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テーマ:リハビリ・介護・住環境(344)
カテゴリ:リハビリ・介護・住環境
海外からやってきた『リハビリ』という言葉の日本語訳… ご存知ですか? いまだに日本でも『リハビリテーション』という言葉のままです。 リハビリが最も発達したのはアメリカです。きっかけは戦争です。 第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争…兵隊の平均年齢は20歳前後。 そんな若者が地雷を踏んで足が吹き飛んだり、弾丸が貫通して手がだめになったり。 手足を切断せざるをえない人がたくさん出ました。 ですが、20歳前後の若者ですから人生はこれから! 結婚して、子供を育てて、人生を作っていかなければならないのに、 ここで人生が終わったら大変ですよね。もう一度、社会復帰しなければならない! ということで、リハビリテーションが発達したわけです。 だから、若くてやる気があることが前提になってます。 戦争で負傷し、足を切断して歩けない状態に対して、懸命にアプローチします。 その結果歩けるようになれば、若者は自動的に「歩ける」→「歩く」と自発的な行動になります。 この「できない」を「できる」ようにするために、作業療法士や理学療法士は一生懸命やります。 *************************************************************************** このリハビリテーションの流れが日本に入ってきました。 日本はその頃、高度経済成長期。リハビリは労災病院を中心に発達していきました。 ビルや道路の建設…若い肉体労働者がケガをして、労災病院に運ばれてきます。 このような人たちも、若くて家族・子供がいるからやる気マンマン! 骨折してしまったら、治療→リハビリをして、歩けるようになったらさっさと退院。 早く実生活に戻って、稼いだ方がいいですから。 戦争の頃のアメリカと同様に、「できない」ことを「できる」ようにすればOKだったのです。 ところが高齢社会の現在は、これで許されますか? ──────────────────────────────────────── ←ライブドア版 「リハビリは創造力!」 どうぞごひいきに! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.16 12:31:52
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