﾏﾆｱでもあるわたくし､またｸﾚｲｼﾞｰなﾌﾞﾂを入手しました｡2009年に1stからﾗﾌﾞｾｸｼｰまでの紙ｼﾞｬｹSHM-CDが出ましたが､国内盤帯やｽﾃｯｶｰ付きは完品で持っているのでｽﾙｰしておりました｡しかし最近ﾌﾞﾗｯｸｻﾊﾞｽの3rdと4thのSHM-CDを入手してみると､家の小さいｼｽﾃﾑでも明らかに音が違うのでSHM-CDが気になっており､ﾌﾟﾘﾝｽの紙ｼﾞｬｹにも手を出し始めていたのでした｡まだ店頭在庫も少しあるし､ﾂｲていれば極美品が中古で安く手にはいるのでﾎﾞﾁﾎﾞﾁ集めようと思っています｡ﾔﾌｵｸ上ではたいがい定価ｵｰﾊﾞｰで出品されているので､先日冷やかしで｢ﾊﾟｰﾌﾟﾙﾚｲﾝ｣を検索｡すると見たことのないｽﾃｯｶｰ？付きの画像がﾋｯﾄ｡通常のUS盤なら初回のｶﾗｰﾃﾞｨｽｸ､ｾｶﾝﾄﾞﾌﾟﾚｽ以降でも変わらず紫と朱色で｢includes Let's Go Crazy｣だったかのｽﾃｯｶｰがｼｭﾘﾝｸの上から貼られていますが､これは青地に白文字の初めて見るｽﾃｯｶｰ？\400だったのでﾏﾆｱ心をいたくくすぐられ一発落札｡今日届いてみれば､件の青地はｽﾃｯｶｰではなくｼﾞｬｹに印刷されており､ｼﾞｬｹ裏の小さい文字はぼやけ気味､ﾚｰﾍﾞﾙもブートぽい質感でなくなんだかﾁｰﾌﾟ｡よくよくﾁｪｯｸするとﾌｨﾘﾋﾟﾝ盤なのでした｡ﾚｺｺﾚ誌で次回P様特集するときはいろいろ提供できるんだがなあ｡

  2011.06.30

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• ふるさと怪談!!

  いつもはﾋｯﾌﾟﾎｯﾌﾟや映画のことを書いているわたくしL.A.H.でおますが､実は子供のときからの筋金入り超常現象ﾏﾆｱ｡とくにUFO関係が好きなんですが､ここ数年実話怪談に夢中で､竹書房の｢超｣恐ｼﾘｰｽﾞを集めたり関西で行われる怪談ｲﾍﾞﾝﾄにかなりの率で出かけたりしております｡友人が怪談師をやっており､彼のｲﾍﾞﾝﾄにはだいたい行ってるんですが､今回は音響と舞台ｾｯﾃｨﾝｸﾞを手伝うことになりました｡以下､その友人､宇津呂鹿太郎さんの日記を転載｡あの『ふるさと怪談ﾄｰｸﾗｲﾌﾞ』がいよいよ兵庫県にやってきます！！｢地元に伝わる怖い話や不思議な話を蒐め､語り､書き記すことを通じて､その土地がもつ伝承や歴史に親しみ､ひいては世代間ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝの活性化､地域文化の振興へと繋げてゆこうとする気宇壮大な計画｣（『ふるさと怪談ﾄｰｸﾗｲﾌﾞ』公式ｻｲﾄより抜粋）それが『ふるさと怪談』ﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄです｡沖縄や鹿児島､大阪で開催され､今後も全国各地で開催予定の怪談ｲﾍﾞﾝﾄ､その兵庫版がいよいよ開催です｡出演は『ふるさと怪談』の生みの親ともいうべき､怪談専門誌『幽』編集長､東雅夫氏の他､地元兵庫に縁のある怪談の達人達が顔を揃えます｡もちろんその中には僕も混じってますよ｡また『ふるさと怪談』発足の切っ掛けとなった『みちのく怪談』ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄに関連して､ｲﾍﾞﾝﾄ内では未だ復興ままならぬ東北の被災地からのﾋﾞﾃﾞｵﾚﾀｰ上映や､『みちのく怪談』支援のための募金箱も設置します｡本ｲﾍﾞﾝﾄは被災地の精神的､文化的復興を助けるためのものであり､出演者､ｽﾀｯﾌの全てが無償にて参加する完全非営利のものとなります｡皆様のご参加をお待ちしております｡『ふるさと怪談ﾄｰｸﾗｲﾌﾞ』公式ｻｲﾄhttp://hurusatokwaidan.web.fc2.com/『ふるさと怪談ﾄｰｸﾗｲﾌﾞ in 兵庫』平成23年7月16日（土）○第一会場園田学園女子大学 3号館2階AVﾎｰﾙ（兵庫県尼崎市南塚口町7丁目29-1･阪急塚口駅下車徒歩10分）[開催時間]午後12時開場午後1時開演[入場料]無料[定員]100名[内容]･ｼﾝﾎﾟｼﾞｳﾑ｢兵庫の怪異･怪談-柳田國男50年忌の今-｣･ﾄｰｸと怪談｢震災と怪談｣[出演]埴岡真弓 （播磨学研究所研究員）笑福亭純瓶 （落語家）怪談社･紗那 （怪談師）妃月妖子 （歌手）宇津呂鹿太郎 （怪異体験談蒐集家）大江篤 （園田学園女子大学教授）東雅夫 （文芸評論家･怪談専門誌『幽』編集長）○第二会場旧尼崎警察署 2階剣道場（兵庫県尼崎市北城内48-4･阪神尼崎駅下車徒歩10分）[開催時間]午後6時開場午後6時30分開演[入場料]無料[定員]50名[内容]･怪談ﾗｲﾌﾞ｢兵庫県の怪談実話｣[出演]笑福亭純瓶 （落語家）怪談社･紙舞 （怪談師）妃月妖子 （歌手）景山歩美 （女優）宇津呂鹿太郎 （怪異体験談蒐集家）大江篤 （園田学園女子大学教授）東雅夫 （文芸評論家･怪談専門誌『幽』編集長）[主催]｢ふるさと怪談ﾄｰｸﾗｲﾌﾞin兵庫｣実行委員会[共催]園田学園女子大学大江研究室NPO法人ｼﾝﾌｫﾆｰ[後援]尼崎市尼崎市教育委員会[協賛]ｵﾝﾗｲﾝﾌﾞｯｸｽﾄｱ ﾋﾞｰｹｰﾜﾝﾒﾃﾞｨｱﾌｧｸﾄﾘｰ学研ﾊﾟﾌﾞﾘｯｼﾝｸﾞ筑摩書房ﾎﾟﾌﾟﾗ社東京創元社平凡社角川学芸出版※両会場とも駐車場はございません｡お車でのご来場はご遠慮ください｡※第二会場は土足厳禁です｡お越しの節はｽﾘｯﾊﾟ等上履きをご持参ください｡※第二会場は空調設備がありませんので､ご了承ください｡[申込･お問い合わせ]申込の場合は｢第一会場｣｢第二会場｣｢第一会場･第二会場とも｣のいずれかを明記の上､事前に下記までご連絡ください｡申込の際には必ず氏名､連絡先､参加人数を明記して下さい｡･ふるさと怪談ﾄｰｸﾗｲﾌﾞ事務局Eﾒｰﾙ：info■monga.jp （担当：門賀）（■の部分を@に変えてください）ﾂｲｯﾀｰ：@hurusatokwaidan （公式ｱｶｳﾝﾄ）･NPO法人ｼﾝﾌｫﾆｰFAX：06－6412－8444 （担当：松原）電話：06－6412－8026 （問い合わせのみ）

  2011.06.29

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• ハロウィン

  今週は風邪気味で､ある夜などは寝る前に見た｢女囚さそり第41雑居房｣で鬼演する白石加代子が夢に出てうなされたりしながら新曲作りと仕事に頑張っておりました｡今日は週末恒例のﾊﾟﾄﾛｰﾙ｡長いこと足を向けていなかった元町高架下､通称ﾓﾄｺｰの中古ﾚｺｰﾄﾞ屋をﾁｪｯｸしたら比較的最近入荷して壁に飾っているﾚｺｰﾄﾞの中に｢ｻｽﾍﾟﾘｱ2｣のｻﾝﾄﾗ国内盤帯付きが｡しかしこれは既に極美品を入手している｡で､その隣に飾られていたのはなんと去年その存在を知ってから今一番欲しいﾚｺｰﾄﾞになってしまっていたｼﾞｮﾝ･ｶｰﾍﾟﾝﾀｰの｢ﾊﾛｳｨﾝ｣ｻﾝﾄﾗ国内盤帯付きが!!　というのも｢ﾊﾛｳｨﾝ｣のｻﾝﾄﾗは監督のｶｰﾍﾟﾝﾀｰ自身がｼﾝｾでﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑしたのが映画で使われているｵﾘｼﾞﾅﾙで､今手に入る各種CDも当然そのﾊﾞｰｼﾞｮﾝです｡ところがこの｢ﾊﾛｳｨﾝ｣､日本で劇場公開するに当たってﾓﾉﾗﾙ？あるいは普通のｽﾃﾚｵ？では迫力が弱いというので､当時流行していたｻﾗｳﾝﾄﾞ方式(帯では｢ｽﾍﾟｰｽｻｲｻﾞｰ360方式｣)にするために日本でｶｰﾍﾟﾝﾀｰのｽｺｱを完ｺﾋﾟしたﾊﾞｰｼﾞｮﾝなのです(ものすごく未確認な情報)｡ｸﾚｼﾞｯﾄは｢ﾎﾞｰﾘﾝｸﾞ･ｸﾞﾘｰﾝ･Jr.ﾌｨﾙﾊｰﾓﾆｯｸ･ｵｰｹｽﾄﾗ｣という､恐らくはｼﾝｾを使える謎の日本人の変名です｡当時映画館で見たｵｯﾁｬﾝによると､｢確かに音は周りからﾋﾞｭｲｰﾝって迫力あったような気がするなあ｣とのことなので､日本でｻｳﾝﾄﾞﾄﾗｯｸを作り直して差し替えた説も可能性が薄いことはないと思われます｡当時の日本劇場公開版が実際どうであったのかは今後の調査を待ちますが､とにかく世界中で日本だけで一時期だけ流通したｶｰﾍﾟﾝﾀｰ映画のｻﾝﾄﾗ別ﾊﾞｰｼﾞｮﾝ(しかもｵﾌｨｼｬﾙ､恐らく超ﾚｱ)が\1980で手に入ったのはご褒美だとしか思われず｡

  2011.06.04

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• 本日の入手

  さて､密かにMAYのﾘﾐｯｸｽを作ってたりﾊﾟｿｺﾝがｳｨﾙｽにやられたりで忙しい日々を過ごしてますが､今日はやっと手に入ったとあるCDｼﾝｸﾞﾙを紹介｡YUKI from O.P.D.の｢Ruby｣であります｡篠原涼子や市井由理を排出した東京ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽﾄﾞｰﾙに対する大阪ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽﾄﾞｰﾙ､略してO.P.D.(今ならNMB48のﾎﾟｼﾞｼｮﾝ)のﾕｷです(武内やったっけ)｡このｼﾝｸﾞﾙ､ｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞの｢夢のWEEKEND｣をｸﾎﾞﾀﾀｹｼが手掛けていることで有名｡昔､ﾊﾞｧﾌｱｳﾄのｷﾐﾄﾞﾘ特集にｸﾎﾞﾀ仕事の一枚として掲載されていたんだが､高橋よしこ(後のSILVA)のｼﾝｸﾞﾙなんかより断然見つけにくくて長年探し続けていたｱｲﾃﾑ｡先日ﾔﾌｵｸであっさり落札､届いたのを早速聞いてみると曲自体は藤原ﾋﾛｼが作っていて(編曲はﾋﾛｼとｸﾎﾞﾀ､作詞がｸﾎﾞﾀ)ｽﾈｱの拍が変則ながらもお洒落なﾋﾞｰﾄなんだが､ﾗｯﾌﾟがまさにOh, What A Night!期のｸﾎﾞﾀさんそのまんま｡ﾗｯﾌﾟが上手くなれないことに開き直って(失礼)力を抜いた時期のｷﾐﾄﾞﾘのね｡ﾘﾘｯｸもあまりにｸﾎﾞﾀちっく｡てことはｸﾎﾞﾀさん本人のﾃﾞﾓが存在するに違いなく(俺も女子のﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽでﾃﾞﾓ歌ったことあっからよ)それはそれで聞いてみたい｡しかし現在のﾕｷさん､俺より年上なことを差し引いてもほんわかﾃﾚﾋﾞでのｵﾊﾞﾊﾝぶりには悲しいものがある｡当時は可愛かったよな､じんちくの皆さん｡DAWNのｲﾍﾞﾝﾄでおったよな｡

  2011.05.27

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• レジェンド

  今日は普通に元町をﾊﾟﾄﾛｰﾙしていたが､行き付けの中古ﾚｺ屋に新開地音楽祭のﾁﾗｼ｡前から知っていたんだが､先週の土曜だと思い込んでいて､先週は気分ではなくｽﾙｰしたのだった｡ところがチラシを見直すと開催は今日｡ﾑｯｼｭかまやつが来神します｡実はわたくしスパイダースの大ファン。これは行かなければ！18時から西宮の銭湯で働いてる？黒人ﾐｭｰｼﾞｼｬﾝ､ﾌﾚﾃﾞｨのﾗｲﾌﾞ｡この人は80年代にｱﾒﾘｶでｺﾝﾃﾝﾎﾟﾗﾘｰなﾌｧﾝｸ(おそらくｷｬﾐｵとかプリンス的な)をやっていて､来日してから演歌に感動してｴﾝｿｳﾙというｼﾞｬﾝﾙを確立したギタリスト｡と､安田謙一さんに教えてもらった｡その後に朝日放送の情報番組で紹介されたのを見たこともある｡オープニング、ジェフ･ベックばりのフュージョンを弾き倒したかと思えばシンセのイントロ･････ジャンプや！ヴァンへイレンの(-_-;)爆笑(心の中で)していたそのタイミングに安田さんを発見。挨拶する。以下キャミオの「ワードアップ」やら「上を向いて歩こう」やらベタベタ(しかしめちゃめちゃ上手い！特に巨体のベースがエグい！)のカバー大会に自分の曲を織り交ぜながらの進行が楽し過ぎてニヤニヤしっぱなし。ゼッペリンの「階段」のイントロを弾いたと思ったらヘビイな「カシミール」にスイッチ、いつの間にか自分の曲に持っていったとこは素晴らしかった。終了してターザン山下と司会の女子がなんとか間を持たせたあと、遂に伝説の登場！前半はなんとドラマーと二人でスパイダース大会。選曲はいつものアレやソレでしたがジュンやマチャアキのボーカル曲もすっかり自分のモノになっていてウットリ。ゴロワーズもやってくれて大満足。しかし坂本龍一の番組で細野晴臣が言っていた「枯れたミュージシャンの良さ」「老人力(失礼！)」をまざまざと見せつけられました。後半、ブルース･ザ･ブッチャーというバンドとのブルースセッション。これが異常に素晴らしかった。会場は激盛り上がり。かまやつさんは目立ってなかったけど。

  2011.05.07

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• ノロイ

  怪奇探偵小池荘彦をモデルにした小林というルポライターが失踪。彼が残した取材ビデオにはおぞましい怪の連鎖が記録されていた。「食人族」の系譜に直結するフェイクドキュメンタリー。竹書房ならぬ杉書房が登場。 ドキュメンタリービデオのフェイクにしては、役者によっても差があるが、いわゆる映画的演技が鼻につく場面も多く(特に架空の超常番組に登場する超能力者)、手持ちのカメラワークにも「そのズームとカット割りは無いやろ」→つまり前もって構成された映像に過ぎるので興醒め。編集もあまりにスタイリッシュで、微妙なポイントで中途半端。クオリティーは高いんだけど。 というわけで前半(トータル一時間ほどかと思っていたら二時間近くあった)はうーん～と思いながら冷静に見ていたわけだが、後半から畳み掛けてド迫力のクライマックスにはヤラレました。めちゃめちゃパワフル。以下ネタバレします。 胎児の群れに纏わりつかれる加奈の霊などのCGは寧ろ必要無し。マイナスポイントも多いが中々に恐ろしい作品です。

  2011.05.07

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• アーカイブ

  最近の日本語ﾗｯﾌﾟｼｰﾝにはめちゃめちゃ疎い俺ですが､80年代後半から90年代前半の先輩方の音源は情熱を持って集めています｡その頃の日本語ﾗｯﾌﾟ､ｸﾗｼｯｸであるないに関わらず一曲一曲に非常に重みがあるわけですが､あるｱｰﾃｨｽﾄの音源をある程度集めていくと､ｼﾝｸﾞﾙのB面やｵﾑﾆﾊﾞｽに提供したｱﾙﾊﾞﾑ未収曲とｱﾙﾊﾞﾑをCD-Rに纏めたくなるL.A.H.37歳の春です｡こういうのをｱｰｶｲﾋﾞｽﾄというそうで｡これまでにもﾀｲｸｰﾝ･ﾄｯｼｭやｷﾐﾄﾞﾘ､初期DJ KRUSHをｺﾝﾌﾟﾘｰﾄ､あるいはほぼｺﾝﾌﾟﾘｰﾄに纏めたCD-Rを作ってきました｡ｷﾐﾄﾞﾘなんかは音が小さくﾄﾗｯｸ頭のｷｭｰも中途半端な1stｱﾙﾊﾞﾑの原盤をﾘﾏｽﾀｰまでして大満足の出来｡本当なら欲しい人用にﾌﾘｰDLできるようにしたいんですけどね～なかなかそういうわけにもいかず｡で､このところ作っていたのがKRUSH POSSE､MICROPHONE PAGERのﾒﾝﾊﾞｰ関連｡恥ずかしながらMonday満ちるが秋吉満ちる名義で出した1stｱﾙﾊﾞﾑに収録の｢WAGAMAMA｣にKRUSH POSSEがﾌｨｰﾁｬｰされていることを最近まで知らず､まずその曲の12ｲﾝﾁを高値で購入｡しかしCD-Rを作るにはｱﾅﾛｸﾞ起こしではﾁﾘﾉｲｽﾞが入ったり定位に苦労するのでCDでｱﾙﾊﾞﾑを購入｡他はだいたいﾍﾟｲｼﾞｬｰの白盤やMUROのﾍﾞｽﾄ二枚ｾｯﾄから｡そもそも今回のCD-Rを作ろうと思った動機は、MUROのベスト「BACK 2 BACK」の二枚セットがペイジャーやソロの音源をシャッフルで分けていて、個人的にはそれをクロノロジカルにまとめたいと思ったから。KRUSH POSSEが自主制作のオムニバス「YELLOW RAP CULTURE」(昔は\20000で見たこともあるが今なら\5000も出せば手に入る)に提供した「K.P.」もデジタルで入ってるし(盤起こしだが)。KRUSH POSSEのCHAIN GANGが入ってるDANCE 2 NOISEなんかはﾌﾞｯｸｵﾌで簡単に手に入るが､DJ GOのｲﾝｽﾄが入ったREALTIME COMPACTやKRUSH feat.TWIGY名義の｢TWIGYの言い分｣が入ったｶｽﾀﾑCAR SOUNDTRACKSは軽くﾚｱかな｡徹底的に聞き直したペイジャー関連でやっぱり最高なのは、ACROBAT BUNCHがECDやキミドリやイーストエンドらをフィーチャーした企画盤「玄人はだし」に入ってる「MICROPHONE PAGER」のバンドバージョン。このドラムは凄い。勢い余りまくりのラップに痺れまくり。P.H.FRONのラップが一番好きなのです。

  2011.05.01

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• 忙しい

  このところなかなかに忙しくてブログ書くのもままなりませんが、軽く近況報告など。前回で俺が作った音源をYouTubeで聞けるようにしたことを書いたんだっけ。その後地震があり、しかしその翌日の土曜には前から予定だった元町の古本屋ちんき堂にて俺がメインでしゃべるイベント。恐竜化石の新聞記事ファイルやUFOのこと、お笑いのレコードのことなどしゃべった。　 その翌週には久々のDJ業。そのイベントで知り合ったダンサーの女子にショウ用のミックスを作ることを約束。 その翌週には尼崎で怪談会。 で、前の土曜午前まで、三週間ほど(毎晩9時ぐらいから深夜まで)かかって女子用ミックスを制作。選曲をいくつもボツにして意外に苦労してしまったがボランティア。土曜の午後に音源を渡しに。ギャラ代わりにL.A.H.の宣伝を熱烈依頼。他ビジネス話しなど。 そのすぐあとに三宮朝日ホールにてドキュメンタリー「こまどり姉妹がやって来るヤア！ヤア！ヤア！」を見る。感動した。昼兼夜飯を食ってから十三にてH井が在籍する劇団を見に。半分はつまらなくて半分はすごく面白かった。そのむねアンケートにも書いたが、H井と主宰に直接伝えて帰宅。これからしばらくはMAYがフリーダウンロードできるようにしているアルバムの、できれば全曲をリミックス。絶対全部オリジよりもヤバく仕上げることを自分に課しているのだ。

  2011.04.19

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• リニューアル

  こちらの【かやくごはんZERO】では文章で映画やヒップホップのことなどを書き散らかしていますが、兄弟blogの【かやくごはんNEO→http://blog.livedoor.jp/lahbeatmk/】では俺がこれまでに制作してきた音源を無料でダウンロードできるようにしています。先日新曲が完成した際にYouTubeの動画無し版、MP3TUBEなるメディアで試聴できるようにしましたが、この度それ以前のダウンロードのみだったアルバム中の何曲かもMP3TUBEにアップしました。いっぺん聞いてみてやっか、という殊勝な方は上記のアドレスからご覧いただけると幸い。

  2011.04.03

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• チェケダッチョ

  前回、新曲が出来たんでダウンロードできまっせ、というのを書きましたが、昨日YOUTUBEの動画無し版MP3TUBEなるメディアにアップしたんでダウンロードなんか面倒くさくて嫌じゃボケ！という方はこちらをどうぞ→http://www.youtube.com/watch?v=zmZGX14Q95I 気に入ってくれた方はblog【かやくごはんNEO】→ http://blog.livedoor.jp/lahbeatmk/ をも見よ！

  2011.03.11

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• 新曲できました

  題して「BATTLE FIELD」、昨日の夜中に完成。仕上げ作業で泥沼にはまり、"もうこの曲はダメかも(:_;)"とまで思いかけてましたが、この二週間ほどで突破口を見出だし何とか完成にこぎつけました。あまりにシンプル(そしてヘビイ)なトラックなんで、"ケッたいしたことないやん"と思う人もいるかと思いますが、これは18年ビートを作り続けてきた俺の現在のアートだ。http://blog.m.livedoor.jp/lahbeatmk/index.cgi【かやくごはんNEO】からどうぞ。リンク先をクリック→MEGAUPLOAD→フリーダウンロードのボタンをクリック(お金を払うと急速ダウンロードができるようになりますが必要ありません)→60秒ほど待つ→小さい四角が出て来るので保存先を指定して真ん中の保存ボタンをクリック→少し待つ→ダウンロード完了したらファイルを右クリックで【ここに解凍】すぐ聞けるmp3もありますが、圧縮していないFLACファイルでもアップしています。無料でダウンロードできるデコーダーがあれば高音質のWAVに変換できます。携帯からでは無理なんでＰＣからどうぞ。

  2011.03.07

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• ブルーレイ

  梅田のとある映画グッズショップでは週末に常連さんが集まって情報交換したりエロ話しをしたりします。俺は三ヶ月に一回ぐらいしか行きませんが一応常連と認められています。そこの映画マニアみんなの意見「ブルーレイなんか要らん要らん。あんなんよっぽどの大画面でしか違いわからんで。」俺もブルーレイの必要性を感じてなかったんですが(画質はともかく、そのときに見れない番組を長時間録画できるとして、それは結局見る時間が無いということだ)最近ブルーレイしか出ないソフトがチラホラ。ブルーレイ版の方が特典が多かったり(大好きな「死霊のはらわた」とかさ)。戦前のドイツＳＦ映画の大クラシック「メトロポリス」は時代を経るごとに紛失されていたフィルムが発見されて段階的により長いバージョンが発表されていっているんですが(80年代にはジョルジオ・モロダーのプロデュースで当時のロック・アーティストたちがサントラを担当した着色版なんかも出ましたね。あのバージョンもDVD化して欲しいな)、なんと今回ハンガリーだかどこかでまたまた数十分のフィルムが発見されたそうで現時点での究極版がブルーレイだけで出るんです。今日、CD-Rを切らしたんで近所のジャスコに買いに行ったらブルーレイの再生専用が\11800。来月買うか。

  2011.02.20

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• デモンズ２

  廃盤で入手がなかなか難しいDVDがやっと手に入り久しぶりに鑑賞。ダリオ・アルジェント製作、ランベルト・バーヴァ監督のゾンビシリーズ第二弾。高層マンションを舞台に、テレビで放映していたホラー映画中のゾンビがブラウン管から出てきて大パニックに。小学生時代のアーシア・アルジェントも出演！やっぱり父親似なのね(-_-;)監督が能力のあまりないランベルトであり、ゾンビ映画好きの間でも"しょーもな！"の意見が多いトンチキホラーですが、個人的には中学に入ったばかりの頃に一作目が「霊幻道士」と二本立てで公開されて大喜びで見たので思い入れがあり、その続編である本作も是非とも持っていたかったのであります。あらためて見ても緩くてガタガタではありますが、発見したのは数ヶ所、アルジェントが演出したと思しきシークエンス、カットが見られること。明らかに"違い"ます。カメラの動き、構図、カット割りがはっきりと80年代のアルジェント・タッチ。怪物化した犬に女が襲われて窓ガラス越しに絶叫してるカットとか、部屋に一人残された少年のサスペンスシーンとか。ランベルトに真似できるとは思えない。裏付けとなる資料は持ってませんが、アルジェントが現場で「ちょっとここ俺に撮らせてくれへん？」と言った可能性は大いにあるわけで。しかしDVDのマスターが酷く、画質が安いVHS並に甘い上に時々画面がブレるのだ(－_－＃)ニューマスター、特典映像多数のバージョン出ないかな。

  2011.02.18

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• 恐竜づくし

  この一月､胃腸炎や風邪でずっと調子が悪く､熱が下がってからも二週間ぐらい喉がﾋﾘﾋﾘして気が悪かったんだが､昨日耳鼻咽喉科に行ったら大分楽になったので久々に書きます｡先々週ぐらいに梅田のまんだらけでとある恐竜本をｹﾞｯﾄ｡俺が小学生のときに持っていた恐竜本でちょっとした謎の一冊があった｡恐竜博士として有名な小畠郁夫先生が書いたﾑｯｸ本なんだが､ﾘｱﾙな恐竜のｼﾞｵﾗﾏ写真多数で､小学生だった俺はいくつかの写真に【本物の恐竜？？？】とﾄﾞｷﾄﾞｷしたり､恐竜の皮膚の化石の話しが載っていて興奮したり､大好きなﾈｯｼｰについても少し書かれていたりしたのだった｡その本が無くなって四半世紀､もう一度それが欲しいと思っていたものの､それが小学館のｺﾛﾀﾝ文庫だったのかｹｲﾌﾞﾝｼｬの大百科だったのか秋田書店の大全科だったのかずっと謎であった｡まんだらけで【これはもしかして】とｹﾞｯﾄした一冊､完全にﾉｰﾏｰｸだった実業之日本社の｢全恐竜大百科｣でした｡新版だったので俺が持っていたのとは少し違う気もするが､写真や前書きにも見覚えがあり､皮膚の化石の記事もﾊﾞｯﾁﾘ｡これで気が晴れました｡先週､行きつけの中古CD屋で二割引きｾｰﾙ｡｢ｼﾞｭﾗｼｯｸﾊﾟｰｸ｣の1と2を激安でｹﾞｯﾄ｡その後別件で3もｹﾞｯﾄ｡先週から今日にかけて特典全部も含めて堪能しておりました｡1と2は言ってしまえば恐竜からｷｬｱｷｬｱ逃げる話しでｱﾄﾗｸｼｮﾝ性が強く､映画としての求心力には疑問が残るんだが､3はｶﾞｯﾁﾘﾀｲﾄでズバリ【家族】がﾃｰﾏのｽﾄｰﾘｰにも求心力があり､何よりT-ﾚｯｸｽより強いｽﾋﾟﾉｻｳﾙｽやﾌﾟﾃﾗﾉﾄﾞﾝ(恐竜映画史上で最高の描写だと思う)､新ﾃﾞｻﾞｲﾝのﾗﾌﾟﾄﾙ他､全ての恐竜がｶｯﾁｮよくて痺れます｡しかしながら一作目の歴史的偉大さはゆるぎなく､特典のﾒｲｷﾝｸﾞやﾃｽﾄﾌｨﾙﾑには感動しまくり｡今朝3を見終えて昼飯後､ちょっと前に買っていたｺﾏ撮り恐竜がいろいろ出て来るﾘﾝｺﾞ･ｽﾀｰ主演のｺﾒﾃﾞｨｰ｢おかしなおかしな石器人｣をこれまた小学生のとき以来に見ました｡ｵﾘｼﾞﾅﾙは脚本家が勝手に作った原始人語なんだが､広川先生の吹き替えで【俳優の口が動いてないのにしゃべってる】度はMr.BOO!をはるかに越えちゃったりなんかしちゃったりして～！

  2011.02.06

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• 見よ！

  俺の友人のblog。いろいろ教えられ考えさせられます。http://ameblo.jp/hikogoto/

  2011.01.13

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• 

  ＥＣＤ！

  遂にゲットだ！ ＥＣＤの1stアルバムから「漫画で爆笑だあ！」がシングルカットされていることは意外と知られていないのか？ かくいう俺も、何年か前にMAJOR FORCEのほぼ完全なディスコグラフィーをネットで見つけるまではその存在を知らなかった「漫画で爆笑だあ！完全版」。 この数年、MAJOR FORCE関連の12インチやCDをせっせと集めてきたが、欲しかったブツがかなり手に入って大分満足してきたものの、この「漫画～」だけは全く見ることはなかった。 ヤフオクのアラートに登録して二年半、先日遂にかかりました。 破格値で。 競ることを予想してある程度の金額は覚悟していたものの、探している奴が誰もいなかったのかアッサリそのままの値段で落札。 今日届きましたよ。 で、遂にベールを脱ぐ「完全版」 アレレ？アルバムとテイク同じ？ミックスがちょっと違うんか。「のこったのこった亀忍者、ハットリくんの【勝ち】」のブレイクが無いねんな。たまにディレイかかるんか。まあそれだけでも嬉しいや。 で、アルバムバージョンの終わりのとこから ビートというか上モノが変わって続きが アルバムバージョンの倍(-_-;) 驚愕(-_-;)(-_-;) 「KRS-ONEの鼻はよく見るとバカボンのパパと同じなのだ」やって(-_-;)(-_-;)(-_-;) カップリングの「HIP HOP GAME」はアルバムとほぼ一緒。 むっちゃ嬉しい。 これ、アナログも存在するんだが、手に入るんかなあ

  2011.01.08

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• 

  写真が

  消えとった。

  2011.01.05

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• センスあるのか？

  わたくし趣味のひとつが映画でして､ﾋﾞﾃﾞｵの時代には映画を保存する習慣はなかったんですが､7､8年前に一台目の録画できるDVDﾃﾞｯｷを買ってからｺﾂｺﾂと溜めてきたDVD-Rｺﾚｸｼｮﾝがあります｡最近､最初の頃に保存していたﾃﾞｨｽｸを再生するとｴﾗｰになることがちょくちょく｡ｺﾚｸｼｮﾝの中にはいまだDVD化されていない名作(ﾋﾞﾃﾞｵから落としたもの)や貴重な吹替版も結構ありそれらがｴﾗｰで見れなくなってしまうと悲しいのでﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟを取るようになりました｡盤面はﾈｯﾄ上にｱｯﾌﾟされているのをいただいてもいいんですが､思い入れのあるｺﾚｸｼｮﾝは自分でﾃﾞｻﾞｲﾝしたいもの｡昨日は｢ﾀﾞｰﾃｨﾊﾘｰ｣の山田康雄版､浜村淳の解説付きのやつを(写真1)｡｢ﾀﾞｰﾃｨﾊﾘｰ｣はｱﾙﾃｨﾒｯﾄ版DVDに吹替音声は収録されましたが､それはﾘﾏｽﾀｰされた綺麗過ぎる画面に70年代にﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞされたﾓﾉﾗﾙ音声が被るもの｡個人的には吹替版はできることならﾜｲﾄﾞ画面の左右を切った画質の悪いﾃﾚﾋﾞ放映されたﾊﾞｰｼﾞｮﾝで持っていたいのです｡余談になりますが､｢遊星からの物体X｣や｢ﾊﾞｯｸ･ﾄｩ･ｻﾞ･ﾌｭｰﾁｬｰ｣の二枚組では特典ﾃﾞｨｽｸにﾃﾚﾋﾞ放映版をそのまま収録といううれしい試みがなされています｡話し戻って､数年前に浜村淳の｢映画へようこそ｣で放映されたのは幸いその古いﾃﾚﾋﾞﾊﾞｰｼﾞｮﾝでした｡ｼﾞｬｯｷｰの｢酔拳｣や｢ｺﾞｰｽﾄﾊﾞｽﾀｰｽﾞ2｣しかり｡写真2は､ﾋｯﾁｺｯｸの｢ｻｲｺ｣のｼｬﾜｰｼｰﾝを演出した天才ｸﾞﾗﾌｨｯｸﾃﾞｻﾞｲﾅｰ､ｿｰﾙ･ﾊﾞｽが初監督したSF｢ﾌｪｲｽﾞ４戦慄！昆虫ﾊﾟﾆｯｸ｣｡ちなみにﾊﾞｽは映画｢悲しみよこんにちは｣のﾎﾟｽﾀｰやﾜｰﾅｰﾌﾞﾗｻﾞｰｽ､ﾐﾉﾙﾀ､ｺｰｾｰのﾛｺﾞをﾃﾞｻﾞｲﾝした凄い人｡この映画は劇場未公開ながらも昼のﾛｰﾄﾞｼｮｰなどでよくﾃﾚﾋﾞ放映されていたｶﾙﾄな名作なんですが､いかんせん知名度が低いのでDVDになりません｡ﾚﾝﾀﾙﾋﾞﾃﾞｵからﾀﾞﾋﾞﾝｸﾞしました｡このふたつの盤面､自分では相当気に入ってるんですが､ﾌﾟﾛのﾃﾞｻﾞｲﾅｰから見たら鼻で笑われるかな｡P.S.梅田の映画ショップの常連さんの一人は何の映画に誰が出ていたのかをめちゃめちゃ覚えていて、俺がこの「フェイズ４」の話題を出したときに映画自体はあまり覚えていなかったものの「え～とえ～と後でピーター・セラーズと結婚したお姉ちゃんが出とってん。え～と・・・リン・フレデリックや！」記憶力すごくね？

  2011.01.05

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• トロン ＬＥＧＡＣＹ

  遂に行って参りました。結論から言うとかなりよかった。行方不明の父親を捜しに行くという話しは古典的ではあります。面白味に欠けると見るか、気楽に見れると思うか。しかし、普遍的な感動がそこにはある。圧倒的な映像に浸ればよろしい。全てが美しく、何から何までがカッチョいい！「時計じかけのオレンジ」や「スターウォーズ」を思わせるくすぐりも楽しいが、これはワンアンドオンリーの「トロン」の世界だ。初作は割りと退屈な代物ではあったが、そのビジュアルが80年代以降の文化に与えた影響はやはりデカかった。これは意外に思うかもしれないが、３Ｄである必要はなかった。俺は姫路の劇場で見たんだが、システムの差かもしれないが、ほとんど立体感が無かったんだよ。残念ではあったけど映像の素晴らしさのために不満は覚えず。あと、個人的には「ONE MORE TIME」のイメージしかなく、正直商売気を感じていたダフトパンクのサントラがバッチリよかった。ジャーニーとユーリズミックスがかかって80'S魂を擦られました。

  2010.12.30

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• モトリークルー

  なんだ珍しくもない・・・って違うんだよ！ モトリークルーの1stアルバム「TOO FAST FOR LOVE」は当初インディーズ、Leathur Recordsからリリースされました。全10曲入り。 人気が拡大していくモトリーに目を付けたメジャーのエレクトラレーベルがそのインディーズ音源を買い取り、ロイ・トーマス・ベイカーにリミックス(簡単に言うと音の調整)させ、一曲抜いたのがメジャー版「TOO FAST FOR LOVE」。 オリジナルLeathur版は荒々しく軽めの音質がよりパンクっぽくてこちらのバージョンを好むファン多し。後にシングルのＢ面や日本企画のレア音源集「Raw Tracks」にLeathur版「Live Wire」他２曲が収録されたこともあります。 以上ファンには有名な話し。 2000年代に入り1stから「Dr. Feelgood」までをボックス化した際にボーナストラックとしてLeathur版全曲がＣＤ化されましたが、それを入手する以前にLeathur版レコードからＣＤに落とした海賊盤をわたくしゲットしていました。 しばらくしてボックスを中古で入手、先の海賊盤と比べると何の手違いかステレオの左右が逆になった間違いバージョン(実はたまにあること)。が、リマスターされた正規なので海賊盤よりはるかに音質は良く、わたくし機材を持っているので左右を元に戻したCD-Rを作って納得(ニヤニヤ)しておりました(その後お金に困ってボックスは手放す)。 今日は週末の元町パトロール。行きつけの中古ＣＤ屋に入るとうやうやしくディスプレイされたモトリーの1stが・・・値段を見ると・・高い！なんでやねん！ってよく見たらロゴの位置が違い、値段票には「オリジナルLeathur盤！」の表記。 えーっ！？わたくしメタルの専門店でこれより状態の悪そうなのを\20000ぐらいで見たことありますが、先程高い！と思った価格は実は破格の値段なのでありました。 しかしこれを精巧にコピーした偽物が存在するとの情報もあり、一応レジで「コレって本物ですか？」 「間違いないと思いますよ。」 即買いしたのであります。

  2010.12.25

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• 要塞警察

  知ってますか？ﾎﾗｰ映画の巨匠ｼﾞｮﾝ･ｶｰﾍﾟﾝﾀｰの初期大傑作｡移転の引き継ぎで人の少ない警察署を舞台に､ｽﾄﾘｰﾄｷﾞｬﾝｸﾞVS警察＋護送の途中で預かることになった重大犯の息詰まるﾊﾞﾄﾙ｡護送中の犯罪者=ﾅﾎﾟﾚｵﾝ・ウィルソンは｢ﾆｭｰﾖｰｸ1997｣のｽﾈｲｸ・プリスケンの原型にもなった｡ﾛｰﾚﾝｽ･ﾌｨｯｼｭﾊﾞｰﾝでﾘﾒｲｸもされましたね｡無茶苦茶ﾀｲﾄで､ｶｰﾍﾟﾝﾀｰの演出術全てが過不足なく詰まっているといってもよく､後の名作群～｢ﾊﾛｳｨﾝ｣や｢遊星からの物体X｣､｢ｺﾞｰｽﾄｵﾌﾞﾏｰｽﾞ｣その他諸々よりもむしろ完成度は高いと個人的には思う｡なによりﾅﾎﾟﾚｵﾝの男気には痺れまくり｡｢ﾏｯﾄﾞﾏｯｸｽ2｣や｢ｳｫﾘｱｰｽﾞ｣と並んで男の宿題と呼びたい本作のDVDは廃盤？品切れ？とにかく相当ﾚｱです｡俺は好き過ぎて二枚持ってますが｡ｶｰﾍﾟﾝﾀｰは自分の映画に自らｻﾝﾄﾗを作曲することでも有名ですが､｢要塞警察｣でも安いｼﾝｾで安渋いﾄﾗｯｸを提供｡で､ｶｰﾍﾟﾝﾀｰの音楽はｴﾚｸﾄﾛやﾃｸﾉのｱｰﾃｨｽﾄに人気が高いんですが､｢要塞警察｣のﾃｰﾏをﾊﾞﾝﾊﾞｰﾀか誰かが引用したﾄﾗｯｸがあるとの情報あり｡さっきﾎﾞﾑ･ｻﾞ･ﾍﾞｰｽのCD聞いてたらMEGAMIXにそのﾒﾛﾃﾞｨが挿入されてました｡

  2010.12.02

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• 死去

  怪談会の待ち合わせ場所のTSUTAYA千日前店で映画秘宝を立ち読みしていたら日野康一先生死去の記事｡享年81歳｡ﾌﾞﾙｰｽ･ﾘｰを始めとしてｸﾝﾌｰ映画を徹底的に日本に紹介した偉人であるとともに､子供向け書籍で強烈なﾎﾗｰ映画のｽﾁｰﾙをﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾚｲｱｳﾄして我々を恐怖に陥れた人｡秋田書店の｢ｼｮｯｸ残酷大全科｣で､ﾔｺﾍﾟｯﾃｨの残酷ﾄﾞｷｭﾒﾝﾄやら｢ｼﾞｬﾝｸ｣とかの死体ﾄﾞｷｭﾒﾝﾄやら飛行機で遭難したﾗｸﾞﾋﾞｰﾁｰﾑの人肉食事件ﾄﾞｷｭﾒﾝﾀﾘｰ｢ｱﾝﾃﾞｽの聖餐｣やらﾊﾟｿﾞﾘｰﾆの映画に出てくるｽｶﾄ○のｼｰﾝやらをちびっこに紹介｡多くの人(含俺)の人生を狂わせた偉人でもあります｡ちなみに俺は同書を､小学二年のときに亡母にねだったら母は中身を確かめもせずにｱｯｻﾘ買ってくれたのだ(-_-;)結果的に､我が人生にとってものすごくよかったと思ってます(-_-;)(-_-;)写真は大人になってからｳﾞｨﾚｯｼﾞ･ｳﾞｧﾝｶﾞｰﾄﾞで買い直した美品｡平成5年6版｡同時期にそれを知らない友人が一冊送ってくれたので我が部屋には2冊あります｡

  2010.11.28

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• ミッシングリンク

  怪談に行くため金曜の仕事が終わると大慌てで帰宅､友人と21:30難波で待ち合わせていたので兵庫の西から急いで山陽電車に｡急ぎ過ぎて21時に到着｡こないだから買おうと思っていたｱﾚを探しにﾀﾜﾚｺへ｡出たばかりなので面出ししてました｡しかもｾｰﾙで\1000｡ﾗｯｷｰ！ﾘｰ･ﾍﾟﾘｰお抱えﾊﾞﾝﾄﾞUPSETTERSの｢THE GOOD, THE BAD, AND THE UPSETTERS｣(写真右下)ﾍﾟﾘｰの研究本｢定本ﾘｰ"ｽｸﾗｯﾁ"ﾍﾟﾘｰ｣によると､ﾍﾟﾘｰは関わらずにﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞされたｱﾙﾊﾞﾑ｡しかし好物のｵﾙｶﾞﾝｲﾝｽﾄでこのｼﾞｬｹだ｡ずっと欲しかったのだ｡ﾍﾟﾘｰが関わっていないからかなかなかCD化されなかったが､先日ﾚｺｰﾄﾞｺﾚｸﾀｰｽﾞ誌の旧譜再発欄に発見｡ちなみにｼﾞｬｹ写は初期ﾋﾞｰﾄﾙｽﾞを撮ったﾃﾞｿﾞ･ﾎﾌﾏﾝだそうです｡写真左下は前から持っていたｱｯﾌﾟｾｯﾀｰｽﾞのﾍﾞｽﾄ盤｡怪談会が朝に終わり､一旦帰宅して寝てから晩から三宮で飲み会だったので元町に戻り､りずむぼっくすのﾚｹﾞｴｺｰﾅｰをﾁｪｯｸしたら写真上が入荷してました｡これはｱｯﾌﾟｾｯﾀｰｽﾞの曲とｱｯﾌﾟｾｯﾀｰｽﾞがﾊﾞｯｸをつけたｼﾝｶﾞｰの曲のｺﾝﾋﾟ｡

  2010.11.28

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• 怪談会

  実話怪談「新耳袋」の著者である中山市朗先生のイベントが27日零時、道頓堀でありました。ゲストは雲谷斎というおっちゃんと怪談作家の田辺青蛙さん。深夜零時スタートの長丁場であり。仕切りもややグダグダで途中寝てしまう人(俺も)多数。怪談自体の満足度は七割といった程度でしたが、それでも河童の写真話しなど「オオッ！」なのもいくつか。そしてわたくしほとんど人生初の怪奇現象体験！田辺さんが、お寺をやっている自分のおばあちゃんからまわってきたといういわくつき市松人形を持ってきました。両手両足が無い異常な状態のそれをいろいろ触り、テーブルの上に置いたときに一瞬子供のような高い声で笑ったのです。会場のほとんどがその声を聞きしばらく騒然。中山さんの人柄からも自分主催のイベントでそんな仕込みをするはずもなく。あれはすごかった。イベント終了後、怪談仲間たちと朝Mac。怪談社の紙舞氏に秘蔵の心霊写真を見せてもらい盛り上がりましたよ。

  2010.11.28

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