私が、毎朝通勤で乗る電車は異常なくらいに混みあっている。
都内には、こんなにも大勢の人が働いているのだなと
いつまでたっても慣れない満員電車で思う。
毎回、知らないサラリーマンの胸の中にスッポリ納まったり、
抱きかかえられてそうな体勢で、ジッと我慢する状況だ。
まあ、それが意外にイケメンならば結構嬉しいが。（爆）
そうじゃないクタビレ系が多いので、
不快指数はかなり高い。
て言うか、同じことを相手も思ってはいるだろうから・・・お互い様ってことでね。
まあ、
そんな、憂鬱な車内で唯一、心を紛らす物は・・・
電車の中にある、中吊りや小さいテレビ？（電車の扉の上に備え付けのあるでしょ？アレ）
それを、ぼーっと見つめていると、色々な東京の情報や料理や美容やNEWSと・・・
幅広く情報を発信している。
つい先日も、いつもの通り、ギューギューと押し付けてくる、
おやじの肩越しにそのテレビを覗いていたら・・・
ある格言的な言葉が現れた。
ホラ、私そういうの好きじゃない？
それで、読んでみると。。。
『あなたの前にいつも立ちはだかる壁は、壁ではなく 扉かもしれない』
と、現れた。
なるほどー。共感。
そうね、考え方次第よね。
私の勝手な解釈では、いつも同じ失敗を繰り返していたり、
何度も壁だと思う困難なものが
自分の前に立ちはだかると言う事は。。。
多分、大きな壁だといつも思って・・・
・・・乗り越えてないんだ。毎度毎度。
扉だと思えば、結構容易く開けて向こう側に簡単に行けるんだよ。
だから、そんな時はそこから、逃げてばかりいずに自らその扉を開けないと
次にステップアップなんか絶対に出来ないんだ。
同じことを永遠に繰り返すだけなんだと・・・。そう思った。
「いい言葉だな」・・・なんか胸に沁みた。
そう、今度何か悩みにぶち当たったり、自分で同じことを繰り返しそうになったら、
「扉を思い切って開けてみよう」
逃げることは、一番手っ取り早くて、とっても簡単で、
何より弱い自分自身に対して一番ずるいことなんだ。
一番つまんないことなんだ。
だって、いつまでも変らない自己嫌悪な自分でいろってことなんでしょ？
弱い自分が分かるからこそ、扉を開いて向こう側を覗いて、勇気を持って飛び込んで
その中で、自分を変えるしか方法は無いんだな。
そう、思った。
うーん、、、よく悩みを壁に例えるけれど・・・
扉だと思ったことは一度も無かった。
何か、ポジティブシンキングになれるチャンスな言葉を
こんな混んで最悪な車内で出会えるとは・・・
意外に。。。満員電車も悪くない。
もしも、満員でなければ、気晴らしに見上げたりしてないかもしれない。
ギューギューと押されなかったら・・・目に入らなかったのかもしれないよ。
そう思うと、悪いことでメゲるより、
今、自分の身の回りにある幸せの数を数えることの方が、
どんなに大事で楽しいことか。
満員電車のお陰で、自分の気持ちを大きく変える言葉に出会えた喜び。
それを考えてるうちに、降りる駅に気楽に着いたしね。
階段のすぐそばに降りれたよ。
その日一日は、会長のワガママにも耐えられたし。
ふと浮かんだアイデアが仕事に通ったり。
もちろん、イヤだなと思うことがあっても。。。
数えてみると、楽しいことの方が私には多いのだ。
扉ですよ、扉。
壁じゃなくて、、、扉よ。
勇気を出して開けて進もう。人生一度しかないもの。
壁と間違えてそこから逃げずに、取っ手を押して開けて入って進もう。
絶対に、新しくて素晴らしい自分に出会えるはずだから。
そう、言い聞かせて、そう信じてやることが脳の自己啓発には
最高にいいと・・・
科学者の茂木健一郎の「脳科学」の本に書いてあった。
脳ミソは、ポジティブ好きだから。
ポジティブだけを考えてるといいんだってさ。
と、話がそれちゃったけど・・・
塗り壁的な怪物は。。。。
自分と云う鍵で
簡単に開く・・・扉になるんだね。
ps,壁があると思えば、本当に壁が立ちはだかってしまう。by,城山三郎
