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カテゴリ:プライベート日記
続きを書こう、書こう、と思っていたら・・恐ろしいことに、前回の日記の日付から約1ヶ月が経過してしまっているではありませんか!
月日が経つのが早く、少し怖いくらいでございます。これは、早く年を取るはずですね・・
というわけで、ネタ的にはとっくに旬を過ぎておりますが、一応2日目の記録を残しておこうと思い、書き始めてみます。
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▼大覚寺
京都から嵯峨野線で、約30分。嵯峨嵐山で下車、徒歩15分弱で、大覚寺へ到着しました。
こちらの敷地内であらゆる時代劇の撮影が行われていることは、時代劇好きの間ではかなり有名だと思いますが、一般的な知名度はどうなのでしょうか?
蒸し暑い中、しんと静まり返った廊下で一休みすると、すーと涼しい風が。暑くてたまらなかったはずですが、不思議なことにとても気持ちよく感じました。
kyoto_070816_1.jpg
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▼昼食 ~東映太秦映画村前にて~
大覚寺からバスで、映画村前まで。
本当は歩こうかと思ったのですが、暑さに少しめげてしまいました。

バスを降りると、ちょうどお昼どき。とりあえず入る前にどこかで昼食を、と考えて周囲を見渡すと、映画村の正面にあるこじんまりとした居酒屋「侘助」に目が留まりました。表にお昼の定食メニューが出ていて、「はも天定食 1,500円」が気になったのでとりあえず入ることに。
しかし、残念ながらはも天は終わってしまったとのことで、焼き魚定食を注文。

kyoto_070816_2.jpg

私達が店に入ると、楽しそうに会話をする5~6人のおばさまたちが、大きなテーブルを囲んでお食事を楽しんでおられました。
おばさま方の談笑で店内はにぎやかでしたが、雰囲気は落ち着いているし、焼き魚もおいしいし、ふらりと入ったお店でしたがとても満足致しました。

「ピロロロロ・・・」

食事をしていると、どこかで携帯が鳴り出す音が聞こえました。

「あれっ、誰ー?」
「あ、うちのや」

どうやら、おばさま方のうちのお一人の携帯だったようで、何気なく会話が始まりました。

「あー、もしもしー?・・うん、今なー、太秦。みんなでお昼食べてんねやけど・・・あー、うんうん。・・あ、したらな、ハンコついて渡せばええから。
・・・ハンコやハンコ!いつものとこにあるやんか。タンスの一番上の・・・そーそー。・・・あと、“ピー”やるの忘れんといてな、“ピー”。・・・」(続く)

“ピー”とは、私が自主規制している訳ではありません。本当に、「ピー」とおっしゃっていたのです。
果たして、「ピー」とは一体何なのか・・・?
全体のお話から察するに、回覧板に押すハンコではなさそうでした。恐らくお店を経営していらっしゃるお家の奥様だとは思うので、何かの機械?だとは思うのですが・・・わかりません。今でも、あの「ピー」の正体が気になって眠りが浅くなってしまいました。そして、残念ながらもうそれを知る術は無いでしょう。
人様のお宅のハンコの場所を盗み聞きするつもりは無かったのでございますが、つい聞き入ってしまいました。
できればハンコのしまってある場所は、出発前にお留守番の方に伝えておいた方がよろしかったのでは、と思います。

そんなことを考えていると、カランカラン、とドアの音がして、何やら会話をしながら、新しいお客さんが2人入ってきました。

「・・・向こう行ったら、なんや全っ然ちゃうやんか。おまえがあっちやゆーからぐるーーっと周ってしもたわ・・・」

お見受けしたところ、私たちと同じく旅行者のようで、初老のご夫婦でした。
どうやら、映画村の入り口の場所?のことで、奥様と意見の相違があったようでございます。
奥様は静かに黙ったまま口ごたえもせず、少ししょんぼりとしたご様子でした。
席に着くと、ご主人は真っ先に、
「焼酎の水割りな~。水ぎょうさんたのむで。おまえも飲むやろ?」
と、ご飯よりも先に飲み物を注文しておりました。
日中にアルコールを飲むと体から水分が抜けやすくなって、この猛暑では熱中症になる可能性があり、あまり好ましくはないのですが、口げんかをしながらも奥さまにも気遣うところがほほえましく、優しいご老人でございました。

ちなみにお断りしておきますと、これはネタではございません。すべて、実話でございます。
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▼東映太秦映画村 いよいよ本番です
映画村に入る前からいきなり楽しい出来事に出会い、幸先の良いスタートを切れた私どもでございました。

映画村に行くのは初めてでございましたが、日光江戸村のような感じを想像しておりましたので、特に楽しみにしていたわけではありません。
では、なぜ行ったかと申しますと。

kyoto_070816_3a.jpg「暴れん坊将軍」でおなじみの、白地に墨で大きく「正義」と書かれた扇子が欲しく、かねてから探していたからでございます。
ご存知の無い方々へご説明致しますと、クライマックスでその回の中心人物がピンチになった際、吉宗の投げた扇子が「シャーッ!」っと飛んできて、悪者の手元に当たって刀を落とすというのが、「あば将」の定番シーンでもあるのです(扇子を飛ばさない回もありますが)

今をときめくマツケン関連グッズですし、「あば将」はちょうどパチスロなどで世間にも再認知されておりますので、舞台公演の際のグッズ販売所やマツケングッズを扱うところで当然買えるものと思って楽観しておりましたが・・・ないのです
楽天は勿論のこと、ネットで検索を致しておりましたが、ヒットするのはパチスロ攻略のページばかり・・。
半ば諦めていた私でございましたが、ちょうど京都旅行に行くことになったため、もしかしたら・・!という願いを込めて、この太秦映画村に望みを託すことに決めたのでございました。

お土産エリアを発見すると、早速扇子を探して周りましたが、マツケングッズのコーナーにはありませんでした。
扇子はありましたが、「松平健」と書かれたもののみ。(念のため断っておきますと、私は暴れん坊将軍のファンではありますが、松平健氏のファンというわけではございません)
諦めかけた時、隅の方にある扇子売り場に目が留まりました。時代劇とはあまり関係がなく、花柄などの普通の扇子のお店でしたが・・

あったのです。そのお店の隅に、ひっそりと。

私たちは狂喜して2本購入し、大切に持ち帰ることを誓ったのでございました。

また、売店から出て少し歩くと「暴れん坊将軍コーナー」という展示コーナーもございました。
セットで使っていた上様が座られるセットの一部や、台本などの細かい展示物も見ることができました。本物の「正義」扇子ももちろん飾ってあり、深い感動を覚えた次第でございます。
kyoto_070816_3c.jpg

もちろん、多少時代劇をたしなむ身(?)でございますので、扇子だけのために高い入場料を払ったわけではありません。
撮影セットさながらの映画村の中も、楽しく拝見致しました。
ナイトスクープで有名になった、あの名斬られ役・福本清三氏も不定期で出演するという殺陣ショーは見られませんでしたが(後日、8月には案内の無かった「福本清三ショー」というものをサイトにて発見し、かなり悔しい思いを致しました)、実際に撮影で使っているセットの公開をしている日だったので、写真を撮りつつ、じっくりと拝見させて頂きました。
kyoto_070816_3b.jpg
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▼とりあえず歩いて帰る。知恩院~二条城付近まで>
そんな感じで、映画村を後にし、知恩院へ向かって歩き始めました。
知恩院をの中を通り抜け、市の中心へ向かってのんびりと歩いてゆきました。
どんどん、どんどん歩きました。

そして、いつの間にか、二条城まで戻ってきておりました

いえいえ、冗談ではありません。本当です。
どれだけアホなことかなのは、京都を知る方でしたらおわかりかと思います。
タクシーやレンタサイクルもよろしいのですが、のんびり自分のペースで写真を撮りながら歩くのが好きなのでございます。

二条城の近くに、友人に勧められたお店がありましたので、そこで夕食を頂くつもりで向かっておりましたが、歩いているうちに着いてしまったというわけでございました。はも料理は絶品でした。

帰りについてはかなり大雑把にまとめてしまいましたが、大変申し訳ないことに、そろそろ書くのに疲れてきてしまった次第でございます。
自分で日記を始めておいて、なんとも間抜けなことでございます。

また、8月16日は五山送り火の日でございました。
見に行ってもよかったのですが、あいにく上記のように歩き倒したものでございますから、夕飯の後はすぐにホテルに帰り、再び外に出る気力が残っておりませんでした。人ごみも苦手ということもあり、NHKでゆっくりと鑑賞させていただきました。

その代わり、夕方帰り道を歩いている途中で、準備が整った「大」の字を見ることが出来ました。↓
kyoto_070816_4.jpg

3日目に続く・・・・のか?!
その前に少し気分を変えて、明日は最近お休みしていた商品レビューを書くことにしましょう。





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最終更新日  2007/10/19 11:26:10 AM
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